作家・永井紗耶子原作の小説を主演:柄本佑×共演:渡辺謙で源孝志監督が映画化した『木挽町のあだ討ち』の特報映像が解禁された。
原作は、2023年に第169回直木賞・第36回山本周五郎賞をダブル受賞した傑作時代小説『木挽町のあだ討ち』。芝居小屋を舞台にした人情作品でありながら、その巧妙な展開構成が称賛され、『このミステリーがすごい! 2024年版』国内編や「ミステリが読みたい!2024年版」国内篇など、数多くのミステリー賞にランクイン。主演を務めるのは柄本佑。確かな演技と色気で視聴者を虜にする柄本が演じるのは、仇討ちに隠された真実に迫る田舎侍・加瀬総一郎。刑事コロンボを思わせるチャーミングな性格でありながら、鋭い観察眼も持ち合わせ、探偵のように事件を暴いていく。共演には渡辺謙。総一郎が訪れる芝居小屋「森田座」の中心人物であり、仇討ちを成し遂げたその裏で密かに謀略を巡らせていた黒幕の立作者・篠田金治を重厚かつミステリアスに演じている。監督・脚本は源孝志が務める。
時は江戸時代、とある芝居小屋のすぐそばで、美しい若衆による仇討ちが成し遂げられた―。今回解禁された特報映像では、「一年半前、そこで仇討ちがあったとか。」という総一郎の台詞と共に、雪が舞う中で艶やかな真紅の着物で傘を差し佇む何者かの後ろ姿が映し出されます。続いて何かを斬りつけるような効果音と共に、返り血を浴びながら生首を手にした白装束の男が――。物語の発端となる“仇討ち”を示唆する衝撃的なカットで幕を開ける。
そこから典雅な音楽が乗ると、柄本演じる加瀬総一郎と、渡辺演じる篠田金治による、仇討ちの真相を巡る濃密な掛け合いがテンポよく展開されます。「有り得ないんです。」「騙されてくれていりゃよかったのに…。」などの意味深な台詞とともに、飄々としながらも真相究明に向け鋭い眼差しを見せる加瀬と、真相を隠そうと画策する篠田の不敵な高笑いが印象深く映し出され、本作が初タッグとなる柄本と渡辺が魅せる、軽快で華麗な演技の応酬に期待が高まる映像となっている。真相を追う者と陰謀を企む者、2人の探り合いが紡ぐ先に、どのような驚愕の物語が解き明かされるのか―。
特報映像
『木挽町のあだ討ち』は2026年2月27日(金)より全国で公開
監督・脚本:源孝志
出演:柄本佑、渡辺謙
配給:東映
©2026「木挽町のあだ討ち」製作委員会