「おいしい給食」シリーズ劇場版最新作『おいしい給食 Road to イカメシ』のスペシャル映像が解禁された。

市原隼人主演「おいしい給食」シリーズは、給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。1980年代のある中学校を舞台に、甘利田と彼を取り巻く子供たち、大人たちのさまざまな人生模様が食欲をそそる給食バトルと共に紡がれていく。昨年10月より放送されたシリーズ第3弾ドラマを経て公開される劇場版最新作『おいしい給食 Road to イカメシ』では、北の地・函館に赴任しても己の給食道を追及する中学教師・甘利田を演じる市原隼人。甘利田が教育係を務める女教師に大原優乃。甘利田を完膚なきまでに打ちのめす食のライバル生徒・粒來ケンを演じるのは田澤泰粋。他に栄信、いとうまい子、六平直政、高畑淳子、小堺一機らお馴染みのレギュラー陣が勢揃いするほか、新たに石黒賢が参戦。泣いて笑って、おなかがすいて、老若男女が楽しめる、極上の給食スペクタクルコメディが誕生する。

今回解禁されたスペシャル映像では、season1から続く給食バトルの熱き歴史を振り返りながら、撮影の舞台裏を丁寧に解説。そして、甘利田幸男を演じる市原隼人ら出演者のインタビューを交え、いよいよ公開する最新作『おいしい給食 Road to イカメシ』の魅力を紹介していく。

中学教師・甘利田幸男は、北の地に降り立った。隠し持った真の目的はアレを味わう事。だが赴任から一年以上経つもアレが献立に登場する事は無い。ただひたすら北の地のご当地給食を日々満喫していた。ある日、席替えをきっかけにストーブ前に陣取った生徒・粒来ケンの給食魂に火が付いた。その独創性に完膚なきまでに打ちひしがれる甘利田。その日以来、甘利田にとっての給食道は、闘いの獣道となっていく。幾度かの給食バトルを経て、二人には不思議な絆が生まれ始める。先生と友達になりたいと言う粒来。その真の意味を解さない甘利田だが、粒来ケンは甘利田にとって、いつしか無くてはならない存在となって行った。

帰国子女の副担任、甘利田をライバル視するノッポの体育教師、人はいいが押しが弱い校長先生、甘利田をおちょくることに生きがいを感じる給食のおばちゃん、豪快でおせっかいでセーターが派手なPTA役員、店先で常に何かと戦っている駄菓子屋のババア。あまりにも個性的な面々は映画版でもノンストップだ。映像では、石黒賢演じる等々力町長と対峙する甘利田のバトルもスペシャル映像内で見ることができ、出演者たちが語る見どころもご覧いただくことができる。

「根本的には変わらず、滑稽ながらも好きなものを好きと、一生懸命に、必死に、生きる甘利田の姿をご覧いただいて、皆様の活力にしていただきたいと思っています。そして 函館の地、今までには無かった雪の中での『おいしい給食』が、どれだけ繊細で温かくて優しくて愛に溢れていて、さらに激動の給食愛に翻弄されているドラマが生まれたか、是非見て確認していただき、更に、『season2』の終わりにイカ飯が美味しいという噂を聞いた甘利田が、食べることができたのか、どう相まみえたのか、それも是非楽しみにしていただきたいです」と作品の魅力を語る市原。

そんな市原と共演した大原は市原の印象を「いやあもう尊敬しかないですね。市原さんは大変だと思うんですけれど、私は給食の日が香盤表にあると、『あぁ今日も楽しみだな』って思いながら、ファンの気持ちで現場に入らせてもらってるんです。私もメシテロの作品に出させていただくことが多くて、美味しく綺麗に食べるって一番お芝居の中で難しいなって思ってることでもあるんですが、 本当に細かいところまで脚本を読み込まれて、かつ面白く美味しく綺麗にお芝居されているのを見ると、本当にすごいな、かっこいいなって思いながら見させてもらっています。本当に体当たりで、妥協っていう言葉をこんなにも知らない方は初めてみました。自分がこの作品を終えてから、どうしたらいいかわからない時とか、頑張れないかもってもし思ってしまう時があったら、市原さんを思い出したら何でも頑張れちゃうって思うぐらい、毎日熱い背中を見させていただきました」と語り、「愛先生を演じさせていただく中ですごく感じたのは、甘利田先生は正義だなっていつも思っていて、明日も頑張ろうって思えるような気持ちになれる、本当に温かくて愛のある素敵な作品なので、是非劇場で見ていただきたいと思います」と最新作の見所を語ってくれた。

そして本作のメガホンをとった綾部監督は「ドラマ版でずっと積み上げてきたものが、いよいよ映画版で爆発します。甘利田がどういう風に映画版ならではのダイナミックな給食の食べ方をするか、甘利田は果たしてイカ飯を食べられるのかが見所の一つです。そして、粒来ケンとの関係性がどうなってくのか。ケンが映画版では色々なピンチに陥るんですけども、それをどう教師として甘利田が支え、見つめていくのか。さらには、新たに給食に危機が訪れます。コロナ以降、日本や世界中に流れている人と人との関係性が分断されたような、嫌な空気を、僕らなりに打破したいという願いを込めています。甘利田と粒来ケンが現代と同じように、“前向き給食”や“黙食”をどう打破するのか。誰が決めたのか分からないルールをどういう風に打ち破ってくれるのかというのが実は裏テーマになっています。その中で甘利田とケンの関係性がどう発展していくのかというところも是非見ていただきたいです。笑って楽しく観ていただけたら見所が満載ですので、是非劇場で見ていただけたらと思います」と率直な気持ちを語った。

「皆様が期待する甘利田先生がスクリーンに帰ってきます。是非お近くの劇場でご覧ください」と公開前から最新作のPRの為精力的に各地へ舞台行脚を重ねてきた市原。赴任して2年も甘利田を待たせたヤツとの対峙はいかに。映画全体でどういった展開が繰り広げられるのか―。

スペシャル映像

また、5月24日の公開初日から入場者プレゼントとして、甘利田とイカメシの対面シーンをとらえたキラキラステッカー「イカメシール」が数量限定&先着順で配布される。

『おいしい給食 Road to イカメシ』は2024年5月24日(金)より全国で公開
監督:綾部真弥、田口桂
出演:市原隼人、大原優乃、田澤泰粋、栄信、石黒賢、いとうまい子、六平直政、高畑淳子、小堺一機
©2023「おいしい給食」製作委員会