市原隼人主演「おいしい給食」シリーズ最新作『おいしい給食 炎の修学旅行』の完成披露舞台挨拶が10月3日(金)に新宿ピカデリーで行われ、市原隼人、武田玲奈、田澤泰粋、栄信、いとうまい子、六平直政、小堺一機、綾部真弥監督が登壇した。
「おいしい給食」は、80年代のある中学校を舞台に、給食マニアの教師・甘利田幸男と給食マニアの生徒による、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。2019年にドラマがスタートし、現在までにドラマ3シリーズ、劇場版3本が公開された。舞台は1990年初夏、函館。給食をこよなく愛する中学教師・甘利田幸男(市原隼人)は、今日も献立に心をときめかせて校門に立つ。そんな彼の前に立ちはだかるのは、アレンジ給食の天才・粒来ケン。2人の静かな“給食バトル”は続いていた。本作で描かれるのは青森・岩手での2泊3日の修学旅行。生徒の学びの旅…と説きつつ、甘利田の頭の中はご当地グルメでいっぱい。旅先では、ケンが他校の生徒に絡まれるハプニングも発生し、止めに入ろうとした甘利田の前に現れたのは、かつての同僚・御園ひとみ(武田玲奈)―。修学旅行は波乱の予感…?そしてひとみ先生との恋の行方は―。
イベントの冒頭では市原が1人で劇中の“甘利田”として本読みを披露し、会場は大きな拍手に包まれ、「ちょっとでもお楽しみいただきたくて台本を持ってきちゃいました」と笑顔を見せた。
公開を控えた今回の完成披露上映に「本当に楽しみにしていたんです、今日どんな気持ちで迎えたらいいか分からなくなっちゃいました」と笑いを誘った市原は「6年続けさせていただけるのは、この作品を好いてくださるお客様のお気持ちの賜物でぐざいます。本当にありがとうございます」と観客に感謝を伝えた。そんな本作では学校を飛び出し、修学旅行の旅に出るが「まさか青森でわんこそばを食べられるなんて」と笑いを誘った。
本作では80回の舞台挨拶が予定されており、「気持ちですね。呼んでいただければどこまででも。我々にとっても夢なんです。行かせていただけるだけいろんなところに行かせていただきたい。お客様のためだけの作品でありたいと心から思っているんです」と熱く語る市原は「少しでもこの作品を楽しんでいただいて、笑っていただければ」と本作にかける思いを語った。
シリーズ1作目から6年ぶりの再登場となった武田は「甘利田先生がパワーアップしすぎていて、こんなことになっているんだと驚いた」と笑いを誘いつつ「間近で甘利田先生を見させていただいて、楽しい気持ちになりますし、撮影していてパワーをもらいました」と市原演じる甘利田についてコメント。そんな武田との再演に「シリーズを続けてこなければ味わえない醍醐味」という市原は「ちょっとだけシーズン1の映像が映るんです。懐かしい、この時は先のことなんか考えてなかったと」と懐かしんでいた。
劇中では卓球を行うシーンがあるという市原と田澤だが、卓球の経験がなかったという市原は、撮影前に東京でプロから教わったり、さらに「2人で卓球場で、長い日には6時間くらい練習して、その後にご飯に行ったりして。今までとはまた違う役作りの仕方」とワンシーンのためにかける思いを明かした。
さらに、本作では修学旅行がテーマとなっていることから、自身の修学旅行についてのトークも。ちょうど来月、九州に修学旅行に行くという田澤は、楽しみを聞かれると「食事です」と即答し、笑顔を見せた。
武田は、中学生の頃の修学旅行で東京を訪れた際に「お笑い芸人さんのライブに行かせていただいた」と明かし、「トータルテンボスさんが出ていて、サインが当たったんです。それが記憶に残っています」とエピソードを披露した。
そんな中で「とにかく寝たくなかった。朝まで起きていようよと。誰かと一緒にいれば喜びは倍になる。道端がテーマパークのような思い出です」と修学旅行の思い出を振り返る市原は、これから修学旅行に行く田澤に「友達と一緒にいるだけで幸せ」とアドバイスを送った。
最後に「伝えたいことはシーズン1から変わらない」という市原は「笑われながらも好きなものは好きと言って、巻けたら負けを認められる潔さ、そんな姿を見ていただき、活力にしていただいて大いに笑っていただきたい」とメッセージを送った。
【写真・文/編集部】
『おいしい給食 炎の修学旅行』は2025年10月24日(金)より新宿ピカデリーほか全国で公開
監督:綾部真弥
出演:市原隼人
武田玲奈、田澤泰粋、栄信、田中佐季
片桐仁、いとうまい子、赤座美代子、六平直政、高畑淳子、小堺一機
配給:AMGエンタテインメント
©2025「おいしい給食」製作委員会