山中瑶子監督×河合優実主演映画『ナミビアの砂漠』のカンヌ版予告編とポスターが解禁され、併せて追加キャストが発表された。

19歳という若さで撮影、初監督した『あみこ』(2017)がPFFアワードで観客賞を受賞、第68回ベルリン国際映画祭フォーラム部門に史上最年少で招待され、香港国際映画祭やカナダのファンタジア国際映画祭など各国の映画祭で評判となり話題をさらった山中瑶子監督の本格的な長編第一作となる本作。主役に抜擢されたのは、2021年に公開された『由宇子の天秤』、『サマーフィルムにのって』の演技で数々の映画賞の新人賞を総なめにし、最近ではテレビドラマ「不適切にもほどがある!」で話題を呼ぶ河合優実。公開当時学生だった彼女は『あみこ』を観て女優になりたいと思い、山中監督に「いつか出演したいです」と直接伝え、本作でその思いが叶えられた。

本作は5月14日[現地時間]からフランス・カンヌで開催される第77回カンヌ国際映画祭の監督週間に出品されることが決定している。今回解禁されたカンヌ版ポスターは、謎のピンクの背景に河合演じる主人公カナの後ろ姿が映っている。ここはどこなのか、彼女は笑っているのか、泣いているのか。私たちの想像を掻き立てるビジュアルだ。21歳のカナは自分が人生に何を求めているのかさえわからない。何に対しても情熱を持てず、恋愛ですらただの暇つぶしだ。カンヌ版予告編では、疾走するカナ、弾けんばかりの笑顔、怒り、虚無・・・カナの爆発寸前のエネルギーをみずみずしく、そして魅力的に演じる河合優実の真骨頂ともいうべき姿が見て取れる。

併せて追加キャストが発表された。カナと徐々に関係を深めていく自信家のクリエイター、ハヤシを演じるのは、ドラマ「おっさんずラブ」(2018)で注目を集め、ドラマ「腐女子、うっかりゲイに告る。」(2019)で初主演、その後も映画『サマーフィルムにのって』(2021)、NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(2022)、『52ヘルツのクジラたち』(2024)など様々なドラマ、映画に出演する金子大地。また、カナと同棲し、身の回りの世話をやく恋人・ホンダを演じるのは、2017年に俳優デビューを果たし、同年『ナミヤ雑貨店の軌跡』で第27回日本映画批評家大賞の新人男優賞を受賞、翌年『菊とギロチン』では第92回キネマ旬報ベスト・テン新人男優賞他獲得し、ドラマ、映画ともに活躍する寛一郎。

そのほか、カナを取り巻く面々として、『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』(2023)の新谷ゆづみ、ドラマ「不適切にもほどがある!」など様々な映画、テレビで活躍する中島歩、日韓両国で活動、活躍する唐田えりか、『悪は存在しない』(2024)の渋谷采郁らが出演、それぞれ印象深いキャラクターを演じ、本作を唯一無二の作品へと昇華させている。金子大地、寛一郎も、山中瑶子監督、河合優実と共に、カンヌ国際映画祭に出席する。

金子大地(ハヤシ役)コメント

いつかご一緒したかった山中監督、そして河合さんを始めとする素敵なキャスト、素晴らしいスタッフさんとこの作品が作れたこと、そしてその作品をカンヌで世界の方に観ていただけること、自分がどれだけ恵まれているかということをつくづく感じます。
カンヌをきっかけに1人でも多くの方にこの作品を観ていただけるかと思うと興奮が醒めません。自分にとって大切なこの作品が多くの人に届きます様に。
宜しくお願いします!

寛一郎(ホンダ役)コメント

生々しくシュールでシニカル、だけどチャーミング。監督、脚本、役者、スタッフの皆さんが素晴らしく。
今までにあるようでなかった映画になっていると思います。
そして嬉しいことに、この作品がカンヌ映画祭で上映されることが決まったとのこと。
今日の日本の若者の恋愛観や物語の展開に、海外の皆さんがどう反応してくれるのか楽しみです。

カンヌ版予告編

『ナミビアの砂漠』は2024年に公開
監督・脚本:山中瑶子
出演:河合優実
金子大地、寛一郎
新谷ゆづみ、中島歩、唐田えりか
渋谷采郁、澁谷麻美、倉田萌衣、伊島空
堀部圭亮、渡辺真起子
配給:ハピネットファントム・スタジオ
©2024『ナミビアの砂漠』製作委員会