竹野内豊主演映画『雪風 YUKIKAZE』の特別映像が解禁された。
80年前――平和な海が戦場だった時代、数々の激戦を最前線で戦い抜いた駆逐艦「雪風」は、僚艦が大破炎上していく中、絶えず不死身ともいえる戦いぶりを見せた。主力である甲型駆逐艦38隻のうち、ほぼ無傷で終戦を迎えたのは「雪風」ただ一艦のみだった。軽量で機動性に優れた駆逐艦は艦隊の先陣を切って、魚雷戦を仕掛け、対空戦闘によって、中心となる戦艦、空母などを護るのがその役目である。「雪風」は敵弾をかいくぐりながらその任務を果たし、必ず生き抜いた。そして決まって戦場に留まると、沈没する僚艦から海に投げ出された仲間たちを救い、共に帰還させた。つまり戦うために出撃しながら、最後は必ず人を救い、還ってくる。それこそが“幸運艦” “不沈艦”と呼ばれた「雪風」に課せられた天命ともいうべきものだったかもしれない。
今回、竹野内豊、玉木宏、奥平大兼の3人の言葉にフォーカスした『雪風 YUKIKAZE』特別映像「奇跡の史実」編が公開された。主演の竹野内は幸運艦と呼ばれた「雪風」について、「激戦から必ず帰ってくる。それは、奇跡としか言いようがない」と語り、戦った後に大勢の仲間を救って帰ってくる「雪風」を称して、「本当の意味での“助け舟”。何気なく使っていた“助け舟”という言葉について改めて考えさせられる」と語っている。玉木は「たった80 年前の出来事であること。そのことが戦争を知らない世代にも届いてほしい。そして、この映画を通して、命の尊さが未来に繋がっていけば」と、映画に対する思いを語り、奥平は「自分自身この映画を通して知れて良かったことがたくさんある。それを観てくださる若い人たちも同じように思っていただけたら」と作品を通して未来に繋げたい思いを明かしている。
「単なる歴史の1ページとして終わらせてはいけない」という竹野内の言葉で締めくくられたコメントから、キャストたちの本作にかける思いや、「雪風」の乗員たちが繋いできた命や希望を受け継ぐものとして、その責任が強く伝わる映像となっている。
特別映像
『雪風 YUKIKAZE』は2025年8月15日(金)より全国で公開
監督:山田敏久
出演:竹野内豊、玉木宏、奥平大兼、當真あみ
藤本隆宏、三浦誠己、山内圭哉、川口貴弘、中林大樹、田中美央
田中麗奈、益岡徹、石丸幹二、中井貴一
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント/バンダイナムコフィルムワークス
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