Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン3のスペシャルメイキング映像とオフショットが解禁された。
麻生羽呂原作の大ヒットコミックスを映像化した、大ヒットサバイバルドラマのNetflixシリーズ『今際の国のアリス』。2020年12月に配信開始されたシーズン1は世界70以上の国と地域でTOP10入り、スケールアップして2022年12月に配信開始されたシーズン2では、90以上の国と地域でTOP10入り、うち17の国と地域で首位を獲得する大ヒットを記録した。生きる意味を見失っていたアリス(山﨑賢人)とウサギ(土屋太鳳)が仲間とともに、元の世界に戻ることを希望として命懸けの“げぇむ”に挑む。知力・体力・チームワークなど登場人物たちの特性が活かされる多種多様な“げぇむ”で、国民と呼ばれる敵と死闘を繰り広げる、サバイバルアクションシリーズの続編。シーズン2のラストに映し出された「JOKERカード」が導く、その答えを知るものはいない未知なる旅が始まる。W主演の山﨑賢人・土屋太鳳とともに佐藤信介が再び監督を務める。
本作の魅力は、極限状況に追い込まれる緊張感あふれるストーリーと、それを支える圧倒的な映像表現にある。これまでも無人の渋谷スクランブル交差点や精巧に設計された“げぇむ”シーンなど、現実と虚構が分からなくなるくらいの映像クオリティで観る者を釘付けにしてきた。そして今回のシーズン3では、オリジナルストーリーならではの先が読めない展開や新たな“げぇむ”を、最新のVFX技術と大規模セットを組み合わせて表現。映像のスケール感はこれまでのシリーズを凌駕し、まさに「今際の国」の世界が進化を遂げている。
今回解禁されたスペシャルメイキング映像では、その裏側に迫る撮影現場を収録。冒頭では、先日のグローバルファンイベントでも主演の山﨑が「特別な方法で撮影した」と語っていた東京が濁流に呑まれるクライマックスシーンのセットが映し出される。プロデューサーを務める森井輝が映画『海猿』で得たノウハウが最大限に活かされている。大きなプールと太い滑り台を作り、そこにドラム缶で水を落として水のうねりを作る。並行して造波プールで使われる機械をプールに入れて荒波を起こした。役者たちは太いホースで放流された水の中で、踏ん張りながら演技をしているので、肉体への負担は非常に大きいものだった。大量の水を使い、プールのように設えた特設セットの中で、山﨑と土屋が激しい水流と波に抗いながら撮影に挑む姿は圧巻で、さらにVFXが融合することで、まさに息を呑む映像へと完成していく過程が描かれる。
さらに、“げぇむ”「暴走でんしゃ」の撮影風景も公開。「暴走でんしゃ」は撮影スタジオの中に、車両を丸々一両と、その前の車両と後ろの車両を三分の一ずつ製造した。1号車のシーンを撮影して2号車に移動したら、役者たちは再び後方から車両に入ってきて2号車のシーンを撮影し……を繰り返していった。走行中の揺れは、車両の下にバネを設置し、スタッフが力をかけることで表現されている。アリスとウサギが離れた車両から必死に手を伸ばすシーンは、キャストの演技とセット美術の力で迫力あるシーンを生み出し、観る者を強烈に引き込む名場面となった。
また本作で精神的に最も追い詰められる“げぇむ”として描かれるのが「ミライすごろく」だ。作品の中に登場する25部屋(マス)を全て同じ部屋で撮影している。その部屋は6面がLEDパネルになっている。そこを役者たちが出たり入ったりしながら演技をし、シーンを積み重ねていくという地道な撮影が1ヶ月続いた。背景に映し出される都会の街並みと、そこで演じるキャストらの姿はスタジオ撮影とは思えないほど自然に馴染みつつも、どこか異質で、その特異な雰囲気が「今際の国」ならではの世界観を形作っている。
併せて、撮影現場でのオフショットが公開された。劇中では極限状態に追い込まれる緊迫したシーンが多いが、今回公開された写真では、主演の山﨑や土屋をはじめとするキャストたちの笑顔でリラックスした表情が垣間見え、キャスト・スタッフが一丸となって作り上げた絆の深さを感じさせる。
シーズンを重ねるごとに進化を遂げる「今際の国」の世界。Netflixシリーズ「今際の国のアリス」シーズン3は独占配信中。世界を魅了し続けている、最先端のVFXと規格外のセットが融合した衝撃的な映像体験を本編で味わってほしい。
スペシャルメイキング映像
Netflixシリーズ『今際の国のアリス』シーズン3は2025年9月25日(木)よりNetflixにて世界独占配信
監督:佐藤信介
出演:山﨑賢人、土屋太鳳
磯村勇斗、三吉彩花、毎熊克哉、大倉孝二、須藤理彩、池内博之
玉城ティナ、醍醐虎汰朗、玄理、吉柳咲良、三河悠冴、岩永丞威、池田朱那
賀来賢人
© 麻生羽呂・小学館/ROBOT