『万事快調〈オール・グリーンズ〉』が第30回釜山国際映画祭のVision部門に正式出品され、9月17日(水)に行われたオープニングセレモニーのレッドカーペットに南沙良、出口夏希、児山隆監督が登壇した。
第28回松本清張賞を満場一致で受賞した波木銅による同名小説を映画化。未来が見えない町に暮らす秀美と美流紅たち。自分たちの夢をかなえるために、この町とおさらばするには、一攫千金を狙うしかない。彼女たちは、同好会「オール・グリーンズ」を結成し、禁断の課外活動を始める―。ラッパーを夢見ながらも、学校にも家にも居場所を見いだせず鬱屈とした日々を送る朴秀美役を南沙良、もう一人の主人公で陸上部のエースで社交的、スクールカースト上位に属しながらも、家庭では問題を抱えている映画好きの矢口美流紅役を出口夏希が演じる。
レッドカーペット登壇直前には「楽しみ!」と声を弾ませた南と出口。国内外のスターが集結するレッドカーペットに観客の期待と興奮が高まる中、南は深緑色のロングドレス、出口は黒地のアシンメトリードレスの華やかな装いで登場すると、観客から「かわいい!」と歓声が沸き起こった。3人は終始笑顔で観客の呼びかけに応えながらレッドカーペットを歩き、アジア最大級の映画祭は大盛況で幕を開けた。
今回、南と出口は海外映画祭に初参加となる。オープニングセレモニーの終了後、感想を問われた南は、「楽しくてあっという間でした。天気も途中まで雨だったのですが、晴れて気持ちよく歩けて良かったです」といい、出口は「全てが驚きでしたが、たくさんの国から俳優さんが集まるこの場に立てたことが、すごく感動的でした」と感慨深げにコメントし、映画祭の雰囲気を存分に楽しんだ様子。また、公式上映を前に、南は「キャスト、スタッフの皆さんと一緒に丁寧に作り上げた作品なので、こうやって海外の方に届けることができてすごく嬉しいですし、どういう反応が返ってくるか、楽しみです」と期待を込めた。
9月20日(土)には世界最速上映となるワールドプレミアが予定されており、南沙良、出口夏希、吉田美月喜、児山隆監督が参加予定。
【提供写真、オフィシャルレポート】
『万事快調〈オール・グリーンズ〉』は2026年に公開
監督・脚本・編集:児山隆
出演:南沙良、出口夏希
配給:カルチュア・パブリッシャーズ
©2026「万事快調」製作委員会