草彅剛主演の月10新ドラマ『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』の制作発表会見が10月3日（金）に都内で行われ、草彅剛、中村ゆり、八木莉可子、塩野瑛久、小澤竜心、要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと、中村雅俊、風吹ジュンが登壇した。

本作は、妻を亡くし、幼い息子を男手一つで育てるシングルファーザーで、遺品整理人の鳥飼樹が、遺品整理会社の仲間たちと共に、ときに孤独死した方の特殊清掃や遺品整理から、依頼主と直接向き合う生前整理まで、さまざまな事情を抱えた家族に寄り添っていく心温まるヒューマンドラマ。遺品に隠された真実を知った登場人物たちは、思わず心を揺さぶられる。また、感動的な人間ドラマの裏では、せつない大人の恋も描かれ、先の展開が気になるオリジナルストーリーとなっている。

冒頭から和やかな空気で行われた今回の会見。撮影現場について「本当に楽しくて」と笑顔を見せた主演の草彅は「このメンバーの主人公、すごいですね。嬉しい限りです」と笑いを誘いつつ、「みんなと一緒にお芝居ができたことが楽しくて。先輩方からも、若い方からも学びのある現場でした」と振り返った。中村雅俊は「『はい、次いきます』と主役の本人が言う。いい主役だと感心していました」と驚きつつも、草彅が作り出す現場の空気感を称賛した。

本作がカンテレドラマ主演10作目という草彅だが、自身と同じ事務所の後輩にあたる大澤に「初めてですか？10作目の僕を見て」と話しかけると、小澤は「リラックスされていてアットホームな現場で舌」と笑顔を見せた。これまでの主演作とは異なるテイストの本作に、「運がいいことにカンテレさんからお仕事をいただいて、いつも人生を学ばせていただいている。人生に寄り添ってくれているドラマで、ターニングポイントというか。そう思えるのも、愛のあるスタッフの方とキャストの皆さんと作品を作り上げることができたらから思えること。今後も精進して、こういう仕事をやっている限り、カンテレさんのドラマに出演していきたい。撮影が終わるとどことなく寂しくなる」といい、本作では「温かいお芝居が多くて見やすいドラマ。僕自身も、戦争シリーズとは違うステージに立って、一個上のステージで大人っぽくお芝居ができたと思います」と自信を見せた。

そんな本作の完成した映像を見て「ドキドキして。幸せなんです、こういう時が。皆さんにこれからお披露目できるというのが。おいしい食事を食べる前みたいにワクワクして」と表現し、「そこにかけた僕らの情熱は本当のもので。それをみんながどう感じてくれるのかなと思って。100人いたら100人とも感じ方が違うわけで。どうやって温かいドラマを受け取ってくれるのか」と本作に込めた思いを語った。

その草彅との共演に、中村ゆりは「テレビで見ていた大スターの草彅さんのイメージとはいい意味で違って。明るくて、剛さんがいらっしゃるだけで華やかになって。ずっとふざけているし、いい意味で（笑）一緒にいるとずっと楽しいんです。細かいふざけたことをいっぱいぶっこんでくてれて笑いが絶えなかったです」と明かしつつ「何よりもこんなに紳士でレディファーストな男性が日本にいるのかというくらい。細かいことに気づいて褒めてくださるし、細やかな気遣いができる、イタリア人かなと思いました（笑）全男子見習ったほうがいいよということがたくさんありました」と絶賛し、これに照れ笑いを浮かべる草彅は「僕はいつも要さんを見習ってる」と笑顔を見せると、中村ゆりは「要さんも紳士」と共感していた。

【写真・文／編集部】

『終幕のロンド ーもう二度と、会えないあなたにー』は2025年10月13日（月）より毎週月曜22時～放送（カンテレ・フジテレビ系全国ネット）
出演：草彅剛、中村ゆり
　八木莉可子、塩野瑛久、長井短、小澤竜心、石山順征、永瀬矢紘 ／ 要潤、国仲涼子、古川雄大、月城かなと／大島蓉子、小柳ルミ子、村上弘明、
中村雅俊、風吹ジュン