『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』『PART2』をより楽しむことができる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のセットや小道具を紹介する。

映画『ハリー・ポッター』シリーズの制作の裏側を体験できる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 – メイキング・オブ・ハリー・ポッター」では様々なドラマが繰り広げられたセットに足を踏み入れ、主人公たちの活躍を支えたこだわりの小道具に出会うことができる。

金曜ロードショーでは1月17日(金)から3週連続で映画『ハリー・ポッター』シリーズの放送しているが、今回は1月24日(金)に放送のシリーズ第7作『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』、1月31日(金)に放送のシリーズ第8作『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』をより楽しむことができる「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター」のセットや小道具を紹介する。

バックロットエリア

『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』の冒頭で、プリベット通りから安全な場所へハリーを移送する計画が実行される。ポリジュース薬を飲んで7人のハリーが完成するシーンの部屋は、引っ越して空になったダーズリー家。この家は、彼らの意地の悪さを表現するため、あえてセンスの悪い柄の壁紙やカーテンが特徴的だ。

本物のハリーが移動するために乗りこんだのはハグリッドのバイク。ハグリッドの大きさに合わせて実際の古いバイクを改造して制作されたという。スタジオツアー東京では実際に乗りこむこともできる。

魔法省

シリーズ第3作『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』で初登場したイギリスの「魔法省」だが、7作目の『死の秘宝 PART1』においては、ヴォルデモートに支配されている。スタジオツアー東京では本作の魔法省のフルスケールのセットを訪れることができる。

魔法省の中心には、魔法使いは魔力をもたない人間(マグル)よりも力を持っている、という考えを表す「MAGIC IS MIGHT(魔法は力なり)」と書かれた大きな像がそびえ立ち、それを表すように像で押しつぶされるマグルたちが表現されている。

また、映画では一瞬しか映らない魔法省の「金の扉」。実は映画で使われたものがスタジオツアー東京に展示されている。

円柱状の魔法省の職員の部屋は、職員のそれぞれの個性が分かるよう小道具の配置や中身がひとつずつ異なっている。映画には少ししか映らないものも、かなり細かくこだわって制作されていることが分かるので、映画とスタジオツアー東京のセットを見比べていただきたい。

分霊箱

ヴォルデモートが魂を6つに分けた分霊箱は、小道具チームが精巧に作りあげた。思った通りに撮影できるよう、撮影内容に合わせて素材などを変えて作られており、ひとつの小道具に対して、クローズアップ用、アクション用、特撮用と作り分けている。

金のスニッチ

映画の中ではダンブルドアからハリーに金のスニッチが贈られる。実はスタジオツアー東京の施設内に、原寸大のスニッチが2つ隠れている。

ラブグッド家の庭にある「スモモ飛行船」

ハリー、ロン、ハーマイオニーの3人は、ルーナ・ラブグッドの父ゼノフィリウスの元を訪れる。スタジオツアー東京では、ラブグッド家の庭にある「スモモ飛行船」を見ることができる。

グリフィンドールの剣

真のグリフィンドール生の前に現れるという「グリフィンドールの剣」。スタジオツアー東京では、ダンブルドアの校長室で見ることができる。

グリンゴッツ魔法銀行

ハリーたちは分霊箱の1つがベラトリックス・レストレンジの金庫にあると考え、グリンゴッツ魔法銀行に侵入する。スタジオツアー東京では、グリンゴッツ魔法銀行のセットを見ることができるほか、銀行から脱出するシーンなどの効果音や音楽が生み出される様子を「アート・オブ・サウンド」で知ることができる。

ダンブルドアの校長室

スネイプ先生の涙を手にダンブルドアの校長室を訪れたハリーは、記憶を再現する「憂いの篩」でスネイプ先生の涙に込められた記憶を見る。

校長室では、記憶を保存しておく小瓶が並んだ記憶の戸棚の中も実際に見ることができる。小瓶には、ひとつひとつ映画制作の職人によって手書きされたラベルがついており、よく見るとみなさんも知っている魔法使いの名前の小瓶を見つけられるかも。

大広間

ホグワーツの教職員たちもヴォルデモートたちとの全面戦争に備える。中でも、マクゴナガル先生が壁に埋まっている石造たちに呪文を唱え、城を守る衛兵として動かすシーンは印象的だ。スタジオツアー東京では、この衛兵たちを間近に見ることができる。制作者が自身の子どもたちの体型を参考に設計したともいわれており、武器や防具もいろいろな種類があるので、じっくりと観察してみてはいかがだろうか。

ホグワーツ橋

ホグワーツの戦いで重要な役割を果たすネビル・ロングボトム。ネビルは、この戦いにおいてホグワーツの生徒や先生たちを守るために橋を破壊する任務を担っている。

ホグワーツ城

クライマックスで繰り広げられるヴォルデモートとの戦いでは、ホグワーツ城全体が戦場となる。ホグワーツ城全体を映すシーンには、1/24スケールの模型が使われており、精巧なパーツでつくられた模型と視覚効果を組み合わせて景観のシーンが制作された。

また、俳優が出演するシーンはセットで撮影されている。1作目の『賢者の石』では主にロケで撮影が行われたが、映画シリーズが進むにつれセットでの撮影となった。破壊されたホグワーツはそのがれきひとつひとつも手作業で制作。破壊されてもなお存在感のある様子に注目していただきたい。

スタジオツアー東京では、ホグワーツ城の模型を様々な角度から見ることができる。ホグワーツでの戦いだけではなく、薬草学の温室やフクロウ小屋、ダンブルドア校長室など、映画で登場した場所が城のどこに位置するのか見つけることができる。

映画の中でスネイプ先生がヴォルデモートに殺害されるボートハウスを覗いてみると、奥には4つの寮のエンブレムが。

9と3/4番線

ホグワーツの戦いから19年後。『死の秘宝PART2』のラストに登場するのは9と3/4番線。スタジオツアー東京では実際に乗り込むことができる。

放送予定

日本テレビ系「金曜ロードショー」
1月17日(金)21:00~23:24 シリーズ第6作『ハリー・ポッターと謎のプリンス』
1月24(金)21:00~23:24 シリーズ第7作『ハリー・ポッターと死の秘宝PART1』
1月31(金)21:00~23:24 シリーズ第8作『ハリー・ポッターと死の秘宝PART2』

ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 - メイキング・オブ・ハリー・ポッター
Warner Bros. Studio Tour Tokyo – The Making of Harry Potter.