青春ホラーエンターテインメント『見える子ちゃん』の“ネタバレ注意場面写真”が解禁された。

本作は、カドコミ、ニコニコ漫画、pixivコミックでの累計閲覧数8,500万回、国内発行部数300万部を突破した泉朝樹によるホラーコメディ漫画「見える子ちゃん」の実写映画化。主人公・四谷みこ役には、ドラマ&映画『【推しの子】』(2024)にも出演して注目の原菜乃華、みこの親友の百合川ハナ役にはモデルや女優として多彩な才能を発揮し続ける久間田琳加、二暮堂ユリア役にはSNS総フォロワー数700万人を超え現在女優業でも急成長を遂げているなえなの。さらに映画オリジナルキャラクターである権藤昭生役には話題作に立て続けに出演し勢いの止まらない俳優・山下幸輝が加わり、個性豊かなキャスト陣が本作を彩る。

今回、いたるところに散りばめられた“違和感”に迫る新たな<ネタバレ注意場面写真>が解禁された。

この先、本文・画像すべてにネタバレにつながるヒントを含む。

【違和感①】生徒会長・昭生─

主要キャラクターとして物語の冒頭から登場する山下幸輝演じる映画オリジナルキャラクターである生徒会長・権藤昭生。「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズ(99~)や『残穢【ざんえ】―住んではいけない部屋―』(16)でホラー表現に定評のある中村監督は、昭生の存在そのものに仕掛けられた“違和感”を自身でも相当大胆だったと振り返るとともに、この仕掛けこそが本作で最もお気に入りだといい「今までずっと映画を作ってきて、一度もやったことがないこと。本当にそこに存在しそうなリアリティをスクリーン上で観られるような映画作りを心がけてきたが、それらとは真逆な“こんな人いないだろう”“そんな風に喋らないだろう”というのを取り入れるのはほとんど初めて」とあえて昭生が周囲に溶け込まないように演出したことを明かすとともに、それに見事応えた山下を絶賛。場面写真に捉えられた校門で切ない表情で佇む昭生の存在が、なぜ大胆なのか─。その答えは本編で確かめていただきたい。

【違和感②】学園生活─

誰もが疑いをも持つことがなく堂々と仕込まれた“違和感”は、すでに今年1月に公開されたティザー予告編から衆目にさらされていた…!場面写真に収められた、朝の校庭と体育館。真実を知ると「確かに!」となる“違和感”がそこらかしこに仕込まれている。この大胆不敵な“違和感”の仕掛けを世に放った中村監督は「何本か過去に一緒にやっているプロデューサーは試写を観て、『監督、どうしちゃったんだ?』と思ったらしいです。『中村監督、演出ちょっと下手になった?』と思って最後まで観てくれたから狙い通りで良かったです」とニヤリ。この真実を知れば、2度目の鑑賞では学園生活の“違和感”から目が離せなくなること間違いない。

【違和感③】善に憑く“女性の霊”─

ミステリアスな雰囲気を漂わせながら登場し、クラスの女子たちを色めき立たせた京本大我演じる代理教師・遠野善。みこの目にははっきりと“見える”、禍々しい気配を放ちながら善の背後にぴったりと憑き、善に近づく女子生徒がいれば恐ろしい邪気をまとい『見ないでよ』と呪うように言葉を吐く女性の霊。脚本を練るにあたり原作に登場する善の物語について、原作者・泉朝樹と話した際に「相当リサーチした上で描いていらっしゃるということがわかった」と語る中村監督は、自身でもリサーチを重ねて善のセリフと予想外の結末へとつながっていく脚本を緻密に作り上げた。本作のホラーコメディの枠に収まらない物語の深みが、善の背負う影に込められているが、果たして到着した場面写真から“女性の霊”の正体に気づくことができるか─?

『見える子ちゃん』は2025年6月6日(金)より全国で公開
脚本・監督:中村義洋
出演:原菜乃華
 久間田琳加、なえなの、山下幸輝
 堀田茜、吉井怜/高岡早紀
 京本大我、滝藤賢一
配給:KADOKAWA
©2025『見える子ちゃん』製作委員会