中沢健の作家デビュー作『初恋芸人』を映画化、timelesz 原嘉孝が映画初主演を務めることが発表された。

本作は売れないピン芸人・佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばず。彼女いない歴=年齢で、妄想の世界にだけ居場所を見つけていた。嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきたのだ。そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は、初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて明かされる市川の秘密――これは、何かになりたかった人たちに捧げる「何者でもないもの」の物語。

本作で映画初主演を務めるのは原嘉孝。怪獣ネタで舞台に立つ売れないピン芸人として活動しながら初めて自分の「面白い」と言ってくれた市川と出会い、初恋に落ちる佐藤賢治を見事に演じる。本作の撮影当時は、一俳優として初主演の抜擢を受け、撮影。その後「timelesz project -AUDITION-」を経て、timeleszメンバーとしてデビューを果たしている。映画『獣手』で第57回シッチェスカタロニア国際映画祭、第28回タリン・ブラックナイト映画祭など国内外映画祭で受賞経験がある夏目大一朗が脚本と監督を務める。

また、本作は9月13日(土)から開催される「しまなみ映画祭」にて特別上映、10月17日(金)から開催される「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭2025」にて特別上映されることが決定した。

原嘉孝(佐藤賢治役)コメント

主人公のピン芸人、佐藤賢治を演じました。
賢治は、見ているこっちがもどかしくなってきて、なんとかしてあげたい、そう思えてくる人で。でもその奥にはとんでもなくピュアで、可愛らしい一面があります。芸人さんの役は初めてで、プライベートでお笑いライブに通った日々を思い出します。とにかく、愛をもって演じさせていただきました。とある男の「何者でもないもの」の物語、皆さんの元にお届けできることにワクワクしております!是非お楽しみにしていてください!

夏目大一朗(監督・脚本)コメント

中沢健の小説「初恋芸人」に心を奪われ、いてもたってもいられなくなった。「この物語は僕が映像化するしかない」と、確信。震える手で脚本を書き殴った。いつもキラキラ輝く原さんにはキラキラを封じてもらい賢治役を熱演してもらった。情熱と衝動で作り上げたこの作品を、ぜひ劇場でご覧ください。

小浜圭太郎(企画・プロデュース)コメント

「初恋芸人」は、恋の喜びと切なさをユーモアで彩った物語です。原嘉孝さんの真心こもった演技が、純粋な恋と夢を鮮やかに描き出します。東京と広島での撮影中、原さんの温かさとリーダーシップが現場を一つにし、最高のチームワークを生み出しました。原さんのピュアな魅力が爆発した初主演映画、ぜひ劇場で体感してください!

ストーリー

本作は売れないピン芸人・佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばず。彼女いない歴=年齢で、妄想の世界にだけ居場所を見つけていた。嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきたのだ。そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は、初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて明かされる市川の秘密――。これは、何かになりたかった人たちに捧げる、「何物でもないもの」の物語。

『初恋芸人』は2025年冬に公開
原作:中沢健「初恋芸人」(小学館「ガガガ文庫」刊)
監督・脚本:夏目大一朗
出演:原嘉孝
配給:ギグリーボックス
©「初恋芸人」フィルムパートナーズ