1945年、夏―原爆投下直後の長崎を舞台に、被爆者救護にあたった若き看護学生の少女たちの“青春”を描く映画『長崎―閃光の影で―』の松本准平監督が書き下ろしたオリジナルストーリーを、TOKYO FM『JET STREAM』で福山雅治朗読により放送されることが決定した。
太平洋戦争末期の1945年、日本赤十字社の看護学校に通う17歳のスミ(菊池日菜子)、アツ子(小野花梨)、ミサヲ(川床明日香)は、空襲による休校のため長崎へ帰郷。8月9日11時2分、長崎市に原爆が落とされたことで、家族や恋人と過ごす彼女たちの日常は一変する。久しぶりに帰郷した長崎で過酷な体験をすることになる看護学生の田中スミを演じるのは、本作が映画初主演となる菊池日菜子。あどけなく清らかな存在感を放つ等身大の姿は、戦争の落とす暗い影との対比を浮かび上がらせる。スミの幼馴染であり看護学校の同級生・大野アツ子を演じるのは小野花梨。確かな演技力に定評のある小野が、本作では人一倍強い信念を持って被爆者救護にあたる少女を熱演。同じくスミの幼馴染で看護学校の同級生・岩永ミサヲ役に川床明日香。本作では、クリスチャンである自らの信仰心と現実のはざまで葛藤する少女という複雑な役どころに挑戦する。
今回、本作の主題歌のプロデュース・ディレクションを手がけた福山雅治が“機長”をつとめるTOKYO FM/JFN全国38局ネットのミッドナイトプログラム『JET STREAM』において、松本准平監督によるオリジナルストーリーが放送されることが決定した。8月4日(月)~8日(金)0時~0時55分の5夜連続で放送される。
今回のコラボのために『長崎―閃光の影で―』の新たな物語を松本准平監督が書き下ろした。舞台は昭和20年、戦火を逃れて長崎へ帰郷した看護学生たちが、原爆投下に直面しながらも命を救おうと奔走する姿を描く。語られるのは、スミ、アツ子、ミサヲという3人の少女、そして「被爆マリア像」の視点。それぞれの立場から紡がれる“あの日”の記憶と葛藤、そして祈りが、静かな深夜の時間にしっとりと響き渡る。戦後80年を迎えるいま、過去と現在、そして未来を結ぶ“平和への時空の旅”。深夜のラジオを通じて、心に残る「声の記憶」を届ける。
なお、松本監督は8月2日(土)の『福山雅治 福のラジオ』(14時~、TOKYO FM/JFN全国38局ネット)にゲスト出演し、映画の制作秘話や見どころを福山雅治とたっぷりと語る。
松本准平(監督)コメント
この度、JET STREAMさんとのコラボの機会を頂き、誠に光栄に存じます。映画の制作に臨んだ日々を思い出し、再び80年前の長崎を生きる登場人物たちに心を寄せながら、想いを込めて執筆いたしました。そして他ならぬ福山雅治さんにご朗読いただき、この言葉に魂を吹き込んでいただけることは、望外の喜びです。
映画をご覧になる前に、あるいはご覧になった後でも、たのしんでいただける内容になっていると思います。映画本編と併せて、被爆80年の今年、平和に想いを馳せる時間にしていただけたら嬉しいです。
『JET STREAM』
パーソナリティ(機長):福山雅治
放送日時:月~金 午前0時~0時55分
放送局 :TOKYO FMをはじめとするJFN全国38局ネット
番組サイト: こちら
『長崎―閃光の影で―』は2025年7月25日(金)より長崎で先行公開、8月1日(金)より全国で公開
監督:松本准平
出演:菊池日菜子
小野花梨、川床明日香
水崎綾女、渡辺大、田中偉登、加藤雅也、有森也実、萩原聖人、利重剛/池田秀一、山下フジヱ
南果歩 美輪明宏(語り)
配給:アークエンタテインメント
©2025「長崎―閃光の影で―」製作委員会