石川慶監督×広瀬すず主演『遠い山なみの光』のティザーポスタービジュアルが解禁され、併せて本作が出品される第78回カンヌ国際映画祭への渡航キャスト・スタッフが発表された。

2017年にノーベル文学賞を受賞し、「日の名残り」「わたしを離さないで」など、映画化作品でも非常に高い評価を受ける作家カズオ・イシグロが、1982年に綴り、王立文学協会賞を受賞した⻑編小説デビュー作品「遠い山なみの光」。自身の出生地⻑崎を舞台として繰り広げられる本作は、戦後間もない1950年代の⻑崎、そして1980年代のイギリスという、時代と場所を超えて交錯する“記憶”の秘密を紐解いていくヒューマンミステリー作品。監督を務めるのは石川慶。主人公の悦子を務めるのは、抜群の演技力と表現力で映画・ドラマと幅広く活躍する広瀬すず。

いよいよ本日、華々しく開幕する第78回カンヌ国際映画祭。本作『遠い山なみの光』は、同映画祭のある視点部門に正式出品される。そして、映画祭に原作者でありエグゼクティブプロデューサーのカズオ・イシグロをはじめ、監督・脚本・編集の石川慶、そして広瀬すず、吉田羊、カミラ・アイコ、松下洸平、三浦友和と豪華キャスト・スタッフが参加することが発表された。日本、イギリス、ポーランドの3か国共同製作という国際色豊かな座組みで生み出された本作。カンヌの地で多くの映画人にお披露目され、華々しく世界へ羽ばたく。

そして、カンヌ国際映画祭の開幕に合わせてティザーポスターが解禁された。このビジュアルは、中央に広瀬すず演じる悦子が、清廉な美しさをたたえこちらを見つめる姿。その上に二階堂ふみが演じた佐知子が憂いを含んだ笑顔、そして、一番下には長崎を離れイギリスで暮らす悦子が花を愛でている姿が。”「私」がついた嘘”というコピーが添えられたポスターは、そこに秘められた〈嘘〉と真実が静かに示唆され、物語のミステリアスさを感じさせるデザインとなっている。

『遠い山なみの光』は2025年9月5日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督・脚本・編集:石川慶
出演:広瀬すず、二階堂ふみ、吉田羊、カミラ・アイコ、柴田理恵、渡辺大知、鈴木碧桜、松下洸平/三浦友和
配給:ギャガ
©『遠い山なみの光』製作委員会