『恋に至る病』の完成披露舞台挨拶が10月7日(火)に都内で行われ、長尾謙杜(なにわ男子)、山田杏奈、前田敦子、石原慎也(Saucy Dog)、廣木隆一監督が登壇した。
原作は、ミステリ・サスペンスジャンルと恋愛ジャンルを縦横無尽に横断する俊英作家・斜線堂有紀による小説『恋に至る病』(メディアワークス文庫/KADOKAWA刊)。2020年3月末に発売されるとTikTokの書籍系アカウントによる紹介動画の再生回数が200万回を超える大反響を記録し、30回を超える重版を繰り返している話題作を実写映画化した本作。メガホンをとるのは廣木隆一監督。内気な男子高校生・宮嶺望をなにわ男子の長尾謙杜、宮嶺が出会い、初恋に落ち、彼の人生を大きく変えることになる寄河景を山田杏奈が演じる。2人の不器用で一途な初恋を軸に、同級生の不審死や恋人への恐ろしい疑惑が入り混じる“この秋、最もピュアで刺激的なラブストーリー”――。
『さよなら歌舞伎町』以来11年ぶりの廣木監督作品への出演となる前田だが「早いね」と廣木監督、前田も「あっという間でしたね」と驚きを隠せない様子。そんな廣木監督について「いい緊張感がある、監督がいると締まる。普段は優しい物腰でしゃべってくださるんですけど、演出の時はキリっとする二面性が刺激的なのですごく好きです」と現場の雰囲気を明かした。
その前田は、本作では「セリフのないシーンで役を詰めてもらったというイメージがあります。目だけの芝居の時のほうが厳しかったです」といい、廣木監督は「今までに見たことがないあっちゃんが見れます。刑事役ですよ」と自信を見せた。
また、撮影現場では「すごい大変だと思ったので、2人のシーンはあったんですけど、簡単に話しかけちゃいけないなと思って」という前田は「遠慮して関わることができなかった」と振り返った。一方で長尾は「ご一緒させていただくシーンが重いシーンが多かったので、楽しく会話という感じではなかった」と共感しつつ、完成した作品を観て「“俺、あっちゃんに取り調べされてる”と思って。小さい時からテレビで見させていただいているので。あっちゃんに取り調べされる時が来たんだとドキドキしました」と笑いを誘った。
【写真・文/編集部】
『恋に至る病』は2025年10月24日(金)より全国で公開
監督:廣木隆一
出演:長尾謙杜、山田杏奈
醍醐虎汰朗、中井友望、中川翼、上原あまね、小林桃子、井本彩花、真弓孟之(AmBitious)/忍成修吾 河井青葉/前田敦子
配給:アスミック・エース
©2025『恋に至る病』製作委員会