10月期ドラマプレミア23『シナントロープ』の記者会見が9月28日(日)に都内で行われ、水上恒司、山田杏奈、坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃が登壇した。
本作は、緻密な伏線や巧みな会話劇で回を重ねるごとに注目を集め、毎話考察祭りとなるなど社会現象となったアニメ『オッドタクシー』(テレ東)の脚本で知られる此元和津也が原作・脚本としてオリジナルストーリーを書き下ろし、映画『もっと超越した所へ。』やドラマ『忘却のサチコ』(テレ東)などMV、CM、TVドラマや映画のディレクションを数多く手掛ける山岸聖太が監督を務めるミステリードラマ。バーガーショップ“シナントロープ”で働く面々として、主人公のさえない大学生・都成剣之介を水上恒司が演じ、都成がひそかに想いを寄せるヒロイン・水町ことみを山田杏奈、さらに明るいお調子者・“キバタン”こと木場幹太役を坂東龍汰、地味で真面目なお嬢様・里見奈々役を影山優佳、心優しい漫画家志望の田丸哲也役を望月歩、エキセントリックなメンヘラガール・室田環那役を鳴海唯、静かで不気味な新人バイト・志沢匠役を萩原護、夢追うバンドマン・塚田竜馬役を高橋侃が演じる。そして謎の組織<バーミン>のメンバーに染谷将太、遠藤雄弥、アフロ、森田想が名を連ねる。現代の若者たちを投影したリアルな人間模様と、不穏な世界観の中で緻密な伏線や巧みな会話劇によって美しくエモーショナルに描かれる青春群像ミステリーとなっている。
「昨今のドラマとか映画はどんどんファスト化していっていて、なるべく短く楽しめえる作品が好かれることが多い印象がある」と話す影山は、本作について「私の勝手な願望ですけど」と前置きしつつ「5年後、10年後に、もう一度見たいな、あの作品をもう一度やってほしいなとずっと心に残り続けてくれたらいい作品になる」とアピール。
さらに「何度も繰り返し見ていただいたり、考察要素だったり、個性のあふれるキャラクターを深堀するとか。余白、余韻のあるキャラクター作りを皆さんがしているところを魅力的に感じている」と本作の見どころを語った。
水上演じる都成が、“かつては神童と呼ばれ、今はさえない大学生”という設定にちなんで、“神童・天才だと思う人”は誰かを聞かれると、影山と答えた坂東は「シンプルに天才なんです。本当に天才なんです。びっくりしたんですけど、休憩中にサッカーの試合を同時に3画面で見ても理解できると。僕一画面でも理解できない」と驚き、「写真記憶?」と問いかけると、「目が2つあるから、右目と左目と共有している部分の3つ」と照れ笑いを浮かべた。
その影山は坂東と答え、「今回の作品は私たちにゆだねられている部分が大きかった」といい、坂東について「アイデアが尽きない。A案もB案もC案もあります、どれでもできますというところが頼もしい」と称賛した。
また、影山は此元和津也が担当する本作の脚本について「初めて読ませていただいたときは映像を見ている感覚になった。言葉以上に、そこに出てくるキャラクターの人となりが見えてくる、読めば読むほど彼らのことを知りたくなる作品だなと思って。自分がやったらどうなるんだろうと。自分がほかの役だったらどんなことをできるかなと考える時間が楽しくて、早く演じたいと思わせてくれる本でした」と振り返った。
【写真・文/編集部】
ドラマプレミア23『シナントロープ』は2025年10月6日スタート/毎週月曜 夜11時06分~11時55分放送
【放送】
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
【配信】
各話放送終了後から動画配信サービス「Prime Video」にて見放題独占配信
全国どこからでも 「TVer」でリアルタイム配信
広告付き無料配信サービス「ネットもテレ東」(テレ東HP、TVer、Lemino)にて見逃し配信
出演:水上恒司、山田杏奈
坂東龍汰、影山優佳、望月歩、鳴海唯、萩原護、高橋侃
遠藤雄弥、アフロ、森田想/染谷将太
©此元和津也/「シナントロープ」製作委員会