『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』で安曇野りせ役の原菜乃華と、アリス役のマイカ ピュが、8月6日(水)に京セラドーム大阪で開催されたた「KANSAI COLLECTION 2025 AUTUMN & WINTER」に登場した。

本作の主人公を演じるのは、『すずめの戸締まり』で主人公の声優に抜てきされ、2025年前期NHK連続ドラマ小説『あんぱん』への出演など若手俳優のブレイク筆頭株として注目が集まる原菜乃華。周囲の顔色を窺いがちで、何もかもがうまくいかないと思い悩んでいるが、ある日、不思議の国に迷い込むことになる現代の大学生の女の子・りせ を等身大に演じる。そして、不思議の国の世界で、りせと一緒に様々な出会いをしながら旅をするアリスを演じるのは、実写映画『はたらく細胞』で血小板役を演じた注目の子役マイカ ピュ。物語はりせがアリスと出会うことで動き出していく――。

映画のタイトルロゴが大きく敷かれたランウェイを歩きながら、無邪気に客席へボールを投げ込むパフォーマンスで会場を盛り上げ、笑顔で手を振りながらスペシャルステージを彩った。作品の見どころについて、原は「つい周りに合わせてしまいがちな現代社会で、SNSに囲まれながら本当の自分を見失ってしまう主人公が、ワンダーランドでの冒険を通じてアリスと出会い、自分を取り戻していくデトックスストーリー」と紹介した。マイカも、「誰もが知っている『不思議の国のアリス』の世界から、へんてこりんで可愛らしいキャラクターたちがたくさん登場するので、ぜひ楽しみにしていてほしい」と笑顔でコメント。MCを務めたぺこぱの二人も、「アニメから飛び出してきたみたいな可愛さ!」と声を弾ませ、会場からも共感の声が上がった。

さらに原は「大阪でのイベントということで、ブラックマヨネーズの小杉さんが声を担当しているハンプティ・ダンプティというキャラクターにも注目してほしい」と紹介。「小杉さんにぴったりのキャラクターですね!」とぺこぱがツッコむと、会場からは笑いが起こり、「劇中で小杉さんの『ヒーハー』は登場するのか?」という質問にも、「それは見てからのお楽しみ」と抜群のノリで期待をあおった。

イベントの最後には、登壇者たちから観客へのメッセージが届けられ、原は「SEKAI NO OWARIさんによる素敵な楽曲や、うっとりするほど美しいワンダーランドの映像にぜひ浸っていただきたい」と語り、マイカは「今日は特別なステージをありがとうございました。次は劇場でお会いしましょう!」と笑顔で締めくくった。

ランウェイステージに続き、原菜乃華とマイカ ピュが、LIVE配信ブースに登場。MCを務めた大倉士門との軽快なやり取りの中で、作品への想いや撮影秘話が語られた。今回が関西コレクション初登場となる2人。原は「熱気がすごくて、温かく迎えてくださってとても嬉しかったです」と感激を語り、マイカも「あんまり緊張しなかった!こういう時は楽しんだ方がいいと思ってるので」と、アリスらしい自由で自然体な一面をのぞかせた。

印象に残っているシーンの話題では、マイカが「女王様に会う場面」を挙げ、「お嬢様っぽくおしとやかに声を出すのが難しかった」と演技の苦労を明かすと、原さんは「私はラップに挑戦しました。とてつもなく豪華な声優陣との競演で、とても刺激的でした」と語った。また、お互いの第一印象についてもトークが展開。マイカは「原さんは、疲れているときに水をくれたりお菓子をくれたり、一緒にカードゲームで遊んでくれる優しい人」と語り、一方原は「初対面のときから本当に可愛くて、まるでアリスがそのまま実写で出てきたような印象でした」と笑顔で振り返った。さらに、マイカが原の好きな色で輪ゴムの指輪を手作りしてプレゼントしたという心温まるエピソードも披露された。

最後に、映画を楽しみにしているファンへ向けて、マイカは「この映画には一人ひとりに重なる場面があると思うので、自分に当てはめながら楽しんでください」と呼びかけ、原は「うまくやってるつもりでも空回りしてしまうような、そんな経験のある人にはきっと届く作品です」とメッセージを贈った。

【提供写真、オフィシャルレポート】

『不思議の国でアリスと -Dive in Wonderland-』は2025年8月29日(金)より全国で公開
監督:篠原俊哉
声の出演:原菜乃華、マイカ ピュ
 山本耕史、八嶋智人、小杉竜一(ブラックマヨネーズ)
 山口勝平、森川智之、山本高広
 木村昴、村瀬歩、小野友樹、花江夏樹/松岡茉優
 間宮祥太朗、戸田恵子
配給:松竹
©「不思議の国でアリスと」製作委員会