人気エピソードを全編ヴェネツィアロケ敢行で完全映画化した『岸辺露伴は動かない 懺悔室』の場面写真が解禁された。

相手を本にして生い立ちや秘密を読み、指示を書き込むこともできる特殊能力“ヘブンズ・ドアー”を備えた人気漫画家・岸辺露伴。そんな露伴が遭遇する奇怪な事件に立ち向かう姿を描いた、シリーズ累計発行部数1億2千万部超を誇る荒木飛呂彦の大人気コミック「ジョジョの奇妙な冒険」から生まれた傑作スピンオフ「岸辺露伴は動かない」。高橋一生を主演に迎えドラマ化された同作は、2020年12月に第1期され、2024年5月にはドラマシリーズ最新作となる第4期・9話「密漁海岸」を放送。そして、映画最新作となる本作『岸辺露伴は動かない 懺悔室』が5月23日(金)に公開される。漫画「岸辺露伴は動かない」シリーズの記念すべき最初の作品で、ファンの間で屈指の人気を誇る伝説的なエピソード「懺悔室」を、邦画初となる“全編ヴェネツィアロケ”にて撮影、史上最高スケールで完全映画化を実現した。

今回、“本物”の持つ圧巻の画力に感嘆する場面写真が一挙解禁された。注目したいのは、荘厳な教会の中で岸辺露伴(高橋一生)をとらえた一枚。間違えて入ってしまった懺悔室で聞いた恐ろしい“告白”が、露伴を“幸福になる呪い”へといざなう。

美しきヴェネツィアンマスクが導く出会いは、≪偶然≫か、それとも≪呪い≫なのか。また、露伴の担当編集・泉京香(飯豊まりえ)は、何かを受け取りながら、驚きの表情を見せている。すでに“幸福になる呪い”に襲われ始めているようにも見える。

懺悔室で“告白”をする男・田宮(井浦新)は、笑っているようにも、泣いているようにも見える仮面をつけている。表情も読み取れず、どこを見ているかもわからない不気味な佇まいだが、一体何が彼をそうさせるのか。

そして、原作ファンから、一番熱い視線を浴びているのは、やはりポップコーン対決シーンだろう。原作の世界観をしっかりと受け継ぎ、水尾(大東駿介)は2日間にわたる撮影をやり遂げた。台本にして9ページ分のポップコーン対決に、渡辺一貴監督は、150カット近くに及ぶほど、細かく撮影プランを練ったという。

今回解禁された写真の中には、真っ赤な修道女のような服に身を包んだ“憑依少女”の姿もとらえられ、彼女の舌には、何やら不穏な影が…。ソトバから、幸せの絶頂の時に“絶望を味わう”という奇妙な呪いをかけられ、幸せから必死に逃げ続けてきた水尾が、ついに“最高の幸せ”を感じてしまった瞬間、娘が憑依少女となり、その舌にソトバが現れるという原作さながらのシーンだ。“ポップコーンを投げて、3回続けて口でキャッチできたら、呪いは消える”――その言葉を信じ、生死を懸けたポップコーンバトルに挑む姿は必見だ。

『岸辺露伴は動かない 懺悔室』は2025年5月23日(金)より公開
監督:渡辺一貴
出演:高橋一生、飯豊まりえ/玉城ティナ、戸次重幸、大東駿介/井浦新
配給:アスミック・エース
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