名作『不思議の国のアリス』を日本で初の劇場アニメーション化した映画『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』のSEKAI NO OWARI書き下ろし主題歌「図鑑」スペシャルMVが解禁された。
本作の主人公を演じるのは、『すずめの戸締まり』で主人公の声優に抜てきされ、2025年前期NHK連続ドラマ小説『あんぱん』への出演など若手俳優のブレイク筆頭株として注目が集まる原菜乃華。周囲の顔色を窺いがちで、何もかもがうまくいかないと思い悩んでいるが、ある日、不思議の国に迷い込むことになる現代の大学生の女の子・りせ を等身大に演じる。そして、不思議の国の世界で、りせと一緒に様々な出会いをしながら旅をするアリスを演じるのは、実写映画『はたらく細胞』で血小板役を演じた注目の子役マイカ ピュ。物語はりせがアリスと出会うことで動き出していく――。
今回、SEKAI NO OWARIが本作のために書き下ろした主題歌「図鑑」を使用したスペシャルMVが解禁された。映像は、就職活動に悩み、自分らしさを見失いかけていた大学生・りせ(CV:原菜乃華)に、アリス(CV:マイカ ピュ)が「大丈夫よきっと、だってここはワンダーランドなんだもの」と元気づけるシーンから幕を開けます。りせは、亡き祖母の残した一通の招待状に導かれ、ハートの女王が出迎える不思議の国=ワンダーランドへと足を踏み入れていきます。そこは、“ふつうじゃない”ことがあたりまえの世界。自由奔放なアリスや、そして次々と出会う不思議の国の住人たちとのへんてこりんな出来事を通して、りせの心は少しずつ変化していく。
MVの終盤では「図鑑にはいない僕と君は」「根を張る場所を探し求めて」といった歌詞が、アリスとともに前へ進み出すりせの姿と重なり、映像は締めくくられています。アニメーション制作を手がけるのは、繊細な感情表現に定評のあるP.A.WORKS。主題歌にのせて、鮮やかでやさしい色彩で描かれたワンダーランドの世界観に、悩みや葛藤が丁寧に織り込まれた映像に仕上がっている。
主題歌発表時には、SNS上で「セカオワの新曲めちゃくちゃいい!!」いった声が次々と寄せられたSEKAI NO OWARIの新曲「図鑑」。歌詞を担当したSaoriは「『不思議の国でアリスと』の主人公は、なかなか思い通りに行けない日々を送る女の子です。彼女が、困難に立ち向かう姿を、ファンタジックに描くには、どんな言葉が似合うだろう?そう考えているうちに、環境があってなくて、生きているだけで大変な生き物の姿がいくつも浮かんできたので、図鑑というタイトルをつけて歌詞を書きました。どうして自分は上手くできないのだろうと悩みもがく日々が、少しかわいく思える曲になったらいいな、と思っています」とコメント。思うようにいかない日々にもがく誰かの背中を、そっと押してくれるような歌詞と共に、物語の魅力をたっぷり詰め込んだMVとなっている。
SEKAI NO OWARI書き下ろし主題歌「図鑑」スペシャルMV
『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』は2025年8月29日(金)より全国で公開
監督:篠原俊哉
声の出演:原菜乃華、マイカ ピュ
山本耕史、八嶋智人、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
山口勝平、森川智之、山本高広
木村昴、村瀬歩、小野友樹、花江夏樹/松岡茉優
間宮祥太朗、戸田恵子
配給:松竹
©「不思議の国でアリスと」製作委員会