『カラダ探し THE LAST NIGHT』の大ヒット御礼ツアーが9月14日(日)にJR博多駅前広場 イベントスペースとT・ジョイ 博多で行われ、橋本環奈、眞栄田郷敦、鈴木福、羽住英一郎監督が登壇した。
深夜0時。バラバラになった体を見つけ出すまで、同じ日を繰り返す「カラダ探し」。明日香と高広が「カラダ探し」を終わらせた直後、高広の目の前で明日香がこの世から消えてしまう。その3年後、真夜中の遊園地を舞台に、“呪いの連鎖”が引き起こす、新たな「カラダ探し」が始まる。そこで参加者たちの前に立ち塞がったのは、かつての面影を失った高広だった。高広はなぜカラダ探しを邪魔するのか―。
大ヒットを記念した御礼ツアー最終日の地は主演の橋本環奈の出身地であり、本作でも多くのシーンの撮影ロケ地に使用された福岡県。主演作品の大ヒットを受け、満を持して今回の凱旋となった橋本と、眞栄田郷敦、鈴木福、羽住英一郎監督の4人は通常の舞台挨拶の前に、なんとJR博多駅前に登場! この日の福岡は線状降水帯の予報が出され冷たい雨が降りつけるあいにくの天候となったが、それにも関わらず、博多駅前には総勢700人ものファンが詰めかけ、豪華キャスト&監督陣の登場によって一気に大興奮となった。
熱気あふれる地元の様子に、橋本は「みんな!福岡帰って来たよー!」と笑顔を見せると、会場からは「おかえりー!」の歓声と拍手で早くもヒートアップ。続けて「正直、今日人がいないということも想像していたくらいの悪天候だったので、本当にありがたいです。みんな寒くない?逆に蒸し暑いか…」とステージ下の観客をしっかりと見渡すと、眞栄田も「悪天候の中ありがとうございます。本当に福岡最高だなと感じております」、鈴木は「皆さん雨で濡れちゃってると思うんですけど、楽しく過ごしてもらえたらと思うので、僕も楽しくお話させていただきます」と、雨空の下に集まったファンを気遣うコメントをしつつ、これまでとは一味違ったイベントを早速楽しんでいる様子もみせた。
集まったファンへ向け、映画の見どころを聞かれた橋本は「ホラー映画なので、この蒸し暑さを吹き飛ばす涼しさを体感出来るということもありますし、原作の面白さもすごく出てて前作からの人も楽しめます。(隣の鈴木に向け)オリジナルキャラクターなんだよね?なので、今回から初めて見るよという方も楽しんでいただけるようになっています」と回答。眞栄田も「ホラー映画なんだけど、青春要素もあり恋愛要素もあり、幅広く楽しんでもらえるかなと思います。あと、北九州で撮影したのでその辺のロケ地含めて福岡の皆さんには注目していただけたらなと思います」と福岡の観客ならではの楽しみ方へも言及。羽住監督も「(北九州の人は)観たらわかるところばっかりだと思います」と言い、「繰り返し繰り返し殺されるんだけど、なぜか青春感があるというポイントが今回もさらにパワーアップしてるので楽しんでいただきたいなと思います」と続け、まだまだ留まることを知らない“カラダ探し”旋風の拡大をアピールした。
そして本作のタイトルにちなみ「福岡で探しているもの、探していて見つけたもの」を聞かれたキャスト一同。橋本は「大事なネックレス」と回答。「2年前くらいだったかな?結構最近です。たぶん福岡空港で落としたんですよ。いまだに見つかってないんですけど、誰かの手元にあるかな…」と明かし、「もし届いていたら、もう使ってください!」と観客へ伝えると会場からは笑いが巻き起こる。眞栄田は「僕は見つけたものなんですが」と切り出し、「昨日福さんとラーメンを食べに行ったんですよ。めっちゃおいしかったんです!」と、地元・福岡に本店がある好みのラーメン屋を見つけたことを満足げに明かした。同じく鈴木の回答も博多ラーメンに関する探しもの。「僕は博多のラーメンの本当に硬いのが好きなんですよ。その最上級を食べてみたい。この世で一番固い博多ラーメンを食べてみたいです!」と答えると、橋本が「(会場の)皆さんの方が詳しいかもね!」と声を掛け、「もしあったら、SNSで#カラダ探しを付けて、ぜひ教えてください」と呼びかけた。三者三様の探しものエピソードに、会場は降りしきる雨も忘れて楽しんだ様子。
終始大きな盛り上がりを見せた本イベントに、改めて「やっぱり地元っていいですよね。福岡大好きなので、今でもよく帰ってきますし両親とこの博多駅もよく歩いてるんですよ。ショッピングもできて、なんでも完結できちゃう博多駅ですよね。福岡の皆さんがわざわざ会いに来てくださるのも嬉しいですし、街並みも大好きなので安心します」と喜びを爆発させた橋本。最後まで、歓声を上げたり大きく手を振るなど温かな反応を見せた地元ファンに見送られステージイベントは終了した。
そして駅前での興奮冷めやらぬまま、一行はT・ジョイ 博多のスクリーンへも登壇。ここでも橋本は「皆さん!ただいま!」と地元凱旋を晴れやかにアピール。熱烈に迎え入れた観客を前に「すごいね、熱気が!大阪・広島と回ってきましたけど、最初の“キャー”の声が一番大きかったです。本当に皆さんありがとうございます」と驚きの表情を見せた。そしてこのT・ジョイ 博多で特徴的だったのが、多くの作品を九州地方で撮影している羽住監督へ向けてあがった「監督―!!」という黄色い声援!MCもこれは珍しいと唸る熱い歓迎に、監督は照れ笑いを浮かべ「前作に続いて福岡で撮影したので、映画とともに帰ってこられて嬉しく思います」と応えた。
印象に残っている福岡での思い出を聞かれ、福岡に頻繁に帰ってきていることを明かした橋本。「天神の地下街とかを歩いていると、皆さん“おかえり”という気持ちでいてくれるのがわかってありがたいですね。“同じ学校でした!”とか、声を掛けてくれます」とエピソードを披露。眞栄田は「デビューというか、表に初めて出たお仕事が福岡のファッションショーみたいなイベントでした」と明かすと、そのイベントが福岡で恒例のものだという話題になり、鈴木が「僕らが撮影していたときも、隣でそのイベントやってたよね!すごく盛り上がっていました」、眞栄田も「(撮影の)合間にご飯を食べてたら、そのイベントに出るのかと間違えて声掛けられたよね」と撮影時の裏話が披露された。
鈴木は「撮影期間の思い出で言うと陸人役の櫻井海音くんが焼き鳥が大好きで、焼き鳥を一緒に食べに行ったのが思い出です。福岡では豚肉の串も焼き鳥っていうのを初めて知って…」と話すと橋本が「待って、それ福岡だけなの!?」と驚愕。「豚バラの串とかは焼き鳥じゃないと思っていた」(鈴木)、「それは焼きトンだよね」(監督)と一同が盛り上がる中、橋本は「初めて知った…」と驚きを隠せない様子を引きずった。
そしてここまで大阪・広島で眞栄田・鈴木がキャストを代表して進行役を務めた質問コーナーは、トリを飾るべく橋本が進行役に挑戦!大型番組の司会も複数回経験している橋本の安定した進行により、順番に質問を読み上げ回答していくキャスト一同。《同じ一日をループし続ける本作ですが、皆さんがもう一度体験してみたい思い出の一日はありますか?》という質問には鈴木が「仮面ライダーに初めて変身した日。小さい頃からずっと憧れていて、待ち望んでいた撮影の日だったので、もう一度戻ってあの高揚感を味わいたいです」と答えた。
《最近劇中並みに驚いたり、悲鳴を上げたことはありますか?》という質問は、橋本から「動じなさそうだよね。わーきゃー言わなそう。逆に見てみたいけど」と言われた眞栄田が、「大阪から始まったこの御礼ツアーの間に、台風みたいになってて雷がやばかったんです。外に出たときにめっちゃ近くで(雷が落ちて)、その時は思わず“うわっ!”て大きい声を上げました」という意外な告白をし、会場を大いに沸かせることとなった。
最後に本イベント、そして12日(金)から3日間に渡り続いた大ヒット御礼ツアーを振り返り、橋本が「地元でもある福岡で舞台挨拶ということで本当に皆さんが温かくて、帰って来たなという安心感に包まれて、正直気が抜けております。大ヒット御礼ツアーという風に銘打って、各地に来させて頂けてすごく嬉しく思います」、眞栄田が「色んなエンタメ要素が詰め込まれていて、気軽に楽しく観てもらいたいなと思います。これで僕らの舞台挨拶は最後ということで、あとは皆様のお力を借りる必要がありますので、面白いと思ってくださった方は周りの方に広めたり、何回も見ていただけたら嬉しいです」とラストにふさわしいメッセージをファンへ送ると、会場からは割れんばかりの拍手が鳴り響いた。
【提供写真、オフィシャルレポート】
『カラダ探し THE LAST NIGHT』は全国で公開中
監督:羽住英一郎
出演:橋本環奈、眞栄田郷敦、櫻井海音、安斉星来、鈴木福、本田真凜、吉田剛明、那須ほほみ、木村佳乃
配給:ワーナー・ブラザース映画
©2025「カラダ探し THE LAST NIGHT」製作委員会