『恋に至る病』の完成披露舞台挨拶が10月7日(火)に都内で行われ、長尾謙杜(なにわ男子)、山田杏奈、前田敦子、石原慎也(Saucy Dog)、廣木隆一監督が登壇した。

原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月末に発売されるとTikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を記録し、30回を超える重版を繰り返している話題作を実写映画化した本作。メガホンをとるのは廣木隆一監督。内気な男子高校生・宮嶺望をなにわ男子の長尾謙杜、宮嶺が出会い、初恋に落ち、彼の人生を大きく変えることになる寄河景を山田杏奈が演じる。2人の不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”――。

本作が3年ぶりの共演となる長尾と山田。本作での山田の印象について「素敵に成長されてるなと。変わっていく部分もあれば、いい意味で変わっていない部分もあって。落ち着いていらっしゃるんですけど、ふとした時に無邪気に笑う姿だったり、少女な部分が残っているのが素敵」と話す長尾。3年前の共演時については「どちらかというと“姉さん”という感じが強かったんですけど。僕が10代だったので。今回改めて共演して、その時より会話もして」と振り返った。

長尾が感じる“姉さん感”については「3年前にはじめましてをさせていただいて、撮影初日に、『よろしくお願いします』と言ったら『タメ語でいいよ』と言われて(笑)『あ、姉さんだ』と(笑)そういう感じが姉さんな感じがあって。堂々とされているので頼りがいがある」とコメント。

一方で、長尾について「あまり大きく変わってはいないかなと思うんですけど」という山田に、「変わってないか」と肩を落とす長尾。山田は「いい意味で(笑)3年前にご一緒したときはなにわ男子としてデビューする前だったので、テレビで長尾くんがんばっていらっしゃるなと見ていたし。3年前のベースがあるからこそ、お久しぶりと言えたのはすごく嬉しかったです」と語った。

また、山田は「純粋なラブストーリーではない、でもラブストーリーなのかな?いろんな見方をしていただける作品だと思います。“これはこう”と決めることのできないいろんなことが世の中にはあると思って。この映画を見て、気持ちだったり感覚に触れていただけたら嬉しいです」とコメント、長尾は「シーンがころころと変わっていくのが特徴的で、全て宮嶺と景がで出会うことによって変わっていくものだなと感じていて。人と人との出会いが大きな影響を周りに与えるんだなとこの映画で学びました。この映画に皆さんが出会っていただいて、皆さんに素敵なことが訪れたらいいなと思っています。この映画を観て、恋に至る病にかかってください」とアピールした。

【写真・文/編集部】

『恋に至る病』は2025年10月24日(金)より全国で公開
監督:廣木隆一
出演:長尾謙杜、山田杏奈
 醍醐虎汰朗、中井友望、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之(AmBitious)/忍成修吾 河井青葉/前田敦子
配給:アスミック・エース
©2025『恋に至る病』製作委員会