『トリツカレ男』のプレミア上映会が9月30日(火)に都内で行われ、佐野晶哉(Aぇ! group)、上白石萌歌、柿澤勇人、主題歌を担当するAwesome City Clubが登壇した。

ひとたび何かに夢中になると、ほかのことが目に入らなくなってしまうジュゼッペは、街のみんなから“トリツカレ男”と呼ばれている。三段跳び、探偵、歌……ジュゼッペがとりつかれるものは誰も予想ができないものばかりだ。行き場のないネズミのシエロに話しかけるうちにネズミ語をマスターしたジュゼッペ。昆虫採集に夢中になっていると、公園で風船売りをしているペチカに一目惚れ。今度はペチカに夢中になった。勇気を出してペチカに話しかけたジュゼッペだったが、ペチカの心には悲しみがあった。大好きなペチカのため、相棒のシエロとともに、彼女が抱える心配事を、これまでとりつかれた数々の技を使ってこっそり解決していくのだが…。

本作のタイトル“トリツカレ男”にちなんで、“トリツカレているもの”を聞かれると「麻辣湯」と答えた柿澤は「あれさえ食っておけば健康だろう」と笑いを誘いつつ、「火鍋系が好き。ここ2年くらい(好き)。週2日とか行っちゃいます。熱い時も寒い時も関係なく」と語った。

上白石は「一回取材で聞かれたときに全く一緒で。なので今日は変えま明日(笑)」といい、「今日は切手。古い切手が好き。その年代の、はやっていたものが凝縮していて眺めていても楽しい」と語り、「切手を貼りたいために人に手紙を書くことがあるくらい好き」とと話すと、佐野は「絶対にまねできない。手紙も書かないのに」と笑いを誘った。

その中で佐野は「adieu(上白石の音楽活動時の名義)です。この間、ライブを見に行かせていただいて、よすぎて。曲もいいし、歌も上手だし、世界観もいいし。年に1回しかライブをされていない感じすらも最高。トリツカレたように聞いています」と称賛。「ライブをやられているときはアーティストさんなんですけど、お芝居をされているからこそのその曲の主人公になりきって、その曲を生きてるようなドラマがあるんです。それが新鮮で素敵でハマってしまいました」と絶賛した。

さらに、そのライブで隣で一緒に見ていたという柿澤は「(佐野が)前のめりすぎて僕あまり見えなかった。見えないくらいトリツカレていた」と笑いを誘った。

【写真・文/編集部】

『トリツカレ男』は2025年11月7日(金)より全国で公開
監督:髙橋渉
キャスト:佐野晶哉(Aぇ! group)、上白石萌歌、柿澤勇人、山本高広、川田紳司、水樹奈々、森川智之
配給:バンダイナムコフィルムワークス
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