戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描ききった真藤順丈による傑作小説を実写映画化した『宝島』の全国キャラバン特別映像が解禁された。

戦後沖縄を舞台に、史実に記されない真実を描き切った真藤順丈による傑作小説「宝島」。第160回直木賞をはじめ、第9回山田風太郎賞、第5回沖縄書店大賞を受賞し栄えある三冠に輝いた本作を、東映とソニー・ピクチャーズによる共同配給のもと実写映画化。監督を務めるのは、さまざまなジャンルや題材を通して常に新たな挑戦を続ける大友啓史。主演には妻夫木聡を迎え、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太ら日本映画界を牽引する豪華俳優陣が集結。誰もみたことがないアメリカ統治下の沖縄を舞台に、混沌とした時代を全力で駆け抜けた若者たちの姿を、圧倒的熱量と壮大なスケールで描く、衝撃と感動のエンタテインメント超大作が誕生する。

今回、今年6月から3か月間以上にわたり日本中を巡ってきた<全国キャラバン>を映した、主演・妻夫木聡と大友啓史監督の“想いの軌跡”を辿る特別映像が解禁された。「『宝島』は、“人生のバトン”の物語。映画を越える存在になっているこの作品を、皆さんに直に会いに行って届けたい!」――『宝島』へのたぎる情熱を胸に、“宣伝アンバサダー” として全国行脚することを宣言した主演の妻夫木。物語の舞台となる沖縄を皮切りに、大友監督とともに6月から3か月以上に渡り全国20都市を超える先行上映会に参加し、想いを伝え続けてきた。

今月9日に行われた東京プレミアでの熱気も冷めやらぬ中、今回解禁された特別映像では、妻夫木が“必ず届ける”と約束した通り、全国各地の劇場を訪れ観客や劇場スタッフらと笑顔で交流する姿が映し出されている。8月27日時点で、名刺を直接手渡しした人数は延べ5,000人近く。その一人一人と握手や言葉を交わして心を通わせた妻夫木は、「心を込めて届けようとすれば想いは絶対に伝わると思ったし、土地土地に行ってその想いを伝えれば、みなさんの映画になってくれるんだと、本当に肌で感じた」と真剣な眼差しで振り返る。キャラバン初開催となった沖縄でのプレミア舞台挨拶では涙をこらえる場面もあり、本作に懸ける並々ならぬ覚悟の強さを改めて感じさせる。

また、映像ではそんな妻夫木とともに“直接届けたい想い”を語る、広瀬すず、窪田正孝の姿も。妻夫木演じるグスクの幼馴染であり、アメリカ統治下の沖縄を懸命に生き抜くヤマコ、レイを演じた二人。撮影中、“一生分と言っていいほど泣いた”という広瀬は、本作との出会いを通して「見たり知ったりするだけで肌の感覚が変わる」と熱弁。窪田も、「世の中には正義で溢れていると思う。その人にはその人の信念があって、その人なりに世の中を変えようとしている」と語り、互いの正義がすれ違うグスクとレイの対立が、決して“特別なことではない”ことを訴えかける。

「映画を観た時から、何かが始まるような。そういう映画にしたい」と語る大友監督の願いに対して、全国キャラバンを通じて寄せられた観客たちからの熱い感想の数々。「心に残る映画になりました」、「家族に会いたくなりました」等のコメントとともに『宝島』の“感動のバトン”が広がる中、映像はグスクが発する、観る者すべての胸に刺さるメッセージで締めくくられる。

全国キャラバン特別映像

『宝島』は2025年9月19日(金)より全国で公開
監督:大友啓史
出演:妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝、永山瑛太
 塚本晋也、中村蒼、瀧内公美、栄莉弥、尚玄、ピエール瀧、木幡竜、奥野瑛太、村田秀亮、デリック・ドーバー
配給:東映/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
©2025「宝島」製作委員会