戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描ききった真藤順丈による傑作小説を実写映画化した『宝島』の特別映像が解禁された。
戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描き切った真藤順丈による傑作小説「宝島」。第160回直木賞をはじめ、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞し栄えある三冠に輝いた本作を、東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと実写映画化。監督を務めるのは、さまざまなジャンルや題材を通して常に新たな挑戦を続ける大友啓史。主演には妻夫木聡を迎え、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら日本映画界を牽引する豪華俳優陣が集結。誰もみたことがないアメリカ統治下の沖縄を舞台に、混沌とした時代を全力で駆け抜けた若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描く、衝撃と感動のエンタテインメント超大作が誕生する。
『宝島』へのたぎる情熱を胸に、全国を飛び回り各地で想いを伝え続ける妻夫木と大友監督。物語の舞台となる沖縄を皮切りに、約2か月間、20エリアに及ぶ全国キャラバンでの先行上映会を通じ、日本中に“宝島旋風”が巻き起こるなか、キャストのインタビューや貴重なメイキングシーンを収めた【特別映像−たぎる想い編−】が解禁された。
映像冒頭、「新しい命の鼓動みたいなものが動き出すのが聞こえた気がした」と完成した本作を観た直後の心境を静かに噛みしめる妻夫木の姿が映し出される。クライマックスのコザ暴動のシーン、自身が演じる主人公・グスクが大群衆のなか魂を震わせるシーンを重ね「圧倒された」と明かす妻夫木。アメリカ統治下時代の沖縄を生きる登場人物たち一人一人の激情に想いを馳せながら、「(みんなの感情が)大きなうねりとなって、叫びとなって流れていく。生きる力をまじまじと感じさせられた」と力強く語りかける。
また、そんな妻夫木の想いと共鳴し、グスクとともに激動の時代を駆け抜けたヤマコ、レイ、オンを演じた広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太の撮影現場での貴重なインタビュー映像も収録。「この数年1回ももう泣かなくてもいいと思うくらい、すごい泣いた」と撮影時を振り返り、“一生分”と言っていいほどの感情を爆発させたという広瀬をはじめ、“壮大すぎる”撮影規模に衝撃を受けたことを語る窪田、そして、それらを束ねた大友監督の“命がけの”覚悟に最大の賛辞を贈る永山が、撮影を通して感じたそれぞれの想いを打ち明けている。
映像では、延べ2000人を超えるエキストラが参加したコザ暴動のシーンで、熱気漂う撮影現場でひとりひとりにまで丁寧に演出をつける大友監督の姿も。「心の奥の奥の奥の底にある叫びを表現したいと思った」と語る大友監督が指揮を執り、圧倒的な緊迫感で撮影された大迫力の「コザ暴動」シーンのメイキングは必見。観る者を熱く、その渦中へ引き込む臨場感が味わえる。
特別映像
『宝島』は2025年9月19日(金)より全国で公開
監督:大友啓史
出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太
塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバー
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2025「宝島」製作委員会