「週刊少年ジャンプ」から生まれた笑撃の時代劇ギャグ漫画を連続ドラマ化した連続ドラマW-30『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』のキャストが発表された。

「週刊少年ジャンプ」で連載された仲間りょうのギャグ漫画を連続ドラマ化した本作。立派な武士を目指して日々精進すると言いながら、努力しない武士校生・磯部磯兵衛のぐうたらで突っ込みどころ満載な日常を描く。主人公・磯兵衛役を演じるのは、WOWOWのドラマ初主演となる杉野遥亮。「磯兵衛だったら、どう行動するか」と真摯に役に向き合い、原作のキャラクターを捉えた杉野の演じるあらん限りのダメ人間は必見だ。脚本・監督は細川徹。自らの演出イメージを脚本にみごとに落とし込み、前代未聞の時代劇コメディに仕立て上げた。さらに撮影は東映京都撮影所にて行ない、時代劇の常識を破壊する限界に挑み、真面目にふざけたドラマが誕生した。

今回、本作を盛り上げるキャストが発表された。本作を盛り上げるナレーションを担当するのは、平泉成!時代劇でありながらSFという摩訶不思議な作風を、メタ的なユーモアを加えながら平泉が面白おかしく進行する。そして、杉野遥亮演じる磯兵衛が、理想の磯兵衛役を妄想して配役を提案するという、まさかのエピソードも。主役のキャラクターとしてあるまじき展開は、ドラマオリジナル。本作の世界観を踏襲しながら、各エピソードをバラエティ豊かにする為のこの奇天烈な発想を了承した原作者・仲間りょうの懐の深さも伺える。こちらでは3人の実力派俳優がアナザー・磯兵衛を演じる。新木宏典はミュージカル風に物語が進行するかっこいい磯兵衛を、徳重聡は往年の時代劇を彷彿とさせる劇画タッチで本格時代劇俳優風な磯兵衛を、そしてナレーションも務める平泉成は完徹(完全徹夜)ができることを証明しようと躍起になる磯兵衛を演じる。

次に、原作ファンの中でも人気が高い、武士校の「先生」役を綾田俊樹が演じる。見た目は普通の老人だが、実は腕っぷしが強く、生徒へのスパルタ指導も繰り出す最強クラスのびっくりお爺ちゃん。秋山竜次(ロバート)が演じるのはナニガシという世捨て人。どうやら人間離れした特技をもっているらしい。そして、眞島秀和が演じるのは「大人になった磯兵衛?」。向上心がなく成長しないはずの磯兵衛が大人に…?「大人になった磯兵衛?」がいつ登場するかはお楽しみに。

連続ドラマW-30『磯部磯兵衛物語~浮世はつらいよ~』は7月よりWOWOWにて放送・配信開始
※第1話無料放送(全10話)
出演:杉野遥亮、鈴木福、長濱ねる、マキタスポーツ、津田寛治、三宅弘城、檀れい
ゲスト出演:平泉成、徳重聡、新木宏典、秋山竜次(ロバート)、眞島秀和
©仲間りょう/集英社  ©WOWOW