『九龍ジェネリックロマンス』の夕涼み試写会が8月14日(木)に都内で行われ、吉岡里帆、水上恒司が登壇した。
累計発行部数150万部超え、「恋は雨上がりのように」の眉月じゅん最新作にして人気漫画「九龍ジェネリックロマンス」(集英社/ヤングジャンプ連載)がアニメ化に続き、実写映画化。過去の記憶がない鯨井令子と誰にも明かせない過去をもつ工藤発の恋。2人の距離が近づくほど深まっていく謎。その真相にたどり着く時、2人は究極の選択を迫られる―。本作の舞台となる美しくも妖しい街“九龍”を再現するため、全編真夏の台湾ロケを敢行。ノスタルジーに溢れる世界で、切ないミステリーと極上のラブロマンスが描かれる。鯨井令子役には、映画『正体』(24)で第48回日本アカデミー賞最優秀助演女優賞を受賞した吉岡里帆、工藤発役に『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら』(23)で第47回日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞した水上恒司の配役でW主演を果たす。巨大製薬会社の社⻑・蛇沼みゆき役に⻯星涼、喫茶店・金魚茶館の店員タオ・グエン役に栁俊太郎、靴屋の店主で令子の親友になる楊明役に乃木坂46の梅澤美波、九龍のあらゆる店でアルバイトをしている小黑役に花瀬琴音、蛇沼と行動を共にし、九龍の街を調べるユウロン役にフィガロ・ツェンら豪華俳優陣が集結した。
この日は浴衣姿で登場した吉岡と水上。自身の浴衣について吉岡は「アニメの『九龍ジェネリックロマンス』で、サクセス(金魚)の声をさせていただいてまして。そのご縁で今日は金魚柄にしてみました」と、くるりと一周して見せた。さらに「頭に朝顔が咲いて、背中に薔薇が咲いて、花を咲き乱れてる人になってます」とユーモアを交えて語り、会場を和ませた。続いて水上は落ち着いた印象の浴衣を披露し、「今日は(吉岡が)花形ですので」と笑顔を見せた。
イベントでは、映画の大ヒットを祈願したスイカ割りが行われた。「やったことないです」という水上が、アイマスクで目隠しをして挑戦。吉岡が「よし、気合入れてこう!」と声をかけると、水上はその場で5回回転。すると、回り終えた場所がちょうどスイカの正面に。
吉岡が「よし、いこう!まっすぐ振り下ろす!」とナビゲートすると、水上は力強く振り下ろし、一発で見事にスイカを叩き割った。会場から大きな拍手が送られる中、アイマスクを外した水上は感想を求められると「普通に切って食った方がうまいそう」と呟き、笑いを誘った。
また、水上は本作について「なかなかない恋愛映画というか、ラブストーリー、ミステリーロマンスになってると思うので、原作ファンの方でもそうじゃない方でも楽しめる作品になってると思います」とアピール、吉岡は「映画自体は、やっぱり恋って本当に理屈じゃないんだなっていう気持ちになってもらえるかなって思います」と話し、「本当に人を愛せるっていうのはその人が目の前にいてくれるからなんだなっていうのを、改めて思ってもらえるかなと思います。好きな人がいること、この人に好きだと伝えられるチャンスがあることって、本当に素敵なことだと思います。ぜひ皆さん、映画の世界にどっぷり浸かっていただけたらなと思います」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『九龍ジェネリックロマンス』は2025年8月29日(金)より全国で公開
監督:池田千尋
出演:吉岡里帆、水上恒司
栁俊太郎、梅澤美波(乃木坂46)、曾少宗、花瀬琴音
諏訪太朗、三島ゆたか、サヘル・ローズ/関口メンディー、山中崇、嶋田久作
竜星涼
配給:バンダイナムコフィルムワークス
©眉月じゅん/集英社・映画「九龍ジェネリックロマンス」製作委員会