「聖☆おにいさん」初の実写映画『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』の第2弾キャストが発表された。

<神の子イエス>と<仏の悟りを開いたブッダ>が東京・立川の風呂なし6畳一間アパートでふたり暮らしをしながら下界でバカンスを満喫している日常を描く大胆で斬新な描写で、今や原作累計発行部数1700万部を超える異色のギャグ漫画「聖☆おにいさん」(著:中村光/講談社「モーニング・ツー」連載中/既刊21巻を初の実写映画化した本作。メガホンを執るのは福田雄一監督。主人公・イエスを演じるのは松山ケンイチ。もう一人の主人公・ブッダを染谷将太が演じる。

今回、イエスとブッダを取り巻く“Team天界”のメンバーとして、梵天、ミカエル、弁才天、帝釈天、そして戦いの仙人の5つの役どころが発表された。宇宙の原理が人の姿になった存在である梵天には、2007年の映画『神童』で俳優デビュー、以後、映画、ドラマそして舞台とマルチに多くの作品に出演、どんな役どころでも存在感を放つ演技で魅了し続ける賀来賢人。ドラマ「今日から俺は!!」(2018)や映画『新解釈・三國志』(2020)など多数の福田監督作品に出演していることもあり、長髪で太眉のがっしりとした体形、スーツ姿といういで立ちで、押しが強くプロデューサー気質を持ち合わせた梵天の役どころに安定感のある演技を見せている。

天使の軍団を率いる天使長のミカエルには、「三代目 J SOUL BROTHERS」のパフォーマーであり、『クローズEXPLODE』(2014)で映画デビューして以後、俳優としても活躍の場を広げている岩田剛典。劇場映画としては『新解釈・三國志』以来の福田監督作品への出演となり、ウェーブのかかった金色長髪、見目麗しい大天使ミカエルをコメディセンスたっぷりかつ美しく演じている。

音楽や芸術を司る女神の弁才天には、今年1月クールのドラマ「恋する警護24時」でのヒロイン役での記憶も新しい
白石麻衣。映画『スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼』(2020)でのヒロイン役でも迫真の演技を見せた白石。女優としてはもちろん、モデル、バラエティMC、そしてブランドディレクターを務めるなど、活躍の幅を大きく広げている白石が、本作で福田作品に初参加する。

そして、雷を司る軍神の帝釈天には、映画『亡国のイージス』(2005)で第29回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞、その後も良作に出演を続けている勝地涼が扮しています。『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018)、ドラマ「志村けんとドリフの大爆笑物語」(2021)以来の福田監督作品への出演となる勝地。本作では切れ長の目の面長に超高級ブランドのスーツというスマートな見た目ながらも、時に荒っぽい口ぶりになる帝釈天のギャップを勝地ならではの色に染め上げている。

また福田作品には欠かせぬ人となっている佐藤二朗が本作でももちろん出演決定。今回の役名は、戦いの仙人。映画オリジナルキャラクターで、イエスとブッダが修行を積む際に登場する謎の仙人役に挑む。福田監督とは数多くタッグを組んできている佐藤の今作の出演シーンは、福田監督作品の歴史に残るシーンとなる予感も…。

さらにTeam天界の5人のメイキング映像が公開された。冒頭、梵天、ミカエル、帝釈天の3人がイエスとブッダに何かお願い事をしている様子…。これまでにも福田作品で強烈なインパクトを残してきた賀来賢人、岩田剛典そして勝地涼の3人だからこそ、強く濃く、それでいて緩さを感じられるキャラクターを作り上げていることがとてもよく分かるメイキングだ。また大きな声でダメ出し、演技指導をする白石の振り切った演技は、福田組初参加とは思えないほどコミカルなものに仕上がっている。佐藤に至っては、セリフのようなアドリブなのか、アドリブのようなセリフなのか、どこまでがアドリブでどこまでがセリフなのか…本作でも間違いなく楽しませてくれることがとても伝わってくる。

Team天界特別メイキング映像
賀来賢人(梵天役)コメント

聖☆おにいさん、映画化!
梵天役をやらせて頂きました、賀来賢人です。
原作から役のイメージを膨らませた結果、目力に意識を持っていき丁寧に表現を追求しました。
今回の手応え的に、何らかの賞は取ると思います!泣きそうです。
スタッフキャストの皆様、本当にありがとうございます。カンヌ、ヴェネチア、ベルリン、ありがとう!

岩田剛典(ミカエル役)コメント

"聖☆おにいさん"を福田監督で初の実写映画化と聞いて、とても挑戦的で楽しみな企画だと思いました。
登場人物は歴史上の色んな神話に出てくる、一度は耳にしたことのある神様ばかりです。
僕は天使長ミカエルを演じました。天使長ということで、天使らしく飛ぶシーンを想定して高いところから吊るされる覚悟をしていましたが、蓋を開けてみたら出演シーンのほとんどが畳の上でした。
福田組エンタテインメントが炸裂していますので、ぜひぜひ劇場でお楽しみください。

白石麻衣(弁才天役)コメント

この度は映画『聖☆おにいさん』に参加できることを大変嬉しく思います。台本を読ませていただいた際に、本作のユーモアと神様の融合にクスッとしたのが強く印象に残っています。
私が演じる「弁才天」という役は、音楽や芸術を司るキャラクターであり、その魅力を存分に表現できるよう努力いたしました。
皆さまに笑顔を届けられる作品となっておりますので、ぜひ楽しみに待っていてください!

勝地涼(帝釈天役)コメント

「聖☆おにいさん」の連載当時から、漫画を読んでいたので、今回の映画化を聞いた時は、作品のいちファンとして、とても嬉しかったです。
原作の世界観を面白おかしく映像化できるのは、福田雄一さんしかいないと思います。
松山くんと染谷くんのおふたりが醸し出す空気感は、イエスとブッタそのもので、その中に自分が参加できることは、楽しみしかありませんでした。
撮影現場は、福田組常連の賀来くんと岩田くんを含む5人のシーンでしたが、
第一声をどう発するのか、各々のせめぎ合いもあり、ヒリヒリした感じが心地よかったです。毎度のことですが、「福田さんは笑ってくれているのか?」と常に探りながら(笑)。
原作ファンの方も、初めて見る方も、ゲラゲラと笑いながら楽しめる作品に仕上がっていると思いますので、期待していてください。

佐藤二朗(戦いの仙人役)コメント

なぜなのだ。なぜ記憶がないのだ。なぜ福田雄一作品に限り、記憶がないのだ。出た記憶がないのだ。おそらく福田作品は「どうかしてしまわないと」できないからだと思うのだが、原作は以前よりもちろん存じあげているし、松ケンも将太も大好きな俳優で、今回の映画化に大いに期待を寄せるものだが、え何?…「戦いの仙人」役?…ふふ。俺のイメージキャストはあの俳優さんだな。うん。断然あの俳優さん。ふふ。楽しみだな。…あ俺か。俺がやってるのか。これはもう、劇場にてこの目で確認するしかあるまい。

『聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~』は2024年12月20日(金)より全国で公開
脚本・監督:福田雄一
出演:松山ケンイチ、染谷将太、賀来賢人、岩田剛典、白石麻衣、勝地涼、佐藤二朗
配給:東宝
©中村光/講談社 ©2024映画「聖☆おにいさん」製作委員会