STUDIO4°C 最新作『ChaO』のメイキング特別映像が公開された。
ハイクオリティな映像と独特な世界観で世界中に多くのファンを抱えているクリエイティブ集団STUDIO4°Cの最新作で描かれるのは“種族と文化を超えた恋と奇跡の物語”。オリジナルアニメーションとなる本作では、絵を1枚1枚描く手書きアニメーションにこだわり、圧倒的な作画量と美しい背景美術で、瑞々しくもかわいく人間と人魚の恋模様を描く。本作の舞台は、人間と人魚が共存する未来社会。船舶をつくる会社で働くサラリーマンのステファンは、ある日突然、人魚王国のお姫さま・チャオに求婚される。ステファンは訳も分からないまま、チャオと一緒に生活することに?純粋で真っすぐなチャオの愛情を受けて、ステファンは少しずつチャオに惹かれていく。2人の恋の行方は―。主人公・ステファンの声を鈴鹿央士、ヒロイン・チャオの声を山田杏奈がW主演で担当する。
今回公開されたのは、鉛筆の線画から見事なアニメーションへと完成していくさまを映し出した、貴重なメイキング特別映像。チャオを追いかけ波に乗るかのように海の上を走り出す主人公・ステファンや、雨の中で華麗に舞う人魚姫・チャオの姿をはじめ、スクリーンいっぱいに広がる海や水滴など、観る者の目を奪う独創的な水の表現でも美しいインパクトを残している。劇中に登場する印象的なシーンと線画が交互に映し出され、計算し尽くされたアニメーションとしての凄さやその完成度の高さに期待が高まる本映像の続きは、本編上映後のエンドロールで観ることができる。最後の最後までぜひ劇場で楽しんでほしい。
メイキング特別映像からも伝わるように、1枚1枚にこだわり抜かれた手書きアニメーションが大きな魅力の本作。一般的にアニメ映画の作画枚数はおおよそ3万~4万枚と言われているところ、本作での総作画枚数はなんと10万枚超に。そのおかげもあり、アクションシーンはもちろんのこと、日常のシーンではステファンやチャオだけではなく、画面の隅にいる通行人やノラ猫、さらにはトイレットペーパーまでもが縦横無尽に動く、自由な楽しさが際立つアニメーションが完成した。「これまでに誰も観たことのない映像表現を追求する」と言う目標のもとで生まれた、映画『ChaO』。「アヌシー国際アニメーション映画祭2025」でも審査員賞を受賞し早くも世界で話題を集める、STUDIO4°C渾身の本作をぜひ劇場で見届けていただきたい。
メイキング特別映像
『ChaO』は公開中
監督:青木康浩
声の出演:鈴鹿央士、山田杏奈
シシド・カフカ、梅原裕一郎/三宅健太/太田駿静、土屋アンナ
くっきー!、山里亮太
配給:東映
©2025「ChaO」製作委員会