7月30日(水)に東京・豊洲PITで開催された「TGC teen 2025 Summer」にて、映画『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』のスペシャルステージが行われ、主人公・安曇野りせ役の原菜乃華、アリス役のマイカ ピュが登壇した。

本作の主人公を演じるのは、『すずめの戸締まり』で主人公の声優に抜てきされ、2025年前期NHK連続ドラマ小説『あんぱん』への出演など若手俳優のブレイク筆頭株として注目が集まる原菜乃華。周囲の顔色を窺いがちで、何もかもがうまくいかないと思い悩んでいるが、ある日、不思議の国に迷い込むことになる現代の大学生の女の子・りせ を等身大に演じる。そして、不思議の国の世界で、りせと一緒に様々な出会いをしながら旅をするアリスを演じるのは、実写映画『はたらく細胞』で血小板役を演じた注目の子役マイカ ピュ。物語はりせがアリスと出会うことで動き出していく――。

ステージが暗転すると、イベントの幕開けを告げたのは、「あれ、ここはどこだろう?」「りせ、こっち!」「アリス、待って!」という主演を務める原菜乃華とマイカ ピュによる生セリフ。幻想的な演出の中、SEKAI NO OWARIによる主題歌「図鑑」が流れ始めると、シャボン玉が舞うステージに原菜乃華とマイカ ピュが手を繋いでランウェイへ登場。今日一番の大歓声が会場を包み込み、2人は軽やかにウォーキングしながら可愛らしいポージングで観客の視線を集めた。

トークパートではMCのくれいじーまぐねっとより作品ついて問われると、原は「世界中で愛されてきた『不思議の国のアリス』を、日本で初めて劇場アニメ化した作品です」と語り、自身が演じた主人公・安曇野りせについては「就活中の大学生で、すごく真面目で几帳面。自分の気持ちをうまく伝えられない、繊細な女の子」と紹介した。一方、アリス役を演じたマイカは、「人が止めてもなんでもやっちゃうすごい元気で天真爛漫なな女の子」とキャラクターを説明。2人で臨んだアフレコ収録について原は、「息もぴったりで、マイカちゃんはいつもお菓子をくれたり、私の好きな色の輪ゴムで指輪を作ってプレゼントしてくれたりして、すごく嬉しかったです」と微笑ましいエピソードを披露し、仲の良さをうかがわせた。

さらに注目ポイントについて問われると、原は「主人公のりせは20代の就活生で、今この会場にいるみなさんと同じような悩みや迷いを抱えている。同年代の人たちにリアルタイムで刺さる“デトックスストーリー”になっていると思います」とコメント。マイカも「私は女王様とお話しするシーンの収録が難しかったので、注目してみてほしいです」と語った。SEKAI NO OWARIが書き下ろした主題歌「図鑑」について原は、「すごく可愛くて優しくて、ファンタジックな曲調がワンダーランドの世界観とぴったり。この作品にこれ以上ふさわしい主題歌はないと思いました」と魅力をアピール。

最後に原は「この作品はすごくうっとりするくらい不思議の国の美しい映像に癒されながらも、観る人の心に刺さるような言葉がたくさん詰まった作品になっています。お子さまから大人まで、たくさんの方に届けたいです」と語り、マイカは「この映画には、きっと皆さんに当てはまるシーンがあると思います。そこを探しながら楽しんでください」と呼びかけ、ステージはあたたかな拍手に包まれながら幕を閉じた。

【提供写真、オフィシャルレポート】

『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』は2025年8月29日(金)より全国で公開
監督:篠原俊哉
声の出演:原菜乃華、マイカ ピュ
 山本耕史、八嶋智人、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
 山口勝平、森川智之、山本高広
 木村昴、村瀬歩、小野友樹、花江夏樹/松岡茉優
 間宮祥太朗、戸田恵子
配給:松竹
©「不思議の国でアリスと」製作委員会