timelesz 原嘉孝が映画初主演を務める『初恋芸人』の公開日が12月19日(金)にに決定し、併せて特報映像と場面写真が解禁された。
本作は売れないピン芸人・佐藤賢治は、怪獣ネタで舞台に立ちながらも鳴かず飛ばず。彼女いない歴=年齢で、妄想の世界にだけ居場所を見つけていた。嫌な相手を怪獣に見立て、自分をヒーローとして戦わせることで心を保ってきたのだ。そんな彼の前に現れたのが、市川理沙。佐藤を「面白い」と言ってくれる彼女との時間は、初めての恋のときめきに満ちていた。しかし、不器用な佐藤は想いを伝えられないまま、市川から距離を置かれてしまう。やがて明かされる市川の秘密――これは、何かになりたかった人たちに捧げる「何者でもないもの」の物語。本作で映画初主演を務めるのは原嘉孝。怪獣ネタで舞台に立つ売れないピン芸人として活動しながら初めて自分の「面白い」と言ってくれた市川と出会い、初恋に落ちる佐藤賢治を見事に演じる。
今回解禁された特報映像では原嘉孝演じる“彼女いない歴=年齢”の売れない芸人・佐藤賢治が、小劇場で怪獣ネタを披露する姿幕を開ける。舞台袖では仲間たちが「賢治に彼女ができた?」と囁き、空気がざわめく。そこに現れるのは、沢口愛華演じる市川理沙。「さっきの芸、おもしろかった」と笑顔を向ける彼女に心揺さぶられる賢治。たった一言に心揺さぶられる賢治の背中を映し出すカットに続き〈彼女の笑顔が僕を“ヒーロー”にしてくれた〉という作品を表す言葉が浮かび上がる。だが映像のラストでは一転、賢治が涙ながらに「僕に何度も嘘をついていたんじゃないですか?」と訴える衝撃的な場面で締めくくられる。痛みに似た切なさ。その交錯が観る者の胸を強く揺さぶる仕上がりとなっている。
特報映像
また、本作が特別上映される「ゆうばり国際ファンタスティック思い出映画祭」にて、本作で映画初主演を果たした原嘉孝が本年から新設されたヌーヴェル・エトワール賞のベル・アクトル賞を受賞した。この受賞を受けて、原 嘉孝本人より喜びのコメント映像が到着した。
原嘉孝コメント動画
『初恋芸人』は2025年12月19日(金)より池袋HUMAXシネマズ、新宿バルト9ほか全国で公開
原作:中沢健「初恋芸人」(小学館「ガガガ文庫」刊)
監督・脚本:夏目大一朗
出演:原嘉孝、沢口愛華、温水洋一、川上麻衣子、佐藤アツヒロ、六角慎司
配給:ギグリーボックス
©「初恋芸人」フィルムパートナーズ