伝説のロッカーの再生と若き歌姫の誕生の物語『はじまりの日』が10月5日(土)より名古屋先行公開、10月11日(金)より全国で公開されることが決定した。

モントリオール映画祭で最優秀ドキュメンタリーを受賞した「健さん」、故・樹木希林さんが企画・出演した「エリカ38」などで注目を集める日比遊一監督の最新作『はじまりの日』。本作は従来のミュージカル映画とは一線を画す、フィルム撮影にこだわった抒情的な映像と魂の歌声で紡ぐ大人のための音楽ファンタジー。

主演を務めるのは元JAYWALKのボーカリストとしてミリオンヒットを飛ばし、「何も言えなくて…夏」にて日本レコード大賞を受賞したロックスター・中村耕一。ヒロインを演じるのは2020年5月シングル「Pride」でソニー・ミュージックレーベルズ/アリオラジャパンからメジャーデビューし、その歌唱力、表現力にミュージカルでも注目されているシンガーの遥海。

かつて一世を風靡したロックスターと、未来の歌姫という世代を超えたコントラストの中で描かれるのは、再び光を放つことへの優しい視線と自信を小さな一歩へ変える勇気。そして脇を固める実力派の俳優陣が物語をさらに味わい深いものに導いている。

ストーリー

かつてロックスターとして一世を風靡した「男」(中村耕一)。ある事件がきっかけで、音楽を封印し、ビルの清掃会社で働きながら質素に暮らしている。仕事場とアパートを往復し、生きる意味を問う事すらしない男の日々。かつて男のファンだった同僚の寺田(山口智充)が唯一心ゆるせる相手だ。男の隣人は会社の同僚の「女」(遥海)だった。夜な夜な女と母親(高岡早紀)の激しいやり取りが男の部屋に響き渡ってくる。ある日、公                                          園で一人口ずさむ女の歌声に大きく心を揺さぶられる男。それをきっかけに男の日々は、ゆっくりと動き出す。男は、女の才能を確信し、昔の同僚である音楽プロデューサーの矢吹(竹中直人)にその歌を聴くよう頭を下げる。矢吹に断られながらも通い詰める男。女の可能性を信じたアシスタント望月(岡崎紗絵)のサポートもあり、女は次第にチャンスを掴んでいく。そして男もまた自分の歌が、他人の心に灯をともすことに気づかされる出来事が…。

『はじまりの日』は2024年10月11日(金)より全国で公開、10月5日(土)よりミッドランドスクエア シネマ名古屋で先行公開
監督・脚本・プロデュース:日比遊一
出演:中村耕一、遥海
高岡早紀、山口智充、岡崎紗絵、羽場裕一
尚玄、鈴木美羽、宍倉秀磨
秋野暢子、麿赤兒
竹中直人
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
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