ウェス・アンダーソン監督最新作『The Phoenician Scheme(原題)』の邦題が『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』に決定し、併せて場面写真が解禁された。
ウェス・アンダーソン監督の最新作である本作は、『フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊』(21)にも出演したベニチオ・デル・トロを主演に迎え、ケイト・ウィンスレットの娘で俳優のミア・スレアプレトン、『バービー』(23)でアランを演じたマイケル・セラ、アカデミー賞®ノミネート俳優 リズ・アーメッドらウェス組初参戦のキャスト、そしてウェス作品常連となるトム・ハンクス、スカーレット・ヨハンソン、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、ジェフリー・ライト、ルパート・フレンド、ホープ・デイヴィス、そして物語の重要なカギを握る人物にベネディクト・カンバーバッチと豪華キャストたちが競演する。 物語はベニチオ・デル・トロ演じるヨーロッパの富豪、ザ・ザ・コルダが娘で修道女のリーズル(ミア・スレアプレトン)を後継人に任命したところから始まる。画策していたビジネスの危機的状況を打開すべくヨーロッパを旅する間に様々な事件(特にザ・ザ・コルダ自身の暗殺計画も含む)に巻き込まれていく、というクライム・ファミリー・コメディ。物語後半では、カンバーバッチ演じるヌバルおじさんとザ・ザ・コルダの決死のバトルも繰り広げられるなど、一瞬たりとも見逃せない作品になっている。
今回、本作の邦題が『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』に決定した。フェニキアとは、現在レバノンを中心とする海岸地帯にある、独立した複数の都市国家からなる架空の大独立国。ヨーロッパの大富豪で、6度の暗殺未遂から生き延びたザ・ザ・コルダ(ベニチオ・デル・トロ)が画策する“フェニキア計画”とは、“現代の大独立国フェニキア”全域におよぶ陸海三つのインフラを整備するという大プロジェクトだ。うまくいけば、今後150年間にわたって毎年利益が入ってくるという、ザ・ザにとっては一世一代のプロジェクト。しかし、とある妨害によって赤字が拡大、財政難に陥り、30年かけて練り上げた計画が脅かされることに。ザ・ザは資金調達のため、ビジネスパートナーたちに会いに、疎遠になっていた娘で後継人のリーズル(ミア・スレアプレトン)とともにフェニキア全土を横断する旅に出る─。
公開された場面写真は、リーズルと家庭教師のビョルン(マイケル・セラ)を引き連れた旅路は波乱万丈! その様子を切り取った豪華キャストたちを捉えた9点。様々な刺客から命を狙われるザ・ザ。プライベートジェットを操縦しているカットでは、なんと機体の屋根が穴だらけに。すでに左腕を負傷しているザ・ザだが、ほかのカットでも、額にけがをしていたり、シャツに血がついていたり…険しい旅路だったことが想像される。ビョルンに嘘発見器を付けて尋問するようなカットもあり、常に命を狙われているザ・ザの気苦労が察せられる。
ザ・ザとビジネスパートナーたちの“交渉中”カットも4点公開。ザ・ザと彼らの交渉はうまくいくのか?ウェス・アンダーソンらしい超早口の舌戦が繰り広げられる交渉の場をお楽しみに。なぜかとてもラフな格好のトム・ハンクス、そして、赤いソファに悠々と腰かける、ベネディクト・カンバーバッチ演じるヌバルおじさんのラスボス感溢れ出るカットも。ヌバルおじさんは、物語後半でザ・ザと決死のバトルを繰り広げる。
ザ・ザは計画を成功させることができるのか。そして旅の途中で変わっていく娘との関係―。『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』(01)、『ダージリン急行』(07)につながる、“家族の再生と絆”の物語。おかしくて心があたたかくなる、ウェス・アンダーソン流のコメディをぜひ劇場で楽しんでいただきたい。
『ザ・ザ・コルダのフェニキア計画』は2025年9月19日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷ホワイトシネクイントほか全国で公開
監督、脚本:ウェス・アンダーソン
出演:ベニチオ・デル・トロ、ミア・スレアプレトン、マイケル・セラ、リズ・アーメッド、トム・ハンクス、ブライアン・クランストン、マチュー・アマルリック、リチャード・アイオアディ、ジェフリー・ライト、
スカーレット・ヨハンソン、ベネディクト・カンバーバッチ、ルパート・フレンド、ホープ・デイビス
配給:PARCO ユニバーサル映画
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