ディズニー&ピクサー最新作『星つなぎのエリオ』の日本版エンドソングにBUMP OF CHICKEN「リボン」が決定し、併せて日本版本予告映像が解禁された。

ディズニー&ピクサーの劇場最新作は、ひとりぼっちの少年が宇宙の仲間たちと出逢い成長する物語。君は一人じゃない――それは遥かな星からのメッセージ。本作の舞台は、誰もが夢中になるキラキラと輝く“カラフルな宇宙”。この宇宙のどこかに自分の居場所があると信じてきた、いつもひとりぼっちの少年エリオは、ここではない自分の居場所を求めて、いつか宇宙に行くことを夢見ている。ある日、願いが叶い宇宙で開催されるさまざまな星のリーダーが集まる星々をつなぐ場所〈コミュニバース〉に″地球のリーダー“と間違えられ転送されてしまう。そこでエリオが出逢ったのは孤独なエイリアンの少年・グロードン。やがて2人の絆が銀河に奇跡を巻き起こしていく。エリオが遠い宇宙で見つける‟大切なもの”とは―。監督は、『リメンバー・ミー』(2017)でストーリーアーティストを務めたマデリーン・シャラフィアンと、『私ときどきレッサーパンダ』(2022)で監督を務めたドミー・シー、さらに『リメンバー・ミー』で脚本・共同監督を務めたエイドリアン・モリーナの3人が務める。

今回解禁された予告映像で描かれるのは、人類が長年夢みてきた宇宙をピクサーが唯一無二の映像技術でファンタジックに描きだす、美しくカラフルに輝く“星々の世界”。両親が亡くなって以来、周囲に馴染めず孤独を感じている少年・エリオは、ある日、煌びやかで果てしなく広がる“宇宙”と出会い、この広い世界のどこかには、かつての両親のように自分のことを理解し、愛してくれる人がいるはずと思い、美しい星々の世界に魅入られるようになる。親代わりとして一緒に過ごす叔母のオルガがエリオと寄り添おうとするも「僕の家族はもういない」と壁を作ってしまうエリオは「ここじゃないどこかに、僕の居場所はきっとある」と願い、広い世界のどこかで“誰か”ときっと出会えると信じ、毎日ひとりで夜空を見上げる。ある日、エリオの切ない願いが届き、辿り着いた先は、様々な星の代表が集い、星と星をつなぐ夢のような世界“コミュニバース”だった。

エリオに優しく語りかけるコミュニバースの最高幹部の一人であるクエスタ、重力操作や通訳機など様々な能力でエリオをサポートする“コミュニバース”の案内係でハイテクお助けコンピューターのウゥゥゥゥや宇宙の神秘になんでも答えてくれるユニバーサル・ユーザー・マニュアルのような未知のテクノロジーに加え、観る者をワクワクさせるような見たことのない姿かたちをしたエイリアンやアイテムが登場し、歓迎を受けるエリオ。この夢のようなコミュニバースでエリオは、自分と同じく孤独を感じているエイリアンの少年グロードンと出会う。「本当の僕を知ってほしいんだ」と語るエリオに、「そのままの君が好きだよ」と応えるグロードン。何光年も離れた場所で心を通わせた二人は初めて本当の“友達”になっていくが、しかしそんな中、コミュニバースに崩壊の危機が訪れる――。

映像の最後は「僕たちはひとりじゃない」というエリオのセリフとともに、肩を寄せ合うエリオとグロードンの後ろ姿で締めくくられ、エリオとグロードンがはぐくむ“つながり”に、やさしい涙が溢れることを予感させる。やがて、グロードンがエリオに打ち明けた“ある秘密”がコミュニバース崩壊の危機を救うカギに―。何光年も離れた場所で出会ったふたりが起こす銀河を揺るがす奇跡とは…。

BUMP OF CHICKEN

映像で流れるのは、世代を超えて愛され続け、常に音楽シーンの先頭を走り続ける4人組ロックバンドBUMP OF CHICKENの「リボン」。この楽曲は、結成20周年となる2017年に配信シングルとしてリリースされた1曲。幼稚園からの幼なじみで結成され、まさに本作の大きなテーマでもある“絆=つながり”を確かめ合いながらこれまで駆け抜けてきたBUMP OF CHICKENのメンバーの今までとこれからを綴り、リボンのようにたとえ絆が解けそうになっても何度も結んできた大切な“つながり”を歌った楽曲だ。

ディズニー&ピクサー作品の大ファンだというメンバーたちは、本作の日本版エンドソングアーティストへの決定に「この度は『星つなぎのエリオ』の日本版エンドソングに我々の楽曲「リボン」を起用していただき、ありがとうございます。今まで数々の名作を世に送り出してきたディズニー&ピクサーですが、我々も昔から今に至るまでずっと大好きなので、オファーを頂いた時は驚きと感激でメンバー一同大はしゃぎでした。『トイ・ストーリー』が初めて公開された時、どれだけ凄くて面白かったかを夢中で語り合っていたあの頃の自分達に教えてあげたいです。」と喜びを語った。また、一足先に完成版の映画をみたメンバーたちは、「何度も笑い何度も泣かされ、終演後はみんなでそれぞれの感動を伝え合いました。愛してやまないディズニー&ピクサーのこんな素晴らしい作品に関わる事ができ、心から幸せです。公開したら絶対また観に行きたいです。」とコメントを寄せた。

温かい音色で奏でられるメロディーの中で「嵐の中をここまで来たんだ」と歌い出す歌詞は、周囲の人間と馴染めず、他人に対して壁を作ってしまうひとりぼっちのエリオの寂しさにも寄り添うように歌われ、「側にいる事を選んで 今側にいるから 迷子じゃないんだ」と語りかけるような藤原の歌声は、本作でエリオとグロードンが絆を深める中で、そのままの自分を愛する勇気をもらったように、この広い世界で寂しさを抱えるすべての人の心をつつみこむやさしさに溢れている。美しく響く「リボン」と、星々の世界で寄り添い合うエリオとグロードンの姿が、迷ったときに勇気をくれる、心の道しるべとなる”一番星“のような大切な“つながり”を思い起こさせ、観る人すべてにやさしい感動をもたらす。

多くの人々の孤独に寄り添い、それでもこの広い世界で誰かと“つながり”あえる瞬間があるという希望を歌い、ふとしたときにも心の支えになるような、人々の心に“一番星”のように輝きつづける楽曲を届けてきたBUMP OF CHICKEN。そんな彼らの「リボン」は、たとえすべてを分かり合えなくて時に孤独を感じてたとしても、解けそうになった絆は何度も結びなおせること、自分の進む道に“そのままでいい”と勇気をくれるようなかけがえのない“つながり”を描く『星つなぎのエリオ』に込められたメッセージと合致していることで日本版エンドソングに決定した。

本作の監督、プロデューサー陣も「この世界に自分の居場所がないと感じて、ひとりぼっちだと思う瞬間は、きっと誰にでもあるはず。──そんなふうに感じるのは、あなただけではありません。この映画が、“自分らしさ”を愛する勇気と、そのままのあなたをやさしく抱きしめてくれる、大切な“つながり”に気づくきっかけになれば嬉しいです。」と作品のメッセージについて語っており、何十億人もいるこの世界で、ふと小さな寂しさを抱えたことがあるすべての人をやさしく抱きしめてくれる感動のラストシーンを彩り、エンドロールの最後を飾る日本版エンドソング「リボン」にも注目だ。

日本版本予告映像

『星つなぎのエリオ』は2025年8月1日(金)より全国で公開
監督:マデリーン・シャラフィアン、ドミー・シ、エイドリアン・モリーナ
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
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