『ストロベリームーン 余命半年の恋』の完成披露試写会が9月22日(月)に丸の内ピカデリーで行われ、當真あみ、齋藤潤、池端杏慈、杉野遥亮、中条あやみ、田中麗奈、ユースケ・サンタマリア、酒井麻衣監督が登壇した。
TikTokで話題となり、令和イチ泣けると話題の芥川なおによる純愛小説「ストロベリームーン」を脚本:岡田惠和と、監督:酒井麻衣のタッグで実写映画化。余命半年と宣告された桜井萌が、高校1年生の春、一生分の恋をする物語。萌は小さい頃から病弱で、家の中だけで過ごす日々。優しい父母と過ごしながらも学校にも通えず、友達もできない萌。そんな時、余命が残り半年であることを宣告され、家族は悲しみに包まれる。しかし、ある理由から萌は高校に通うことを決意する。そして入学式の日、初対面にも関わらず同じクラスになった佐藤日向に突然の告白。驚く日向だったが、萌の猛アプローチにより付き合うことになる。初めて「恋人」という存在ができた2人は、少しずつお互いの距離を縮めていく。いよいよ萌の誕生日、6月4日には萌が憧れていた好きな人と一緒に見ると永遠に結ばれるという満月「ストロベリームーン」を見に行くことに。しかし、その日を境に萌は学校から姿を消し、日向は萌と連絡が取れなくなる…。萌が消えた理由、そして13年後に届く真実とは―。
「現場で生まれる純粋な愛の話、思いやり、みなさんの温かいやさしさが常に漂っていて。それをやさしく映させていただいた」と話す酒井監督は「何度も撮影現場でグッとくることがありました」と振り返った。
そんな撮影では、特に高校生5人のシーンで「和気あいあいとしたアドリブのお芝居もお願いして。みなさんが話し合って、等身大の少しクスッと笑ったりもしながら撮れたのがよかった」といい、「いろんな方の視点で萌ちゃんを思っているのを描いているので、その感動を常に大事にしました」と語った。
完成した作品を見て、「人に顔を見られたくないと思うくらい泣いた」という當真は「試写を見るときに自分の役目戦で見ることが多くて、萌に向けてくれた愛が画面から伝わってくるのでウルっときました」といい、「お父さんとお母さんのシーン、13年後の麗ちゃん、日向くんとのシーンはグッときた。抑えようとしても涙が出た」と明かした。
また、「自分の作品はなかなか客観的に見れなかったりする」という中条は、本作を試写を見て「ずっと泣いてて。終わった後、試写室から出てきて、監督の顔を見た瞬間に決壊したダムみたいにダーっと泣き始めちゃって」と明かし、この際のことを酒井監督は「号泣されてました」と振り返った。また、中条は「本当の時間がこの映画にはあったなと思って…うるうるしちゃう」と思い出しながら感極まり、涙があふれていた。
【写真・文/編集部】
『ストロベリームーン 余命半年の恋』は2025年10月17日(金)より全国で公開
監督:酒井麻衣
出演:當真あみ、齋藤潤/杉野遥亮、中条あやみ
池端杏慈、黒崎煌代、吉澤要人、伊藤健太郎、泉澤祐希、池津祥子、橋本じゅん
田中麗奈、ユースケ・サンタマリア
配給:松竹
©2025「ストロベリームーン」製作委員会