ABEMAで9月29日(月)から配信されるのん主演ドラマ『MISS KING / ミス・キング』でのん演じる主人公・国見飛鳥とバディを組み、飛鳥の父へ復讐を企てる藤堂成悟を演じる藤木直人のオフィシャルインタビューが到着した。
本作は、天才棋士の父に人生を奪われた主人公・国見飛鳥が、その深い憎しみから開花させた才能と、まっすぐに突き進む意志の強さで、自らの人生を取り戻していくヒューマンドラマ。辛い過去と向き合いながらも、前に進もうとする力強い女性の姿が丁寧に描かれる。“盤上のダークヒーロー”となる主人公・国見飛鳥を演じるのは、今年の話題作に立て続けに出演し、俳優としての進化が大きく評価されているのん。そして飛鳥とバディを組み、飛鳥の父へ復讐を企てる“元棋士のヒモ男”藤堂成悟を藤木直人、復讐計画を見守る藤堂の恋人・堺礼子役には倉科カナ、飛鳥が人生を懸けて復讐する父親であり“天才棋士”の結城彰一役に中村獅童が出演する。さらに奥貫薫、森愁斗、鳴海唯、西岡德馬、山口紗弥加らが出演する。
今回、藤堂成悟役を演じる俳優・藤木直人のオフィシャルインタビューが到着した。“元棋士のヒモ男”という新たな役に挑む藤木が『MISS KING / ミス・キング』の見どころや、撮影時の共演者とのエピソード、さらには将棋に感じた魅力などを語っている。
――脚本を読んだ感想を教えてください。
読んだ瞬間に「これは面白い!」と本当に思いました。特別な才能を持つ飛鳥という一人の女性の成長物語はシンプルにワクワクしました。
――藤木さんが演じる藤堂成悟にはどのような印象を持ちましたか?
すごく面白いキャラクターだと思いました。将棋はチェスと違って相手から取った駒を自分の手駒として使える珍しいゲームですが、藤堂としての人間ドラマに反映されているのも面白かった。その反面、自分が演じる上で藤堂ならではのやさぐれた感じをどのように出すかというプレッシャーもありました。
――役作りの一環で将棋セットを実際に購入されたとか…。
藤堂は元棋士ということで、将棋に慣れておかねばと撮影前に買いました。今回のドラマを通して将棋の魅力に触れたことで、自分のファンクラブの企画で世界に一つだけの駒を作るという企画も行いました。木の材質から駒に掘る字体にもこだわって。ドラマ配信前に完成していたらお披露目したいです。
――バディを組む飛鳥を演じたのんさんとは初共演になりますね。
のんさんとはお会いするのも初めてだったので「本当に存在する人なんだ…」という感覚で対面しました(笑)。年齢差もあってか、撮影の合間に積極的にコミュニケーションを取るような事は少なかったけれど、お互いがお互いの役に対して真摯に向き合うことで劇中のバディ感が出来上がっていきました。
――礼子役の倉科カナさんの印象は?
倉科さんは役者として気にかける部分が僕と似ていると思いました。僕は現場の各セクションの事やどのような雰囲気で撮影が進んでいくのか、そのバランスを気にするタイプですが、倉科さんも現場の空気作りを大切にされている印象でした。しかも倉科さんは天真爛漫。その朗らかな性格で現場の雰囲気を明るくしてくれる。それが現場はもとより、作品にも良い影響を与えているような気がしました。
――彰一役の中村獅童さんとは10年ぶりの共演になりますね。
獅童君とは同い年だし、共通の友人同士で集まった時に顔を合わせた事もあったりして、自分としては勝手に縁を感じていました。今回10年ぶりの共演ということで、現場で会った瞬間にハグしました(笑)。役柄的にはライバルというか、一方的にこちらがへこまされるような宿敵ではあるわけですが、藤堂として僕が強烈に意識する存在を獅童君が演じてくれるというのは楽しみでもありました。
――撮影全体を振り返った時に、一番印象に残っている出来事はありますか?
一番印象に残っているのは、山梨県の身曾岐神社での撮影です。撮影前日にホテルの部屋でテレビを見ていたら「大雪警報」というテロップが出ました。外を見るとそんな様子は微塵もなかったので、心配する事はないだろうと思って寝ました。ところが翌日、目を覚まして外を見たら一面雪景色(笑)。幸い撮影は屋内だったのでスケジュールを変更することなく現場入りしました。その日撮影したシーンは、設定的に廊下の窓が開いていたのですが、そこから雪が吹き込んできて、のんさんを追いかけるために走り出した瞬間、濡れた床に足を滑らせて転倒。一本背負いでもされたのかと思うくらいの倒れ方をしました(笑)。
――最後に視聴者にメッセージをお願いいたします。
様々な背景を持った人物が多数登場するので、どのキャラクターに共感して、どのようなメッセージを受け取るのか。この作品は、見てもらう人によって自由にメッセージを感じてもらえる作品になったらいいな、と思います。もちろん「過去に囚われながらも、再び前を向いていく」というテーマはあります。でも、それを無理やり受け取っていただくというよりは、「ただ見ていて面白かった」とか、「このキャラに共感した」とか…受け取り方は人それぞれで良いかと。働かないヒモのクズ男を支えてくれる彼女に共感する方もいるかもしれないし(笑)。僕にとっては、この作品は“自分へのご褒美”のような、特別な一本でした。すごく、良い役を演じさせていただきました。少しでも多くの方に届いたら嬉しいです。
本予告映像
『MISS KING / ミス・キング』
2025年9月29日(月)20時より無料配信(全8話)
番組トップページ: こちら
出演:のん、藤木直人、倉科カナ、奥貫薫、森愁斗、鳴海唯・西岡德馬・山口紗弥加、中村獅童
第1話
放送日時:2025年9月29日(月)20時~
放送チャンネル:「ABEMA SPECIAL」チャンネル
放送URL: こちら
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