『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』の公開記念舞台挨拶が5月10日(土)にT・ジョイ梅田で行われ、松田元太、髙石あかりが登壇した。

1978年の発売開始より長らく愛され続ける国民的おかし「たべっ子どうぶつ」は、さまざまな動物をかたどったビスケットにその動物のアルファベットが記され、「おいしく、楽しく、食べて学ぶ」をテーマに、日本はもとより世界20か国以上で販売されるギンビス社のロングセラー商品。パッケージにあしらわれたどうぶつたちのキャラクター商品が人気を呼ぶ中で満を持して初のアニメ映画化される。

上映後の劇場にどうぶつさんたち(らいおんくん、ぺがさすちゃん、ぞうくん)が登場し、どうぶつさんたちが出迎える中、らいおんくん役の松田元太とぺがさすちゃん役の髙石あかりが「ほな、いきましょうか、ほなやりましょうかぁ」と関西弁で陽気に登場。続けて髙石は「今日は来てくれてホンマ、おおきに!まいど!こんにちは!」と二人で大阪弁で元気に挨拶しながら舞台へ、満員の会場をより沸かせた。冒頭から関西弁を披露し、大阪にようこそと歓迎をうけた松田は「ホンマにありがとうございます!」と関西弁のイントネーションを強調して喜びを表現した。他の関西弁を聞かれ松田は「しらんなぁ、なんやろなぁ、なんでなん!なんでやねん!」途中から髙石も一緒に二人で関西弁を連発した。

大阪について、好きな食べ物を聞かれ松田は「たこ焼きは大好きです!」、髙石は「撮影で今、大阪に住んでいて、周りのご飯屋さんは結構行ったかなと思います」と、自炊について聞かれ「そうですね、ご飯が好きなのでお気に入りの炊飯器を持ってきてます」と関西に馴染んでいる様子を語った。大阪で住むとしたら、と聞かれた松田は「梅田!」と舞台挨拶を実施している場所を上げて、「舞台で滞在している期間が長かったので、結構知り尽くしているから梅田に住みます!」と宣言。

声で表現することについて、松田は「まさかの映画化、今までは止まっているどうぶつさんしか知らなくて国民的なお菓子が歌ったり踊ったりするというのが、まさか!?で、たべっ子どうぶつのファンの皆さんの想いを自分なりに受け止めながら愛を持って、らいおんくんはリーダー的な存在でちょっと頼りなく可愛らしい部分も自分で楽しみながら、好きになりながら挑みました」と役への強い思いを告げた。髙石は「声優というお仕事は2回目ですが、キャラクターが違うと全然違って、ぺがさすちゃんは色んな感情があって、寂しかったりとか、みんなを守る正義感の強さとか戦う時の息遣いとか、色んな要素が含まれているキャラクターだったのでたくさん苦戦をして何度も何度も録らせてもらいました」と振り返った。歌声の披露も印象的だった髙石について松田は「凄いんですよ!僕は普段歌って踊ったりをしてるけど、嫉妬するレベル、嫉妬している!それくらい上手!」と。松田の嫉妬に髙石は「プロの方に言ってもらえてホントに嬉しい」と笑顔で答えた。

お互いの声を聴いて意外だった点を聞かれた髙石は「皆さんは声が入っていない状態で一人で声優して、私は松田さんも皆さんの声も入った状態でらいおんくんとぺがさすちゃんの掛け合いのシーン、その時にらいおんくんの声を聴きながらできたのですが、あまりにも上手すぎて!ちょっと待ってくれと焦ったけど一緒にやれたことで自分も持ち出せたものもある」と感謝を告げた。松田は「髙石さんは歌声ももちろんそうなのですが、全体的にお芝居がかっこいい!リスペクトを感じた、何でもできちゃうのがずるいな。ひよこちゃんとの掛け合いのシーンもすごく感動的で優しさが詰まっていて髙石さんにしかできないな」と称賛。髙石は「全く同じ言葉をお返ししたいです」と劇中のような掛け合いを見せた。

トークが盛り上がる中、声優・速水奨が声優を務め超豪華カメオ出演としても話題となったシークレットスペシャルゲストのスリーポリンキーズのベル、そしてアスパラくんが登場。松田は「とうとう会えた!」とハイタッチをして、劇中での二人の役どころを「スリーポリンキーズのベルはバーテンダーとしても出ていてくれて、テキパキと働いてくれて、らいおんくんを助けてくれた」と感謝した。「アスパラくんは、らいおんくんの戦う時の唯一の武器として出演してくれて!」と共演シーンを振り返って紹介した。

そして『大阪・関西万博』開催中の大阪に集結して、おかしのオールスターともいえる登壇者メンバーと一緒に<おかしの国からコンニチハ!おかし・アニマル博覧会>を開幕。万博で人気の“25年後の自分に出会えるパビリオン”にちなみそれぞれの25年後を聞かれ、松田は「俺、いくつ?51?51歳だから50歳でもなく52歳でもなく51歳らしい男でいたい」と高らかに宣言して会場を沸かせた。髙石は「47歳・・お芝居が出来ていたら嬉しいな~」と願望を伝え、会場からは拍手が起こった。「私、年齢を重ねていった時に母の役を昔からやりたくて挑戦できる歳になっていると思うので挑戦したいです!」と新たな野望を語った。続いて“25年後の未来のお菓子”についても聞かれ、それぞれフリップを見せて回答。髙石は「シニアっ子どうぶつ!」とキャラクターがおじいちゃん、おばあちゃんになっているカラフルな絵を披露。会場から感嘆の声が出るほどのクオリティの高さで「25年後には和菓子になっている!」と説明。

松田は2枚用意して1枚目「現状キープ」と発表。「今も25年後も変わらずキープで今の良さを!たべっ子どうぶつもそのまんまで、他のお菓子も全部変わらず、今の美味しさをずっとキープして今の子供たちが大きくなった時に美味しさをちゃんと知ってほしい」と答え、もう1枚を見せると会場から「かわいい~」の声が飛んだ。絵を見ながら「たべっ子どうぶつでも“いただきます“を言わないと絶対に開けられないお菓子」と説明。会場からも「おおお!!!」と賛同の拍手が起こった。「今あるお菓子の魅力やたべっ子どうぶつがずっと続いていくこと、さらに『いただきます』を言う事、日本人としても良さを大事にしたいな」と、本作でも重要なキーワードで日本文化の素晴らしさを象徴するような「いただきます」の大切さを伝え<おかし・アニマル博覧会>は閉幕した。

最後に関西のみなさんに向けて、髙石は「本日はお越しいただきありがとうございました。たべっ子どうぶつの舞台挨拶で大阪に来ることができ、すごくうれしく思っております。みなさんが暖かくて舞台挨拶が一瞬に感じて寂しく思いますが、またいつか大阪でこうして、「たべっ子どうぶつ」で舞台挨拶が出来たらいいなぁ。と思います。それはきっとどんどんこの作品が大きくなればなるほどその夢が叶ってくると思いますので、いいなと面白いなと思ったら知り合いだったりご家族の方に広めていただけると嬉しいです」と挨拶した。

松田は「いろんな声優さん方、スタッフさんの思いもたくさんのっていていろんな愛がたくさん詰まった作品ですので、作品を通して皆さんにも愛を伝えられたら嬉しいなと思いますし、子供たちも大人の皆さんも楽しめる映画となってますのでたべっ子どうぶつたちのかわいらしさ、立ち向かう姿を見ていたただいて、たべっ子どうぶつをより好きになってもらえたら嬉しいなと思います」と締めくくった。最後には高石・松田の合図で、解像全体が元気よく「いただきます!」と大合掌して、舞台挨拶は終了した。

【提供写真、オフィシャルレポート】

『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』は全国中
配給:TBS・クロックワークス
©ギンビス ©劇場版「たべっ子どうぶつ」製作委員会