インテックス大阪で開催中の「大阪コミコン2025」にて、5月2日(金)に映画『スーパーマン』公開記念 We Love DC ステージ イベントが行われ、NMB48の塩月希依音、安部若菜、小嶋花梨、さらに杉山すぴ豊が登壇し、MCを中丸雄一が務めた。
2023年に開催された「大阪コミコン2023」は、初開催にもかかわらず51,675人ものファンが来場、翌年の「大阪コミコン2024」では前年を1万人以上も上回る来場者数(61,828人)を記録と、本家である「東京コミコン」に負けず劣らずの勢いを見せている「大阪コミコン」。今や日本一のポップ・カルチャーの祭典として、毎年熱狂と感動を生み出している同イベントが、今年も5月2日(金)~4日(日・祝)にインテックス大阪で開催される。
ジェームズ・ガン監督が手掛け、DCユニバースの新たな幕開けとなる〈スーパーマン〉の完全新作映画『スーパーマン』。希望の象徴として人々の平和を明るく照らし続け、これまでに幾度となく実写映画化され、“ヒーローの原点”として今なお世界中から愛されているスーパーマンの活躍を描いた<スーパー>アクションエンターテイメントがこの夏スクリーンにやってくる。
来たる7月11日(金)の日米同時公開を記念して、大阪コミコン2025にて開催されたWe Love DCステージには、数多くの熱狂的なファンが集結。スーパーマンのSのロゴをあしらったTシャツ姿で現れたメインMCの中丸雄一に続き、PR大使であり、DCの大ファンのNMB48の塩月希依音がスーパードッグのクリプト、安部若菜がグリーン・ランタン、小嶋花梨がホークガールと、本作に登場するキャラクターをイメージしたオリジナルの衣装で登場。そして、映画界屈指のアメコミ通であるライターの杉山すぴ豊も登壇した。
「正直スーパーマンを知っているものの、詳しくはないという方も多いと思います!」という中丸の言葉から、まずは杉山が改めてスーパーマンというキャラクターの魅力を紹介するコーナーに。アメコミキャラの中でも最も歴史のあるヒーローであること、すべてのスーパーヒーローは、スーパーマンを基に生み出されたということなど、スーパーマンというヒーローに関する様々な知識や歴史を紹介。杉山は中丸に「中丸さんも漫画描いているからわかると思いますが、主人公が強すぎて無敵で完璧だと話が面白くならないですよね?」と聞くと中丸も「その話は編集の方からも聞いたことがあります!欠点があった方が魅力的に見えますよね」と答えた。
杉山は「スーパーマンも最初は無敵で完璧だったものの、より面白くするために、このヒーローにどう人間味を出していくかというところが注力されてきたんです。なので強すぎて映画にするのも難しいんです。それをジェームズ・ガンがどうアレンジしていくのか、注目したいですね」と歴史を振り返ったものの、最後に「ただ、今回の『スーパーマン』は、今日紹介したうんちくや知識が何もいらずに楽しめるので全部忘れてください!」と言い予習0で楽しめるエンターテインメント作品であることをプッシュし、会場の笑いを誘った。中丸も「広報の方も言っていましたが、今回のスーパーマンは、今までファンだった人にはもちろんのこと、漠然と知っているけど詳しくはない人にも観てほしいですし、今となってはたくさんヒーローものがありますが、原点と呼ばれているスーパーマンは、みんな押さえておきたいですよね!」と改めて期待を寄せた。
そして「あなたにとってスーパーマンとは?」という問いかけに対して小嶋は「ロールモデルだと思います。そもそも私はヒーローが大好きで、一番人間らしいヒーローだと思います。地球人ではないものの、正義はどちらなんだ!と悩んで葛藤する姿に一番人間味を感じている。一番強い人間なので悩む必要もないのに、常に正義はどちらだと考えて生きている意思や、人を想う心だったりとか、そういう部分にすごく憧れを持っていて、自分の生き方のロールモデルかなと思っています」と正義の象徴であるスーパーマンについて語ると、安部は「私は友達です。スーパーマンって、いつ何がきっかけで知ったのか?思い出せないぐらい、気付いたら知っていた存在で、子どもの頃からふとした時生活の中にいました。私がスーパーマンの映画の中で一番好きなのは、1978年の最初の『スーパーマン』なんですが、その中でめちゃくちゃ印象に残っている台詞があって、スーパーマンが初めて登場して人助けした時、「あなたは誰?Who are you?」と聞かれ、「Your friend、あなたの友達です」と答えたのが印象的で、みんなを助ける遠い存在のヒーローだけどスーパーマンって一人残さず救ってくれる身近な友達だと感じさせてくれるところが魅力だと思います」とスーパーマンへの特別な思いを語り会場を盛り上げた。
2人の回答を受け中丸は「皆さん、どこか親近感を持っているんですね」とコメント。大のDC好きである塩月は「特にスーパーマンが大好きで、私の中のスーパーマンはレジェンドです。スーパーマンの作品で『マン・オブ・スティール』(2013)が一番好きなんですが、スーパーマンが持っているパワーや能力を最初のうちは人間社会に馴染むために隠している生活していて、誰にも相談できない孤独な中、正義を貫いてきたヒーローだと思うんです。その孤独に立ち向かう姿が本当にかっこいいなと思っていて、そこがスーパーマンの一番好きなところでもあるので、私の中で孤独に打ち勝ちながらも正義を突き進んでいくスーパーマンはレジェンドだと思います」と熱く語った。中丸は「僕はヒーローの中のヒーローですね。スーパーマン系のヒーローもののアニメも好きで良く見ますけれども、その中で一番昔から知っているキャラは?となった時に、やっぱりスーパーマンですし、それは結構スペシャルなものだと思っています」と、1938年に生まれた歴史のあるスーパーマンが特別なヒーローだということを明かした。
また中丸は漫画も描いているが、アクション系の漫画には画力が必要だと話し「トライしたんですが、ちょっとまだまだ人様に見せられないなっていうことで引っ込めたことはあります」とアクション系漫画の難しさも語った。
4人それぞれの回答を聞いた杉山は「4人が出してくれた回答は全部スーパーマンらしさと魅力を表していますよね。回答の中に『友達』がありましたが、例えば逆にバットマンは友達になりにくい感じですよね(笑)スーパーマンだから、友達って言えるところがあると思いますし、どう生きるべきかなども教えてくれる、非常に道徳的なキャラクターなんですよね」と解説すると、中丸も「確かに今年の7月に新作が出るということが物語っていて、人気だとしても、これだけの長い期間続いて(何度も映像化されている)いるところが、スーパーマンの魅力を表す何よりの証拠だと思いますね」と、スーパーマンを特別なヒーローだと語り、杉山は「今の時代には、真っ直ぐでピュアでロールモデルになるようなヒーローが求められていると思います」と、今の時代にこそ必要なヒーローだと語った。いよいよ7月11日に日米同時公開する完全新作『スーパーマン』への期待を熱く語った。
さらに、様々なDCキャラクターに扮した熱烈なコスプレイヤーが壇上に集結。スーパーマンはもちろんのこと、バットマンや、ジョーカーなどのコスプレの中に、ジェームズ・ガン監督のコスプレの姿も。中丸もNMB48メンバーもそのクオリティに感動しながら、バットマンのコスプレをした寡黙なコスプレイヤーに対しては、「コスプレは当日内面もつくっていくことで完成されるんですね」と集まったDCファンの熱量の高さに改めて驚きを見せた。
そして、ステージ上がファンの熱量でさらに高まる中、ジェームズ・ガン監督からのサプライズメッセージが公開。ガン監督の「大阪コミコンにお越しの皆さんこんにちは!ジェームズ・ガンです。楽しんでる?今年7月に劇場公開される『スーパーマン』を、皆さんに楽しんでもらえる事を心から願ってます!「この夏は スーパーマン!!」一緒に楽しみましょう!」という言葉で会場からは拍手が。そして、ガン監督の熱いメッセージに応えるように、登壇者全員と集結したファン全員でガン監督へ「WE LOVE SUPERMAN! WE LOVE DC! WE LOVE JAMES GUN!」とメッセージを贈り、会場は一つになった。
最後に感想を聞かれたNMB48メンバーは「ますます楽しみになりました!」「短い時間でしたがすごい魅力が伝わりました!」と満面の笑顔でコメント、杉山が「皆さん映画館に行かれると思うので、映画館に行けば会えると思います」と言うと、中丸は「もし皆さんにお会いしたら、今日教えてもらった歴史とかをどや顔で他の方にも言いたいですね(笑)」とコメントし、ファンの熱狂と大盛況の中、ステージは幕を閉じた。
【提供写真、オフィシャルレポート】
大阪コミコン2025は2025年5月2日(金)~4日(日・祝)にインテックス大阪で開催
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