『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の初日舞台挨拶が5月1日(木)に新宿バルト9で行われ、松田元太、水上恒司、髙石あかりが登壇した。

1978年の発売開始より長らく愛され続ける国民的おかし「たべっ子どうぶつ」は、さまざまな動物をかたどったビスケットにその動物のアルファベットが記され、「おいしく、楽しく、食べて学ぶ」をテーマに、日本はもとより世界20か国以上で販売されるギンビス社のロングセラー商品。パッケージにあしらわれたどうぶつたちのキャラクター商品が人気を呼ぶ中で満を持して初のアニメ映画化される。

らいおんくんの声を務めた松田は念願の封切りに「率直に凄く嬉しいです!沢山の方々に観ていただけるというワクワクと、とにかくカワイイたべっ子たちを早く観ていただきたいという気持ちでいっぱいです」とニッコリ。松田自身、本編を鑑賞してウルウルしたそうで「実際に泣きそうになってまた観たいと思ったので、みんなで観に行こうよ!」と水上と髙石に“仲良し鑑賞”を提案していた。一方、ぞうくんの声を務めた水上は「(どうぶつさんの)ぞうくん、動きすぎ!」と元気などうぶつさんにツッコミを入れつつ封切りを喜び、ぺがさすちゃんの声を務めた髙石も「SNSを見ると“泣いた!”という感想が多くて、あとは“裏切られた!”という声が凄く多くて。皆さんが心で持ち帰ってくださったのが嬉しいです」と反響の大きさに声を弾ませていた。

本作の物語の鍵を握るキーワードである『いただきます!』という素敵な言葉について、松田が「食事をいただく前の素敵な言葉ですし、日本ならではの凄く良い文化」と言えば、水上も「実家で食事をするときは“いただきます”と“ごちそうさま”を言わないと食べてはいけないルールがあって、僕が“いただきます”と“ごちそうさま”を言うと母と父、姉が“はーい”と言ってくれる」と水上家の食卓の様子を懐かしんでいた。髙石は「一人で食べている時にも“いただきます”を言うと誰かが近くにいてくれるような感覚になるので、温かくなる言葉だと思います」と述べた。

“お菓子”を題材にしている本作にちなんで、「最近感じた“おかし”なエピソード」を発表。髙石は、本作のオリジナルカプセルトイで“ぺがさすちゃんのキーホルダー”が出ました!と声かけしてくれたスタッフの行動を取り上げ、「プレゼントですと、私ではなくてヘアメイクさんに渡していて。おかしいなと思って『あれ?私ですか?』と聞いたけれど、『いや、ヘアメイクさんに』と。後でそのヘアメイクさんにもらえるかなと思ったけれど、『私がもらったので』と言われて(笑)」と複雑な気持ちを明かした。

また松田は本作を通して、アイドルとしての初心を取り戻したという。「(劇中、歌って踊れるスーパーアイドルな)たべっ子どうぶつたちはかわいいだけが武器だと自分でもわかっていて、この子たちあざといなと思いました。でもアイドルとしては勉強にもなりました。僕はファンの皆さんから『かわいい!』と言っていただいているけれど、自分はそんなに思っていなかった。なので本作を機に“俺はかわいい”と思いながらアイドルをしていけたらと」と宣言。水上から「いやいや、今年俺たち26歳だぜ」と言われるも、松田は「まだまだだろお~!」と、まるで劇中のらいおんくんとぞうくんの掛け合いのような仲睦まじいワンシーンをみせた。

次は、「たべっ子どうぶつ」全46種キャラクターのなかから、好きなどうぶつさんたちの似顔絵イラストをフリップに描くコーナーへ!髙石は“絶妙な表情が大好き”と、顔面ドアップの「さるくん」のイラストを披露。水上は本作には登場していないレアなキャラクター「おうしくん」を描いて「今回の映画が大ヒットすれば、次は『たべっ子水族館 THE MOVIE』が出来るはず!?」とシリーズ化熱望。松田は自身が演じた「らいおんくん」のイラストを描いて「らいおんくんが素で好きで、グッズも揃え始めています。らいおんくんが身の回りにいて落ち着く。らいおんくんはリーダー的で熱いけれど可愛らしい部分もあって、絶対にいい子。Travis Japanより好きかも」とジョーク交じりにメロメロな様子を見せていた。

最後に松田は「この日を迎えられて本当に嬉しいです。子供や大人でも楽しめる作品なので、とにかく『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』を観ていただき温かい気持ちになって、たくさんの方々に幸せが注ぎ込まれて日本中がハッピーになるきっかけになったらと思います。引き続き愛してください!」とさらなる大ヒットを期待し、観客全員で「『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』、いただきます~!」の発声でイベントを締め括った。

【提供写真、オフィシャルレポート】

『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』は全国中
配給:TBS・クロックワークス
©ギンビス ©劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会