名作『不思議の国のアリス』を日本で初の劇場アニメーション化した映画『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』の場面写真が解禁された。
本作の主人公を演じるのは、『すずめの戸締まり』で主人公の声優に抜てきされ、2025年前期NHK連続ドラマ小説『あんぱん』への出演など若手俳優のブレイク筆頭株として注目が集まる原菜乃華。周囲の顔色を窺いがちで、何もかもがうまくいかないと思い悩んでいるが、ある日、不思議の国に迷い込むことになる現代の大学生の女の子・りせ を等身大に演じる。そして、不思議の国の世界で、りせと一緒に様々な出会いをしながら旅をするアリスを演じるのは、実写映画『はたらく細胞』で血小板役を演じた注目の子役マイカ ピュ。物語はりせがアリスと出会うことで動き出していく――。
今回解禁された場面写真は、原作『不思議の国のアリス』へのオマージュが込められた計7点の新カット。「ワタシヲオノミ」と書かれた瓶を飲んで小さくなったアリスや、りせの肩にちょこんと座って「ワタシヲオタベ」と書かれたケーキを頬張る姿、手を取り合って“ふつうじゃない”世界へと一歩を踏み出すりせとアリス、さらにはハートの女王とのシーンなど、アリスの物語の世界観を象徴する印象的な場面が切り取られている。どのカットも原作の要素を随所に取り入れながら、“ふつうじゃない”があたりまえの“不思議の国”を描いた、日本発アニメーションならではの新しさを感じさせるビジュアルに仕上がっている。
本作の篠原俊哉監督は、原作『不思議の国のアリス』が時代を超えて愛され続ける理由について、「個性の強いキャラクターとナンセンスな世界設定。作品自体はストーリーらしいストーリーがなく、どこに連れて行かれるのかわからない不安感がありますが、世界設定には大量の余白があり、表現者が『不思議の国』という場を借りて新たな価値観を創出できる可能性に満ちている点も大きな魅力だ。時代が変わっても愛され続けている理由かな、と思います」とコメント。“ふつうじゃない”があたりまえの世界で、アリスと出会ったりせは、自分自身と向き合う旅へと踏み出していきます。価値観を揺さぶられるような不思議な出会いの数々が、やがてりせとアリスに小さな変化をもたらしていく。
『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』は2025年8月29日(金)より全国で公開
監督:篠原俊哉
声の出演:原菜乃華、マイカ ピュ
山本耕史、八嶋智人、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
山口勝平、森川智之、山本高広
木村昴、村瀬歩、小野友樹、花江夏樹/松岡茉優
間宮祥太朗、戸田恵子
配給:松竹
©「不思議の国でアリスと」製作委員会