韓国映画『君の声を聴かせて』の本編映像が解禁された。
誰もが経験したことのある恋のときめきと、人生の迷いさえもキラキラと輝くような⻘春のひとときを、美しい夏の日々とともに清々しく描いた本作。2009年に制作され、その年の国内興行収入第1位を記録した台湾映画『聴説』(09)。14年の時を経て韓国でリメイクされた本作『君の声を聴かせて』は昨年、釜山国際映画祭で上映され、一般公開を迎えた後も観客動員数初登場第1位、公開月の興行成績1位を獲得するなど観客の熱い支持を集めた話題作。主人公ヨンジュンを演じるのはホン・ギョン。ヨンジュンが恋に落ちるもう一人の主人公ヨルム役にはノ・ユンソ。ヨルムの妹ガウルには、元IZ*ONEのキム・ミンジュが扮し、商業映画デビューを果たした。聴覚障がい者が登場する本作において、会話の大部分は手話によって繰り広げられ、口で喋るセリフは極端に減らしている。通じているのは「言葉」でなく「心」だと素直に感じとれる繊細な物語が、単なるラブストーリーの枠には収まらない大きな感動と癒やしを与える。
今回解禁された本編映像は、ホン・ギョンが演じるヨンジュンが、ある日の配達中に一目惚れをしたヨルム(ノ・ユンソ)に、友達になってほしいと誘うシーン。スクーターが故障し困っていたヨルムを助けたことをきっかけに会話をするようになる2人。見知らぬヨンジュンの優しさに戸惑うヨルムだったが、手話を使ってまっすぐに話す姿を見て、少しずつ警戒心を解いていく。そしてヨンジュンは、さらに一歩踏み出し、「友達になった記念に、一緒にアイスコーヒーはどう?」と誘う――まさに2人の恋が動き出すシーンとなっている。
本作の鍵でもある“手話によるコミュニケーション”が身につくよう、何度も繰り返し練習をしたという2人。手話の演技についてホン・ギョンは「手話は相手が今、自分にどんな気持ちを伝えたいのかが見える言語。だから手話は一時も相手から目を離せません」と話しており、このシーンでも真っ直ぐに相手を見つめ伝えている姿がとても印象的だ。
本編映像
『君の声を聴かせて』は2025年9月26日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国で公開
監督:チョ·ソンホ
出演:ホン・ギョン、ノ・ユンソ、キム・ミンジュ
配給:日活/KDDI
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