timelesz 原嘉孝が映画初主演を務める『初恋芸人』のキャスト陣が発表された。

本作は売れないピン芸人・佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばず。彼女いない歴=年齢で、妄想の世界にだけ居場所を見つけていた。嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきたのだ。そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は、初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて明かされる市川の秘密――これは、何かになりたかった人たちに捧げる「何者でもないもの」の物語。本作で映画初主演を務めるのは原嘉孝。怪獣ネタで舞台に立つ売れないピン芸人として活動しながら初めて自分の「面白い」と言ってくれた市川と出会い、初恋に落ちる佐藤賢治を見事に演じる。

今回、主演・原嘉孝に続き、ヒロイン、共演者が発表された。本作でヒロイン務めるのは、お笑いライブで原嘉孝演じる怪獣ネタを披露する芸人・佐藤賢治の怪獣ネタを面白いと感じ、やがて佐藤と仲良くなってゆく市川理沙役を令和のグラビアクイーンと呼ばれ、ドラマ「サバエとヤッたら終わる」で主演を務めるなど女優としても活躍著しい沢口愛華。共演者には佐藤の芸人としての成功を田舎で祈る両親役に実力派俳優の温水洋一川上麻衣子が務める。他にも、佐藤の先輩芸人の山形ツチノコ役として名バイプレイヤーの六角慎司、山形の先輩で今や売れっ子芸人である兼子三郎役をドラマ、舞台、バラエティなど幅広く活躍する佐藤アツヒロが演じる。

沢口愛華(市川理沙役)コメント

理沙役を演じました、沢口愛華です。
理沙という役はとても不思議な人という第一印象でした。
何度も台本を読み進めていく中で、見えてきたもの見えづらいものを整理して、
この物語の中でどんな気持ちでいるんだろうということを自分の中でも、監督や原さんとも話し合いながら、やっていくことができました。
芸人役の原さんと梅木さんがネタを作り込んでいる姿を目の前に見ていたので、本番通して見た際はとても感動したのを覚えています。
個人的には、自分の芝居がどんな感じになっているのか不安もありますが、作品の一部分になれていたらいいなと劇場に足を運ぶのが楽しみです。
みなさんもぜひ、劇場でご覧ください。

温水洋一(佐藤義男役)コメント

主人公、賢治の父親役をやらせていただきました。海の見えるとても長閑な場所で撮影しました。
数多ある「芸人」映画の中でもこの作品はピュアすぎる。こんな初恋。ゆえにラストが複雑な気持ちになります。こんなものなんだろうな、若いって。でも「夢」はある。
役者を目指してたボク自身のあの頃と似ている。この作品に出演できて嬉しいです。

川上麻衣子(佐藤ミドリ役)コメント

桜が美しい季節に、因島で過ごした時間は短いながら、
心も体も浄化された気持ちよさが記憶にしっかりと残っています。
空が広い海沿いでのロケ。
この場所で暮らしていたなら、
おおらかで穏やかに生きることができそうだなと、
憧れながら役柄を演じさせていただきました。
撮影の合間には同世代の温水さんと
息子の原嘉孝さんと家族団欒に、
一献を交わしたことも大切な思い出です。
息子のピュアな恋物語。
エールを送ります。

佐藤アツヒロ(兼子三郎役)コメント

撮影期間は長くはなかったのですが、主演の原くんと共に、現場で作り上げる雰囲気が凄く楽しかったです。芸人の先輩役ということで、普段の自分にはない明るさやテンションで演じてみました。この物語を通して自分自身も新しい役に出会えたことや、映画撮影はとても新鮮でしたし、大きなスクリーンで観られることが本当に楽しみです。

六角慎司(山形ツチノコ役)コメント

バラエティー番組のイメージもある原さんですが、この作品を撮っていた頃の原さんを知っている私には、少しの驚きがあります。それくらいナイーブで微笑を誘うような別の顔を、原さんはこの作中で見せてくれています。その魅力を是非皆さんにも知って頂けたらと思います。どうか映画『初恋芸人』を、よろしくお願いいたします。

『初恋芸人』は2025年冬に公開
原作:中沢健「初恋芸人」(小学館「ガガガ文庫」刊)
監督・脚本:夏目大一朗
出演:原嘉孝、沢口愛華、温水洋一、川上麻衣子、佐藤アツヒロ、六角慎司
配給:ギグリーボックス
©「初恋芸人」フィルムパートナーズ