『怪盗グルーのミニオン超変身』の日本語吹替版キャスト報告会が6月10日(月)に都内で行われ、笑福亭鶴瓶、片岡愛之助、山田杏奈、児玉すみれ、三木眞一郎、小林ゆうが登壇した。

2022年に世界中で社会現象を巻き起こし、累計約10億ドル(約1,543億円/5月16日現在のレート)の興行収入を記録、国内では2022年度興行ランキング洋画アニメNO.1に輝いた『ミニオンズ フィーバー』。あれから2年、今年の夏、世界最高興行収入を誇るアニメーション・シリーズ『怪盗グルー』の最新作『怪盗グルーのミニオン超変身』がスクリーンに登場する。

今回行われたイベントには、シリーズ1作目の『怪盗グルーの月泥棒』から14年にわたり、主役グルーを務める笑福亭鶴瓶に加え、グルーの高校の同級生でライバルで超宿敵マキシム役でシリーズ初参戦となる片岡愛之助、悪党を夢みてグルーに接近する少女・ポピー役で初参戦の山田杏奈、さらにグルーファミリー三姉妹の末っ子・アグネス役に抜擢された児玉すみれ、ポピーの父でグルーに高慢な態度をとりながらも彼のぺースに巻き込まれてしまうペリー役の三木眞一郎、ポピーの母でお喋り大好きなパッツィ役の小林ゆうが登壇した。

グルー役を演じる鶴瓶は「7年ぶりでして、7年経ってたら最初の事も忘れてしまって、(今回は)1から。久しぶりなのでうれしいです」と挨拶した。その鶴瓶は「今回は苦労しました」と話し、「歌は先生がうまいことを教えてくれた。歌は早くて、でも普通の(セリフ)はものすごくかかりました」と7年ぶりのアフレコを振り返った。

「グルーの高校の同級生ですか?と驚きました」という愛之助は「緊張しましたもん、グルーだ」と鶴瓶の印象を語った。その愛之助について「うまいもん。楽しそうにテンション高くやってた」という鶴瓶だが、愛之助自身も「演じていて楽しい」と笑顔を見せた。一方で「慣れていないので緊張しましたし、歌があるって聞いてなくて、『僕も歌うんですか?』と真っ青になりました」と明かした。

また、本作で吹替声優に初挑戦の山田は「『怪盗グルー』シリーズの一員になれたんだなと思ってうれしいです」とよろこんだ。その山田について鶴瓶は「うまいこと器用に」と称賛し、山田は「10代ならではのヤンチャな感じと素直な一面もあって。クセが強いながらもかわいらしい子だと思いました」と自身が演じたポピーの印象を語った。さらに山田は本作への出演が決まった際には「『ミニオンの声をやるの?』と5人くらいに言われました(笑)訂正していました(笑)」と明かし、これに鶴瓶は「次(ミニオンを)やらせてほしいわ」と笑いを誘った。児玉は「お姉ちゃんに『よかったね』って初めてお仕事に興味を持ってよろこんでもらった」と明かし、笑いを誘った。愛之助は「僕もミニオンの中の一人をやらせてもらえるのかと思ったら、鶴瓶さんの同級生と。『どんな話ですか?』と(笑)」と笑った。

今回、アグネス役に抜擢された児玉は「声のお仕事が初めてどうやって声を出したらいいか分からなくて、ミニオンを100回くらい見て勉強しました」と明かした。「声がちょうど合う」と称賛する鶴瓶だが、MCからの“グルーに会えてうれしいですか?”という質問に児玉が「とってもうれしいです」と答えると、鶴瓶は「ならやり続けるわ」と返し、会場を和ませた。

会見では、父の日にちなんで児玉から父親役の鶴瓶に花束をプレゼントし、「ありがとう」と笑顔を見せた鶴瓶は「孫がミニオンを見てるんです。後ろからグルーの声で真似したんですけど、孫が振り向いて『しーっ』って」と明かし、笑いを誘い、「向こうが分かるまで待つ」と語った。

最後に鶴瓶は「自分が思っている以上に、この作品を愛されていると分かったんです。今回の作品はすごくおもしろいです。笑えるし、ちょっと泣けるところもありますのでぜひ見ていただきたいです」とメッセージを送った。

【写真・文/編集部】

『怪盗グルーのミニオン超変身』は2024年7月19日(金)より全国で公開
声の出演: スティーヴ・カレル、クリステン・ウィグ、ウィル・フェレル、ピエール・コフィン、ジョーイ・キング、ソフィア・ベルガラ、スティーヴン・コルベア、ミランダ・コスグローヴ、クロエ・ファインマン、スティーヴ・クーガン、クリス・ルノー、デイナ・ゲイアー、マディソン・ポランほか
声の出演(日本語版吹替版):笑福亭鶴瓶、片岡愛之助、中島美嘉、山田杏奈、児玉すみれ、須藤祐実、矢島晶子、岩崎ひろし、松本梨香、三木眞一郎、小林ゆう、ならはしみき、高乃麗、木村昴
配給:東宝東和
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