河森正治の初オリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』が第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭、第38回東京国際映画祭に出品されることが決定した。
アニメ監督・河森正治の初オリジナル劇場長編アニメーション『迷宮のしおり』は、“歌”と“SF”と“三角関係”をベースに、現代人の誰もが手にしているスマートフォンあるあるを組み込んだエモーショナルでポップな異世界脱出劇。主人公は普通の女子高生・前澤栞。ある日、突然スマホが割れて、気が付くと誰もいない異世界の横浜に。目の前に現れた謎のウサギのスタンプから「スマホの中に閉じ込められた」と告げられ、現実世界ではもう1人の自分が突如現れて自由奔放に振る舞い出す。もう1人の自分の暴走を食い止めるべく、奇妙なスマホの迷宮から抜け出そうとする、もしかしたらSNS社会で本当に起こるかもしれない異世界青春ファンタジー。新しい学校のリーダーズ・SUZUKAが主人公・栞を、栞が閉じ込められてしまうスマホの中の異世界“無人の横浜”で出会うウサギのスタンプ・小森の声を原田泰造、栞の幼馴染であり、歌とダンスの動画配信にストイックに取り組む女子高生インフルエンサー・倉科希星を伊東蒼、栞のクラスメイトでお調子者の山田を齋藤潤、そして国際的に注目される若き起業家・架神傑をtimeleszの寺西拓人が演じる。
今回、本作が第58回シッチェス・カタロニア国際映画祭アニメ・コンペティション(Anima't)部門、そして第38 回東京国際映画祭アニメーション部門に出品されることが決定した。10月9日~19日[現地時間]にスペインで開催される、ホラー、ファンタジー、SF、アニメーションなどのジャンル映画に特化した世界三大ファンタスティック映画祭の最高峰と名高いシッチェス・カタロニア国際映画祭。『リング』や『座頭市』がグランプリを受賞し、さらには『君の名は。』がアニメーション部門最優秀長編作品賞を受賞するなど、日本作品とも縁深い映画祭のひとつでもある。日本よりひと足先にお披露目となる機会で、現地の観客はどんな反応を見せるのか、期待が高まる。
さらに、10月27日~11月5日に開催される第38回東京国際映画祭アニメーション部門にも出品が決定した。日本で初披露となる。また、11月からイギリスのロンドン・エディンバラ・グラスゴーで開催される日本アニメに特化した映画祭・Scotland Loves Animeでの上映も決定し、各国の映画祭での上映も続々と決定している。
SUZUKA コメント
"アニメ映画を作る"ことは決して簡単ではない様々な工程がある。ということを知り、無知な私はびっくりしました。ノミネートされた事が本物本当の作品だという事を認めていただけた気がして、、「迷宮のしおり」に携わっている職人様達へ尊敬の拍手を送りたいです。ノミネートの先の賞を頂けたら、より喜ばしいところですが、欲張りすぎず。まずは、河森監督の初オリジナルアニメ映画を世界中の人に観て頂けますよう欲張っていきます。公開をお楽しみに。
原田泰造 コメント
この度、シッチェス・カタロニア国際映画祭、そして東京国際映画祭への出品が決まり、とても嬉しく思っています。
応援してくださる皆様に、感謝の気持ちでいっぱいです。
是非!劇場で「迷宮のしおり」を観て一緒に冒険しましょう!
寺西拓人 コメント
この快挙に喜びを感じるとともに、こんなにも素敵な作品に携わることができたことを心から光栄に思います。これからも、「迷宮のしおり」がより多くの人の心に届くよう、努めてまいりたいと思います。この作品をたくさん愛してくださると嬉しいです。
河森正治(監督)コメント
企画がスタートしてから早5年。多種多才な最高のスタッフ、
キャストのチカラを結集し、ついに国内外の映画祭へと繋がりました。さぁ、船出はこれからです!みなさま応援よろしくお願いいたします。
『迷宮のしおり』は2026年1月1日より全国で公開
監督:河森正治
キャスト:SUZUKA(新しい学校のリーダーズ)、原田泰造、伊東蒼、齋藤潤、寺西拓人
配給:ギャガ
©『迷宮のしおり』製作委員会