実写版『リロ&スティッチ』の完成披露試写会が5月21日(水)にTOHOシネマズ六本木ヒルズで行われ、山寺宏一(スティッチ役)、永尾柚乃(リロ役)、MOMONA(ME:I)(ナニ役)、中村海人(Travis Japan)(デイヴィッド役)、長谷川忍(シソンヌ)(ジャンバ博士役)、三ツ矢雄二(プリ―クリー役)、渡辺えり(トゥトゥ役)ら日本版声優が登壇した。

『美女と野獣』『アラジン』をはじめ、数々のアニメーション映画の実写化を成功させてきたディズニーが、その愛らしさで空前のスティッチ・ブームを巻き起こした「リロ&スティッチ」を完全実写化。両親を失い姉と2人で暮らす少し変わった少女リロ。友達ができず、いつもひとりぼっちの彼女に前に現れたのは、見た目はモフモフで超キュートなのに、ものすごく暴れん坊でイタズラ好きな不思議な生き物だった。その正体がエイリアンとも知らずに“スティッチ”と名づけ、彼を家に連れ帰るリロだったが、その出会いは思いもよらぬ大事件と、素晴らしい“奇跡”の始まりだった─。ハワイを舞台に、ひとりぼっちの少女リロと暴れん坊のエイリアン・スティッチ、ふたりの奇跡の出会いとかけがえのない家族(オハナ)の絆を描く感動のハートフル・ファンタジー。オハナは家族。家族はいつもそばにいる──何があっても…。

アニメ版に引き続きスティッチ役を演じる山寺は「さらにキュートでモフモフ、ふわふわになっていますので、きっと帰りにはスティッチを抱きしめたいと思ってもらえるのでは」と自信を見せ、本作について「何といってもハワイの景色が美しい」と見どころを語った。

完成した映画について「見る前からすごく楽しみにしていて、ワクワクドキドキ」という永尾は「見終わったら温かい気持ちになりました。家族っていいなと思いました。今は温かくてワクワクでドキドキなので、“あったかわくどき”です」とコメントし、長谷川は「これがネットニュースになる」と驚いていた。

自身が生まれた年にアニメ版が公開されたというMOMONAは「原作のアニメーションのストーリーを守りつつ、一人一人の人生や生活がリアルに描かれているので、オハナの絆というものにより深く感動することができました」と実写版の感想を語った。

「子どものころかすごく大好きな作品だったので、大人になって自分の声が『リロ&スティッチ』の作品に入ることを嬉しく思っています」と挨拶した中村は、自身が演じるデイヴィッドについて「すごくハンサムで、サーフィンとかをしているので体つきも僕とは似ていない」と明かしつつ、「あふれ出るやさしさをどういう風に声に乗せたらいいかなと試行錯誤した」とアフレコを振り返った。

【写真・文/編集部】

『リロ&スティッチ』は2025年6月6日(金)より公開
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
監督:ディーン・フライシャー・キャンプ
キャスト:クリス・サンダース(スティッチ役)、マイア・ケアロハ(リロ役)
©2025 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.