本土復帰目前、混沌とした沖縄で繰り広げられるクライムサスペンス――『連続ドラマW 1972 渚の螢火』のメインビジュアル、本予告映像が解禁された。
舞台は1972年、沖縄。本土復帰が目前に迫った中、現金を輸送していた銀行の車両が何者かに襲撃され、100万ドルが強奪される事件が発生する。当時沖縄では復帰に際して円ドル交換(米占領下ではドルを使用していたが、復帰に伴い円への交換が必要だった)が琉球政府の重要事業と位置付けられており、琉球警察はこの件が日本政府やアメリカ政府に知られると、重大な外交問題に発展しかねないと、これを秘密裏に解決する特別対策室を編成。復帰までの期限は18日。彼らは事件解決に奔走するが……。捜査に当たる特別対策室の班長・真栄田太一を演じるのは高橋一生。真栄田は石垣島出身、さらに東京の大学に進学し琉球警察に入署したエリート。沖縄の出身でありながら地元の署員からは「ないちゃー(本土の人間)」と揶揄され、真栄田は自分が何者なのかアイデンティティを問い続ける。本作で高橋は、連続ドラマW作品で初主演を飾る。
今回、メインビジュアルが解禁された。沖縄の海の波打ち際に佇む真栄田。その周囲には沖縄で先祖供養の際に用いられている、あの世のお金「ウチカビ」が、まるで螢の光のように燃え上がり、舞う、まさにタイトル通り、「渚の螢火」が表現されている。琉球警察の真栄田、与那覇(青木崇高)、玉城(小林薫)、アメリカ陸軍の捜査員イケザワ(城田優)、そして沖縄を動かす実業家・川平(沢村一樹)。1972年を生きる登場人物たちが、熱いまなざしで今後の沖縄の未来を見据えており、ドラマチックで緊張感を漂わせたデザインとなっている。波打ち際で遠くの水平線を見つめる真栄田の先に希望はあるのか。「タイムリミットは本土復帰日、消えた100万ドルを追え――」琉球警察、最後の任務。沖縄の未来を懸けた戦いが始まる―。
併せて、本予告映像が解禁された。沖縄の本土復帰に際し、ドルと円の交換が行われる。琉球中央銀行が現金輸送中に何者かに100万ドルが強奪される。立ち上げ時は真栄田(高橋一生)と玉城(小林薫)の二人だった特別対策室に新たなメンバー、与那覇(青木崇高)、愛子(清島千楓)、比嘉(広田亮平)が増員され、捜査に乗り出す。
さらに、出産前に沖縄に真栄田に会いに来た、東京出身の妻・真弓(北香那)、コザでバーを営む伊波正美(MAAKIII)、そして米国の外交官オーガスト・ミラー(Jeffrey Rowe)も本予告で登場している。襲ったのは本当に米兵だったのか。そして暗躍する地元ギャングの狙いは何なのか。特別対策室は事件の真相を突き止めるべく、捜査を進めていく。
本予告映像
『連続ドラマW 1972 渚の螢火』は10月19日(日)より毎週日曜22:00~WOWOWで放送・配信(全5話)【第1話無料放送】
監督:平山秀幸
出演:高橋一生
青木崇高、城田優
清島千楓、嘉島陸、佐久本宝、広田亮平、MAAKIII、北香那、Jeffrey Rowe、藤木志ぃさー、ベンガル
沢村一樹、小林薫