実写版『ヒックとドラゴン』の特別映像が解禁された。

『シュレック』『ボス・ ベイビー』『野生の島のロズ』など、数々の世界的人気作を生み出してきたドリームワークス・アニメーションが手掛けたアニメーション映画『ヒックとドラゴン』(2001)は、その年のアカデミー賞®2部門(長編アニメーション賞/作曲賞)およびゴールデングローブ賞(最優秀長編アニメーション映画賞)にノミネート、アニー賞では10部門で賞を獲得。この1作目は全世界興行収入4億9万ドルを突破する大ヒットを記録し、その後2014年と2019年に続編が公開されて全世界で大ヒット、スピンオフもTVシリーズとして配信され、空前のスケールと圧倒的クオリティで描かれたバイキングの少年ヒックと彼が出会ったドラゴンのトゥースとの友情と大冒険は世界中を感動で包み込み夢中にさせた。そして、このシリーズから驚異の進化を遂げた初の実写化が公開される。革新的な映像と巧みなストーリーテリングで、不動の地位を築いたドリームワークスが実写による驚異のドラゴンライド・アドベンチャーを新たに贈り出す。

2010年に始まった「ヒックとドラゴン」シリーズと歩みをともにしてきたジェラルド・バトラーが、ファンの期待を一身に背負いながらアニメーション三部作の声優に続き、ヒックの父であり誇り高きバイキングの長・ストイックを実写版で演じる。今回、そんなバトラーが実写化されたストイックとシリーズへのあふれる愛を熱く語る特別映像が解禁された。

勝ち抜くために鍛え上げられた逞しい肉体と鬼気迫る闘志で観る者を大熱狂させた『300 〈スリーハンドレッド〉』で“闘う男”の地位を確立させたジェラルド・バトラー。映像はそんな彼が「この作品が嫌いな人に出会ったことがない」と語る、俳優人生における「ヒックとドラゴン」シリーズへの想いの強さを感じさせる熱い言葉から始まる。アニメ版ではアクションスターの力強さと生来の愛情深さで最強のバイキングとして仲間たちと暮らすバーク島を治めるストイックに息を吹き込んだバトラーだが、「ストイックとして生きる機会を得た」という言葉を裏付けるように、アニメで描かれた立派なあご髭と強靭な肉体はそのままに、幾多の試練をその腕っぷしで乗り越えてきたことを風格から漂わせる“生きている”バイキング姿で撮影に挑むバトラーが映し出されていく。

彼の逞しい体を包む“ドラゴンと戦うための衣装”は、当人であっても「とてつもなく大きかった」と言わしめるほどで、その重さは<40キロ>だと明かす。屈強ぞろいのバイキング仲間の中にあっても圧倒的な威厳と存在感を放つ実写化されたストイック姿に、バトラーも「気分はまさに勇敢なバイキングさ」と胸を張った。「ヒックとドラゴン」シリーズが人々から愛され続ける理由の一つである、“父と息子が織りなすドラマ”にもバトラーは言及。勇敢こそが一人前の証であるバイキング一族とは対極的な、ひ弱で失敗ばかりの息子ヒック(メイソン・テムズ)との関係に悩む父としての想いも「感情移入して演じられた」と、ストイックそのままに目に深い愛情を湛えながら伝え、最後は「新しいやり方でこの物語を作り上げた。魔法の要素が高まった『ヒックとドラゴン』を世界に届けたい」と、新次元の進化を遂げたシリーズへのあふれて止まらない愛を込めたメッセージで締めくくった。

バトラーが本作へひと際熱い想いを抱くのには理由があり、「ヒックとドラゴン」シリーズは彼が築き上げた俳優としてのキャリアとそう変わらない時間をともにしているという、何物にも代えがたい背景がある。バトラーは「このシリーズを愛しているよ。深く関わってきたからね」とこれまでの日々を振り返りながら、「この作品がまだ種だった頃からこんなに愛されるシリーズに成長するまで、役者人生を通してずっと関わってきた。この作品の持つ感情の複雑さ、美しさ、感動、心の痛み、そしてスリルは、世代を超えて人々を魅了してきた。私はまるで家族の一員のように、このシリーズと共に歩んできた気がする。そして私は自分が物語の番人だという意識でずっと演じてきた。だからディーンに『実写版を作るんだけど、君も参加してくれる?』と、聞かれた時は感慨深かった。再びここに戻ってくるということは、とても光栄であると同時に責任も重大だった。原作の真髄を新たな形でしっかり伝えないといけないからね」と、並々ならない覚悟と責任、そして深い愛によって実写化への参加を決めたことを明かしている。

その想いをより強固にさせているのは、アニメ版1作目からともにシリーズを作ってきたディーン・デュボア監督の存在が大きく、「ディーンのような監督や脚本家は他にいない。彼の全ての作品には、彼の知性と創造性、そして感情的な深み、それらが上手く織り込まれているんだ。再びストイックを演じてくれと彼に言われた時は、またこの役を演じられることと同じくらい、再び彼と仕事ができることにワクワクしたよ」と、デュボア監督との再会を心から喜んだ。デュボア監督も同じ思いで「バトラーはまさにストイックそのものだよ。アニメーション版ではこのキャラクターをバトラーと二人三脚で作り上げた。その彼がこの作品に戻って来る意思があると知れたことは、私にとって大きな自信に繋がった。彼が外見も内面もストイックになりきる姿は圧巻だったよ」と、バトラーがストイックを演じることで実写化を一層特別なものにしていることに確信をもって語っている。世界中で愛されるアニメーションの実写化を異次元のクオリティで実現させたバトラーのストイックは、観る者の「ヒックとドラゴン」シリーズの世界へと没入させ、再び一生ものの感動をその胸に刻むことになるだろう。

特別映像

『ヒックとドラゴン』は2025年9月5日(金)より全国で公開
監督:ディーン・デュボア
出演:メイソン・テムズ、ニコ・パーカー、ジェラルド・バトラー、ニック・フロスト
配給:東宝東和
©2025 UNIVERSAL PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.