『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』の感謝御礼舞台挨拶が7月24日(木)に池袋HUMAXシネマズで行われ、原田泰造、中島颯太(FANTASTICS)が登壇した。
2024年1月に東海テレビ・フジテレビ系の土ドラ枠で放送され、TVer初回再生回数が1週間で89万回を達成し、東海テレビ制作史上歴代1位(2024年1月当時)となる大記録を打ち立てた“おっパン”。「2024年日本民間放送連盟賞」において、テレビドラマ部門優秀賞を受賞したほか、練馬ジムによる原作も国内累計閲覧数8,400万回以上(2025年3月時点)を誇るなど話題を集めた。世間の古い常識や偏見で凝り固まった昭和の“おっさん”がLGBTQ+、推し活、二次元LOVE、メンズブラ…といった新しい“常識”に出会ったことで、少しずつアップデートしていくロールプレイング
劇場公開から約3週間、満員御礼の会場に颯爽と登場した主人公・沖田誠役の原田と五十嵐大地役の中島。しかし中島からは「(原田が)直前に水を飲もうとするから、登場するのがちょっと遅れました」との報告が。これに原田が「その時に(中島が)ペットボトルのキャップを開けてくれて…。急に優しい!」と満面の笑みで明かすと、中島は「急じゃないです。ずっと優しいです」と訂正。中島の印象について原田が「凄く喋りやすい。僕は普段から壁を作るタイプですが、この人は壁がいらない方」と言えば、中島も原田について「人類一優しい」と表すなどイベント開始早々から相思相愛だった。
映画公開後に一人でお忍び鑑賞したという原田。「一人でそっと行って最前列で観ました。場内からウフフという笑い声が聞こえたりして安心した」と客席からの好リアクションに一安心。「学生時代は『僕、この映画に出ました!』と客席にアピールする姿を想像していたけれど、流石にそれは出来なかった。映画が観終わったらサーッと帰りました」と照れていた。両親が映画館で本編を鑑賞したという中島は「お父さんとお母さんが映画デートしてくれて『感動した』『面白かった』と感想をくれてとても嬉しかったです」と喜色満面だった。
原田がエンドロールで踊る「おっさんダンス」も話題に。だが原田は「あれは…やられた!」と何故か悔しそう。曰く「ダンスの先生の踊る動画を見ながら一生懸命覚えてダンス動画を撮って。他の人も苦戦するだろうと思ったら、みんな軽く踊っていた。それが腹立たしい!」とご立腹。これに中島は「軽くじゃないですよ?ノリノリでやっていただけです」と言いながら振付の一部をさりげなく生披露した。原田からは「その動き凄いな!さすがだな!」と褒められると中島は「それはスミマセン。ダンスが上手いから」と満足気。「2週間くらい練習したんじゃないの?」(原田)と聞かれると「いや…30分くらいで」(中島)とクールに答えると、原田は「だとしたら凄すぎるよ!俺なんて味があると言われるけれど、それってそれ以外言うことがないという事だよ!?」と肩を落としていた。
一方、中島はプロデューサーからドラマ撮影前にゲン担ぎの意味も込めてパンツをプレゼントされたという。「クランクインとクランクアップと、大地君の大事な長セリフがある日に履いていきました」と明かすと、原田は「それもおかしいね!『おっさんのパンツ』なのに俺にはくれていないって…。どういうことだよ?」と不満を漏らすも「そうか、俺が履くのは何だっていいのか。なるほどね」と自己解決し、爆笑を誘っていた。
その後のトークでは、中島から「泰造さんは『どうも』と挨拶する印象がある」という指摘から、原田がかつて遭遇した『どうも』と挨拶するコンビニ店員の話になり、その人が気づいたら駐車場で働き始めて、そこでも『どうも』と挨拶していた『どうもおじさん』という謎エピソードを原田が興奮しながら語り出すという珍展開もあった。
また再共演の話題になると中島は「タッグ!」と提案し、原田も「僕も同じ!」と言いながら刑事もののバディの決めポーズを二人してノリノリで披露。会場も大盛り上がりとなった。
最後に主演の原田は「僕にとって『おっパン』とはバイブルのようなものです。この先またアップデートしなければいけない時も来るだろうから、その時は本作を観て漫画も読んでちょっとずつアップデートしていきたい。そう思わされる作品です」としみじみ。中島も「自分の中での人生の核となる作品。五十嵐大地君に出会えたのも僕の誇りです」と深い思い入れを口にしていた。
【提供写真、オフィシャルレポート】
『映画 おっさんのパンツがなんだっていいじゃないか!』は全国で公開中
出演:原田泰造
中島颯太(FANTASTICS)、城桧吏、大原梓、東啓介、渡辺哲、曽田陵介
トータス松本/松下由樹/富田靖子
配給:ギャガ
©練馬ジム | LINE マンガ・2025 映画「おっパン」製作委員会