公開20周年を記念して4Kで鮮やかに蘇る『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』の予告映像、場面写真が解禁された。

刺激と絢爛、情熱の時代であった19世紀パリ・オペラ座では仮面をつけた謎の怪人・ファントムの仕業とされる奇怪な事件が続いていた。ファントムは若く美しいオペラ歌手クリスティーヌに才能を見出し、彼女に音楽の手ほどきをし、クリスティーヌはファントムを“音楽の天使”と信じてプリマドンナへと成長する。幼馴染の青年貴族ラウルに愛されながらも、孤独な魂と情熱を持ったファントムに心を惹かれていくが、ある日ファントムの仮面の下に隠された秘密を知ってしまう。一方怪事件が続くオペラ座では、ファントムを捕まえようとラウルたちが立ち上がる——。

ガストン・ルルーの小説を元に、アンドリュー・ロイド=ウェバーが1986年に作曲し、ロンドン・ウエストエンドにあるハー・マジェスティーズ劇場で初演された「オペラ座の怪人」。日本では、劇団四季によって1988年から各地でロングラン公演を果たしており、世界で1億6,000万人が観劇、2004年にはロイド=ウェバー自身が製作・作曲・脚本を務め、ジョエル・シュマッカー監督とともにこだわりぬいて映画化。映画版では、舞台では描かれないファントムの出生の秘密やラウルとの決闘シーンも追加されている。パリ・オペラ座を舞台にした豪華絢爛な美術と衣装や装置の数々、高さ約5m、幅4m、2万個からなるスワロフスキー・クリスタル製のシャンデリアは圧巻。巨大なシャンデリアが落ちていくシーンは息をのむスペクタクルだ。主演のジェラルド・バトラー、エミリー・ロッサム、パトリック・ウィルソンら主要キャスト3人は全ての歌唱を本人が行い、映画のためにロンドンのアビーロードスタジオにてフルオーケストラで収録された。

今回解禁された予告映像は、モノクロからカラーに映像が切り替わる中、スワロフスキーの巨大なシャンデリアがオペラ座に落下する―『オペラ座の怪人』の最も象徴的なシーンから始まる。バックに流れるのは、誰もが一度は耳にしたことがあるであろう有名なタイトルロール曲「オペラ座の怪人(The Phantom of the Opera)」。そこに続くのは、華やかなパリ・オペラ座での舞踏会と忍び寄る不穏な事件、そして本作の世界的ヒットで大ブレイクしたジェラルド・バトラーが演じる“ファントム”の登場と歌声。世界で1億6,000万人が熱狂したミュージカルの金字塔が最高のスクリーンで蘇る、その魅力を余すことなく切り取った映像となっている。

併せて解禁された場面写真は13点。ポスターにも採用、ファントムとクリスティーヌが寄り添うメイン写真のほか、豪華絢爛の舞台となる<パリ・オペラ座>を映し出したカット、ファントムの恋敵・ラウルとクリスティーヌが仲睦まじく舞踏会に参加する様子や、ファントムが自身が隠れて暮らす地下へと、クリスティーヌを優しく、彼の手を添えながら案内する姿など、いずれも<悲しくも美しい愛の物語>があふれ出てくるようなカットとなっている。

予告映像

『オペラ座の怪人 4Kデジタルリマスター』は2024年6月14日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督:ジョエル・シュマッカー
出演:ジェラルド・バトラー、エミー・ロッサム、パトリック・ウィルソン
© 2004 The Scion Films Phantom Production Partnership