ふつうの少年シンジが運命を受け入れた時、壮大な冒険が動き出す―小説『S.E.A. シンジ・タカハシとコアトルの刻印』邦訳版が5月22日に発売される。
ディズニーのテーマパークに、実は“つながった壮大な物語の世界”が隠れていることをご存じだろうか。それは「S.E.A.」――正式名称「Society of Explorers and Adventurers(探検家と冒険家の学会)」という架空の組織。時を超え、海を越え、世界各地に拠点を持つその秘密結社は、古代文明の謎を解き明かし、未知の大陸を探検し、時には失われた魔法の力に触れることさえある。パークの中をよく見れば、ある塔の書斎や、海辺の砦、館の一室、レストランの壁などに、S.E.A.の紋章や記録、そして彼らの足跡が隠されている。知らずに通り過ぎているその場所も、実はすべてがこの“世界を股にかけた冒険譚”につながっている。
そんな謎多きS.E.A.の世界観を、壮大な冒険ファンタジーとして描いた小説『S.E.A. シンジ・タカハシとコアトルの刻印』がついに日本に上陸する。物語の主人公は、ごく普通の日系少年・シンジ・タカハシ。ある日、旅先で偶然触れた「古代の遺物」によって、彼は不思議な力を宿してしまう。そして、現れるのがS.E.A.という謎の組織。世界の歴史の裏側に存在してきたこの団体の助けを借りて、シンジは“選ばれし者”としての運命に導かれていく。科学者の少女、機械仕掛けのマウス、そして幾千年の歴史を越えて語り継がれる守護者の伝説。S.E.A.が秘めてきた知識と、シンジの中に眠る未知の力が交差するとき、世界のバランスは大きく揺らぎ始める――。
この物語は、ただの冒険譚ではない。読めば読むほど、おなじみのディズニー・パークの風景が変わって見える。隠された地図や封印された日誌、何気ない絵画の奥に“別の物語”が存在していたことに気づくことだろう。そしてこれは、S.E.A.の物語のほんの始まりにすぎない―。ディズニー・パークを愛するすべてのファン必読の冒険小説『S.E.A. シンジ・タカハシとコアトルの刻印』は5月22日発売。
『S.E.A. シンジ・タカハシとコアトルの刻印』
著者:ジュリー・カガワ
訳者:笹山 裕子
発売予定日:2025年5月22日
定価:1,650円(税込)
判型:四六判(ソフトカバー)/360ページ
ISBN:978-4-05-206052-6
発行所:株式会社 Gakken
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