ダニー・ボイル監督が感染から28年後の世界を描いた『28年後...』の続編『28 Years Later: The Bone Temple(原題)』が『28年後... 白骨の神殿』の邦題で2026年1月16日(金)から日米同時公開されることが決定した。
人間が人間ではなくなり、理解し合えなくなる。さらに 驚くべき変化が――この先も起こるだろう。「準備はいいか。」アカデミー賞®監督ダニー・ボイルとアカデミー賞®ノミネートの脚本家アレックス・ガーランドがタッグを組み、徹底したリアリティと臨場感を追求して描いた<人間>と<感染者>の命がけのサバイバル・スリラー『28年後...』。今年6月20日(金)に日米同時公開され、その衝撃のストーリーと圧倒的クオリティが全世界の観客から高く評価され、大ヒットを記録。その待望の続編が2026年1月16日(金)日米同時公開される。
前作『28年後...』のラストシーン――主人公の少年スパイク(アルフィー・ウィリアムズ)は、最愛の母親の死後、父親(アーロン・テイラー=ジョンソン)が暮らすホーリーアイランドを離れ、ウイルス感染が蔓延するイギリス本土でたった一人で生きる決意をするが、感染者に襲われそうになったところをジミー・クリスタル(ジャック・オコンネル)をリーダーとした全員金髪の謎の集団に助けられる。
今回解禁された予告編では、この謎の集団を中心とした映像が展開される。紫の衣装に金の装飾品を身に着けたジミーは、「ジミーズ」と呼ばれる全員金髪の<暴力的なカルト集団のリーダー>だ。彼らは、本土で生き延びる人間を縄で縛り付け、ナイフで身体を傷つける。罰と恐怖により人間を支配しているようだ。その中には集団の一員となった金髪のスパイクの姿もあり、恐怖におびえる表情をみせる。一方、ドクター・ケルソン(レイフ・ファインズ)も登場し、人骨を積み上げた塔の地下空間での生活が垣間見られる。そこには書物、医療器具、手回し蓄音機が置かれ、壁には数枚の写真が貼られている。そこはおそらく診療所であり、書斎であり、そして感染症が蔓延する前の過去を慈しむ神殿のように見える。
<人間>と<感染者>の戦いは続き、(前作でも登場した)感染者の中でも最も身体が大きく凶暴なアルファとケルソンが対峙し、何かを伝えようとする様子も――。そして予告編の後半、ドクター・ケルソンが暮らす<白骨の神殿>にジミーズたちがナイフをもって足を踏み入れる様子が映る。彼らとケルソンの繋がりは?彼らがケルソンを追う目的は?
予告編でナレーションのように使用されている古びた音声。これはイギリスが誇る20世紀を代表するSF作家、アーサー・C・クラーク(「2001年宇宙の旅」作者)が1964年にBBCの「ホライゾン」というテレビ番組で実際に語った映像を音声抜粋し、使用している。“当たり前の日常が突然消滅した時、もはや人間は理解し合えない。病気が蔓延し、暴力が横行する信じがたい変化を経験し、我々は生き残った。さらに驚くべき変化が、この先も起こるだろう”。アーサー・C・クラークが語った未来の予言。不気味な笑みを浮かべながらジミーが語る「準備はいいか?」の意味とは――。そして予告のラスト、人骨を積み上げた幾十もの塔=白骨の神殿が円を描くような炎に包まれている。何かの儀式のように――。全身が炎に包まれるドクター・ケルソンの衝撃シーン、その叫びは、どこへ向かうのか――。
本作の監督であるニア・ダコスタは、ダニー・ボイルとアレックス・ガーランドが築いた物語を拡張しつつ、それを根底から覆すかもしれない世界を新たに創り上げる。ドクター・ケルソンやスパイクを待ち受ける悪夢、ジミーとの出会いが導く衝撃的な運命。<人間>にとって最大の脅威は<感染者>ではなく、人間の<非人間性>こそが、最も恐ろしいものとなり得るのだ――。
予告編
『28年後... 白骨の神殿』は2026年1月16日(金)より全国で公開
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント