人間が、人間ではなくなる世界――『28年後...』の日本版本予告映像、特別映像が解禁された。

始まりは―― 10,288日前。人間を一瞬で凶暴化させるウイルスがロンドンで流出し、未曾有のパンデミックにより、文明は崩壊。<感染者>は人間性を無くし、人間ではないものに変わり果てた28年後の恐ろしい世界で、感染を逃れたわずかな<人間たち>の命がけのサバイバルを、アカデミー賞®受賞監督のダニー・ボイルとアカデミー賞®ノミネート脚本家アレックス・ガーランドが、徹底したリアリティと緊張感・臨場感を追求して映画化したサバイバル・スリラー『28年後...』。人間が、人間ではなくなる世界――監督のダニー・ボイルと脚本家のアレックス・ガーランドが、シリーズ1作目となる『28日後...』で描きたかったのは、現実に起こり得るパンデミックの恐怖。超自然的な生き返った死体<ゾンビ>ではなく、ウイルスに感染して凶暴化した<生きる人間>たちの物語だ。

今回解禁された特別映像では、人類が世界的パンデミックを経験した今、 監督を務めたダニー・ボイルと脚本家のアレックス・ガーランドが、本作で描かれる“28年後の世界”が絵空事ではないことを警告する姿が映し出されている。リアルな内戦とその恐怖を描いた映画『シビル・ウォー アメリカ最後の日』が世界中で話題を呼び、アカデミー賞にもノミネートされた脚本家アレックス・ガーランドは本作の制作を振り返り、「まず話し合ったのは、“28年後”の意味だ。もしイギリスで感染が続いていたら世界はどう対応するだろうか?イギリスは隔離され見捨てられるか?彼ら(凶暴化した感染者)が28年も生き延びたら国はどうなるだろうか?」と<現実に起こり得るパンデミックの恐怖>を描いたことを明かす。

ダニー・ボイルは「『28年後...』では、壊滅した国のその後を描いた」と語っており、「生き残りの島は潮の満ち引きで外界から守られているが、電気や燃料の供給が途絶え、さまざまな道具が使用不可に。遠く離れた本土は希望と恐怖の場所になった」と、リアリティを追求した世界観を解説した。そんな恐ろしい28年後の世界を舞台に<人間たち>の命がけのサバイバルを描く本作について、さらに監督のダニー・ボイルは、「人々を震え上がらせる映像にした。以前よりも刺激的な映像が求められていると感じる。目指したのは息苦しくなる強烈さだ」とパワーアップした恐怖と緊張感を体験できることをアピールしている。そして「これは新たな始まりだ」と、その恐ろしさを全世界に“警告”しており、二人の天才クリエイターが手掛けたリアルすぎるサバイバル・スリラーに世界中で期待が高まっている。

特別映像

併せて解禁された日本版本予告映像では、イギリスの作家ジョゼフ・ラドヤード・キップリングが書いた詩「ブーツ」の朗読が呪文のように鳴り響く中、恐ろしい28年後の世界で生きるわずかな<人間たち>の鬼気迫るサバイバルが繰り広げられている。また、新場面写真では、アーロン・テイラー=ジョンソン演じるジェイミーとその息子のスパイクが、感染者の潜む危険な森の中を弓矢を構えて恐る恐る進む姿を映した臨場感溢れる1枚と、スパイクの母親アイラが呆然と立ちすくむ様子が映し出された1枚が解禁された。

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(エピソード9)』や『フリー・ガイ』に出演したジョディ・カマー演じるアイラと、感染を逃れて生きるケルソン博士(レイフ・ファインズ)が映し出されており、彼らに襲い掛かる不穏な物語を予感させている。本作で描かれる物語は、世界的パンデミックを経験したわれわれ人類に向けられた“黙示録”なのか?それとも――。絵空事ではない28年後の世界で、必死に生きる人間たちのサバイバルを劇場で目撃していただきたい。

日本版予告映像
30秒予告映像

『28年後...』は2025年6月20日(金)より全国で公開
監督/プロデューサー:ダニー・ボイル
出演:アーロン・テイラー=ジョンソン、レイフ・ファインズ、ジョディ・カマー、アルフィー・ウィリアムズ